先日、“”の嵐が奈良を通過した。
母も散ってしまうのかと心配したのだが、
何の反応も示してくれなかった母が、
4日ほど前から、僅かながら瞼を震わせ始めた。
そして、ついに目を開けたのだ。
何を見ているのか、見ていないのか分からない眼は、
私が声をかけるとすぐに閉じてしまうのだが、
日に日にその反応は大きくなり、首を動かすまでにもなった。
左手・足も少しは動くのだ。
母は散らなかった。
桜の季節、花よ散らないでくれと願うばかり・・・
母も散ってしまうのかと心配したのだが、
何の反応も示してくれなかった母が、
4日ほど前から、僅かながら瞼を震わせ始めた。
そして、ついに目を開けたのだ。
何を見ているのか、見ていないのか分からない眼は、
私が声をかけるとすぐに閉じてしまうのだが、
日に日にその反応は大きくなり、首を動かすまでにもなった。
左手・足も少しは動くのだ。
母は散らなかった。
桜の季節、花よ散らないでくれと願うばかり・・・