テレビドラマのうけおいですが以前に大河ドラマ「篤姫」に登場した勝海舟が薩摩藩士に向かって「人は力で動かすものではなく心で動かすものだ」と言ったフレーズが今も心に残っています。まあ、これはテレビドラマですからかなりの創作によるものですが、勝海舟の行動には興味を引きます。
幕末当時の薩長は武力によって倒幕を目指しました。倒れる幕府側にいた勝海舟は薩長と武力ではなく対話で交渉して敵方である薩長の人々の心を動かします。これが勝海舟の言う「すべて敵がいい」と言いながらすべてを人として心を動かしていくやり方なのでしょう。
現代はまた力というか金の力、システムの力で人を動かしているように感じます。人の心を信じ心の通じ合う社会にしていきたいものです。