宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

買い物中に見つけた本

2006-08-13 16:08:58 | 日記・エッセイ・コラム
 今日は昼にちょっと離れたショッピングセンターへ。自宅から5分位の元職場の隣にも結構大きなショッピングセンターがあるのだが、食品では無い品揃えで、こちらの方が妻のお気に入りなので、よく一家で出かけている。(余談だが21日以降はこの近くの道を通って通勤することになる…)

 で、妻は子供服や雑貨の品定め、息子はミスドで好物を買い込み、という中で、自分は書店で新刊を…と見ていて目に入ったのがこの本。

 手に取ってちょっと見ただけで、昔の苦労(苦笑)を思い出させてくれ、さらに読んでみると鋭い項目が。「評論家とテストドライバーでは立場の違いで評価も違うんです」

 そして、こんな一言が。「市販車はすべてを100点にまとめることはできません。どこかを良くしようと思ったら、必ず犠牲になる所が出てくるのです。その犠牲をいかに少なくし、より多くの人に納得してもらえる内容に仕上げたか。それを見てもらいたいと思います。」

 「本気出せば」なんて軽々しく口に出す人がいかに見えていないか、良く分かる本であり、一読をお勧めしたい。自分はといえば、もちろん購入して夏休みの課題図書にした。え、読書感想文?Amazonのレビューを書く…かも…。

テストドライバーのないしょ話―クルマ作りの現場ではこんなことが行われている
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2006-08



私と入れ替わり!?

2006-08-12 12:36:01 | 日記・エッセイ・コラム
 こちらの地元紙では1面記事です!まあ、親会社同士が業務提携しているとはいえ、辛いなぁ。しかも、私が転職するタイミングというのが何ともなぁ。

名波がC大阪へレンタル移籍決定的に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060812-00000102-sph-spo

 今夜のアントラーズ戦でしばらくお別れなのかな…一緒に行く甥っ子はナナの大ファンなのでショックだろうな。


転機の夏

2006-08-11 23:37:02 | 悩み
 明日から16日までは会社の夏休みである。が、明けて4日が過ぎれば、「現在」ではなく「以前」の会社になる。21日より転職するためである。転職のきっかけは何か?と、問われれば、「ちょっとしたことの重なり」だが、一番の理由は仕事の守備範囲のあいまいさにある。

 元々は前職が不本意な形で「終了」し、失業・休職生活の中で、現在の会社からの営業技術職としての募集に応募して採用された訳だが、試用期間の終了と共に協組卸部門に転属になり、前任者のトラブルによる配転で急遽担当区域を持たされる事になった。その一方で会社の体制の変化で、現場でのクレーム、修理対応へ本社から担当が来ることが減り結果として、売らなくてはいけない時に直さざるを得ない、という状況が何度も起こってしまった。特に自分の場合は前任者が以前から中途半端に手出しをし続けていたため、その後任なら呼べば来る、といった風潮の中で仕事をする羽目になっていた。結果、売り手と技術屋の境界が引けないままの毎日が繰り返され、小さなトラブルが重ねられ、それは仕事に対する疑問へと変化していった。

 決して今の仕事が嫌いな訳では無い。実績もそれなりに上げている。(前任者比180%!!)しかし担当区域を持って1年が過ぎた今年の春、弥次郎兵衛のような状態で仕事を続けることは自分を欺いていることになるな、と思い始めていた。

 そんな中で迎えた誕生日、何気なく読んでいた新聞の片隅に載った募集広告中に、10年前に当時勤めていた会社での業務で提携をお願いしたことがある会社の名前を見つけた。懐かしいな、と思いつつ中身を読んでみると業務は「開発設計(機械) CAD操作経験者」。勤務地は自宅から少々距離はあるが1時間以内で通うことが可能な浜松市内。設計業務から5年離れているから厳しいかな?と思いつつ応募したところ…幸運にも採用、と相成った。

 ずっと気に掛けてくださった上司に切り出すのは苦しかった。2度に渡って慰留され、当初希望した7月20日は困難になってしまった。しかしながら、少々方便は入れたが自分がこれまで積んできた技術者としての想い、を理解して頂き8月20日付での退職に落ち着いた。

 が…最後の19日、20日は裾野で展示会。18日の準備から泊まりなのだが、引継はどうなるのか?しかも、明けて21日は新しい会社の大阪本社へ9時30分に出社して入社手続と関係部門挨拶。終了後はなんと!東京へ移動して1泊。そして、22日は東京本社へ9時出社で役員挨拶…ということで心配は山積み!夏休みはしっかり休んでおかないと、明けて大変なことになることは明白である。

 一生のうちでも最も「熱い」夏はまだまだこれから、である。


能力

2006-08-02 23:35:31 | 悩み
 今日は修善寺に修理機を届け、御殿場で新規のお客様との商談、というハードスケジュールだった。しかしながら、2時間をかけ、機械が圃場までの道を通ることができるかをお客様と一緒に検証しながら見事商談成立!しかも、先月来場頂いた展示会の時に見積もりを出した機械から2グレード上の機械での成約、となったので非常に嬉しい限りである。

 そんな中、昼前から何度かこのブログのレギュラー(!?)パニ親方から携帯に着信していたが、月曜日に営業所の事務員さんに悪態を突いたことに激怒している私は放置することにした。

 実は今日成約頂いた機械と同ランクの物をパニ親方は商談し続けているのだが、実に昨年秋から3度の展示会いずれでも成約に至っていない。それも仕切価格を安くしている展示用の機械を3度とも同じ方に商談しているのに、である。(余談だが、3度目は勝手に仕切率を下げて失敗している。あんた何様!!)

 どんなに偉そうにしても、所詮パニ親方は私の年間売上げの1/60しか寄与していないし、他メーカーを含めても昨年はトラクターを1台、田植機を2台しか売ることができなかった人間である。1/60というと、ミニカーのトミカを思い出す。車1台に対するトミカ1台。それが実際の能力とは。人間、社会人生活の最後になって一人にされ、実力を晒されることの惨めさを改めて感じた一日だった。

 つくづくこういう人間にならぬよう、心がけたいものである。

 明日は名古屋の本社で部の会議。そして、20日付での退職に関しての手続きの一日となる。暑く、長い一日だろう。