宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

名門の鞍替え

2006-12-14 21:02:11 | 日記・エッセイ・コラム
<東芝>東芝イーエムアイ株を売却 音楽・映像から撤退へ
(毎日新聞 - 12月14日 10:50)

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=131066&media_id=2

 吹奏楽をやっている身からすると、東芝EMIは多くの音源を持っているので、ちょっと気になるニュースである。

 と、いうのもEMIは吹奏楽のCDシリーズを何度か出しているが、旧音源を使って統一性が無い編集をすることが度々で、クラシックやジャズの廉価盤をはじめとする再販でも、ユニバーサルやソニーはオリジナルの構成を重視して再販するのに、EMIはなぜ?というくらい編集してしまうことが多い。

 この機会にもう一度貴重な音源の棚卸をして、オリジナルの構成を重視したすばらしいラインナップ(もちろん安価で)を展開することを期待したい。

 そうそう、完全に英EMIの日本法人になるなら、ニッパー犬の扱いはどうなるんでしょうな?


本番放棄!

2006-12-13 23:50:40 | ニュース
ヤジに怒った主演歌手、ミラノ「スカラ座」を途中退場
12月12日14時43分 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061212-00000506-yom-ent

 こんなことがあったとは…。以前見たレナード・バーンスタインのドキュメンタリー
バーンスタイン:《ウェスト・サイド・ストーリー》メイキング・オブ・レコーディングバーンスタイン:《ウェスト・サイド・ストーリー》メイキング・オブ・レコーディング
価格:¥ 5,040(税込)
発売日:2005-09-21

で、ウェスト・サイド・ストーリーの自作自演盤をレコーディングしている時に、メイン・キャストのホセ・カレーラス(いわゆる3大テノールのお一人ですね)と表現をめぐって対立し、その日のレコーディングが延長できないとマネージャーから伝えられたことにカレーラスが怒ってスタジオから出て行ってしまうシーンがあったが、まさか本番中、それもヤジが原因とは…。

 ジーパンを穿いた代役の方は何とも辛かっただろうな…。


長きもの!?

2006-12-04 21:26:44 | まち歩き
 長ければ…というものでもないと思いますが、この手の挑戦はよくありますよね。

雑記帳 50メートルのロールケーキ作りに挑戦 長崎
(毎日新聞) - 12月4日10時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061204-00000012-maip-soci


 私は6月18日の日記に登場した静岡名物、藤栄堂
http://www.roll-cake.com/
の50cmロール100倍と考えただけででお腹いっぱいです。


掃討作戦と雑感

2006-12-02 22:12:47 | うんちく・小ネタ
 今日は午前中の天気が良かったので、先々週に引き続き家の横を流れる小川の土手との間に生えている雑草取りに勤しむことにした。

 今、群生しているのは写真の草。
Bidens_1
いわゆる「ひっつき草」だが、先々週、一通り抜いていたのにまたまた増えて来てしまった。しかし、今のうちならまだ種が出ていないので一気に抜いてしまうことにし、30分ほど黙々と草を抜き続けると黄色い花は視界から無くなった。これでしばらくは散歩で土手に出る時に種がひっつくことは無いし、これだけ抜いておけば、次にどれだけ生えるかの傾向も見ることができそうである。

 ちなみに、調べたところ「ひっつき草」ではなく、こんな風にちゃんとした名前があるそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/センダングサ

 先週30日は映画監督の実相寺昭雄さん(29日)、作曲家の宮内国郎さん(27日)と自分が子どもの頃から素晴らしい作品を残して下さったお二人の訃報がたて続けに伝えられた。実相寺さんというと、映画や特撮ドラマの印象が強いが、クラシックにも造詣が深く、小澤征爾さん/新日フィル公演での演出も手がけられてきた。 もう、「次」を見ることができないのは本当に残念である。宮内さんのウルトラQ、ウルトラマン、快獣ブースカの音楽は、今聞いても何が始まるんだろう、という好奇心をかきたててくれる。それにしても、お二人ともウルトラシリーズで才を発揮されていた頃は30代前半。自分より10歳くらい若かったとは。今の自分達は後に残る仕事をしているのだろうか。訃報と昨今のニュースを照らしながら、非常に疑問に感じている。

 お二人とも幼かった自分に「夢」を与えてくださり、本当にありがとうございました。 心からご冥福をお祈りします。

 さて、J1最終戦。レッズファンの皆さん、優勝おめでとうございます。以上。じゃなくて、ジュビロはアントラーズに完封負けで結局5位。もっとも先週のダービーも勝ったとはいえ試合内容では完全にエスパルスに分があったので、一時的な4位だったと言われても仕方がない。しかしながら後半戦を見ると両県勢とも若手の活躍が目立っているので、来年は久々に優勝戦線で戦ってもらいたいものである。


そりすべり

2006-12-01 12:44:00 | 日記・エッセイ・コラム
 「今日から12月、12月といえばクリスマスケーキ…」今を去ること22年前の今日、自分が所属していた大学の吹奏楽団 第5回定期演奏会でMCがこう語り、「せり」から上がってきた大黒様もといサンタクロースに扮した指揮者の棒で演奏したのがこの曲、ルロイ・アンダーソンの「そりすべり」である。

 それ以来、久しく演奏していなかったが、自分の楽隊で16日(土)の依頼演奏にて演奏することになり、練習を重ねている。そして楽譜を眺めてみると…実に奥が深い。たった3分足らずの曲なのに常に音の出し方に気を使わないといけないし、テンポはキープ、和音もシビア。何度もアンダーソンの曲を演奏してきたが、共通している小曲なのに大曲、とでも言うべき構成の妙と基本に忠実な音作りの難しさを毎回感じている。

 どうも日本のクラシック愛好家はアンダーソンを軽視しているようだが、奏者の立場からするとチャレンジしがいのある作曲家である。2008年は生誕100年。より多くの方に年末の「そりすべり」だけでなく、多くの作品に触れていただきたいものである。

アンダーソンをよく聞いてみたい、という方はこちらをどうぞ。


コレクションコレクション
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トランペット吹きの休日 ~ルロイ・アンダーソン名曲集トランペット吹きの休日 ~ルロイ・アンダーソン名曲集
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