グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

自民党の経済団体に対する賃上げ要請に思う

2014年02月18日 | 日記

自民党が企業の賃上げについて各経済団体への協力要請を始めた。

普段から付合いのある財界以外にも個別業界団体や地方にまで足を伸ばしキメ細かくフォローしていくようだ。

賃上げのウェーブが大企業から中小企業へ、大都市圏から地方圏へと自然発生的に伝搬していくのが理想だがなかなかそうはいかない。

ということで今回のように党幹部・関係者の全国行脚が始まったわけだが果たして成果は如何に?

例え即答が得られなくとも膝をつき合わせたコミュニケーションを通して賃上げ条件の具体的なすり合わせができれば相応の効果があるのかもしれない。

ただ4月に消費税が8%に引き上げられ、来年には再引上げが待っているのでそれに間に合わせようとすればその後のスケジュールは結構忙しい・・・。

話は若干逸れるが先日経済相が何かの席で「賃上げを行った企業は公表したい」と発言していた。

学校の先生が生徒たちに「お手本になるお習字は廊下の掲示板に貼り出してあげま〜す。」と言っているようで相変わらずの撒き餌戦術に思わず笑ってしまったがただ今春の賃上げの波及がアベノミクス成否のカギを握っている事は疑いない。

まさに安倍政権最初の正念場だと思う。