今日のメインイベント。尼崎市吹さんの定期演奏会を聞く機会を得た。
いざ会場へ…と、開演の約50分前に到着したのだが既に…
今日も行列最後尾からの始まり
入場したところ、山台無しのベタセット。
これは1曲目にモーツァルトの交響曲第39番第1楽章を演奏するためで、以降はこんな感じにセット。王道の並び(!?)
え、携帯じゃ良く分からない?すいません…。
演奏の方は…とにかく「知らなかった音楽」を聞いてしまった感じで、いい意味でショックである。録音で聞いたことはあっても、生で聞いた感想は印象をはるかに越えていて、曲によっての音色、アーティキュレーション、ダイナミックスなど諸々の吹き分けが見事、であり、静岡の一般バンドでここまでできているのは失礼ながらどこも無いのでは?と思える程だった。
モーツァルトが「古典派」のバランスでしっかり演奏され、酒井格さんの「たなばた」も「超」模範的演奏。そして、ホルストの「惑星」から火星と木星はラディック版・元調の楽譜
http://www.masters-music.com/detail.php?r=13318
http://www.masters-music.com/detail.php?r=13319
を使用していたが…これが完璧!弦が入ったアマオケでもここまでの音が出せるか?という重厚な演奏で、正直、参りました、としか言葉が出なかった。
第2部のT.ドス作曲「SIDUS」(シダス)もスケール感溢れる演奏で素晴らしかったが、惜しらむべくは「スター・ウォーズ・メドレー」。BURDEN編曲版だったが、編曲が演奏より力不足に感じられ勿体なかった。
パート内があそこまで揃っているのは個人練習から始まる「合奏前」がしっかりしているからだろうし、演奏会という目標に向かってのベクトルが演奏者間でしっかり合っていることが非常に感じられた。今までの自分が抱いていた印象より、いい意味でギャップが大きかったことはショックだが、逆に自分はまだやれていないことが多いな、と感じさせてくれた演奏会だった。
そうそう、ホールの感想。アンコールで先日自分達も演奏した課題曲「青空と太陽」を演奏したのでTubaの音を良く聞いてみたが…舞台脇の「花道」が比較的長く、反響板も不規則な「穴」がある形状をしているせいか、全体的にサウンドがとけ込んでいて、8分音符など細かい音符の「キレ」が出づらい感じがした。が、トロンボーンやユーフォの音が客席まで飛んでいない訳ではないので、「響き」という面で周りをよく聞くことがより必要そうである。これからは音型のコントロールに注意して練習して行かないといけないかな…。(その前に県大会だろうが!)