21日に公表された観光白書19年版によれば訪日外国客の存在感が地方で大きく伸びているとのことだ。
察するところこれはリピータ比率の向上がその背景にあるのではないか。
最初の訪日時には東京など3大都市圏のみに留まったが2度目以降になれば今度は別の地域に行きたいと思うのはごく当たり前の心情である。
「前回は浅草寺や東京スカイツリーに行ったが今度は金沢の兼六園や日光の東照宮に行ってみたい」と言った具合である。
リピータ比率が高まれば高まるほど地方のウェートが高まるのは自然の理に適っているといっていいだろう。
インバウンド需要の変容にはもう一つ、モノ消費からコト消費という側面がある。
初めてインバウンド需要が押し寄せた数年前には「爆買い」という言葉が流行語になった。
しかしネット通販が普及した今、いくら日本製が優秀だからといって電気釜など大きな荷物を抱えて帰路につくこともない。
折角多額の旅行費用を使うのだったら日本でしか体験できないことをやった方が自然である。
ところで昨日だったか、百貨店協会が2か月連続で昨年度の販売実績割れを報じていたがこれも訪日客のモノ消費からコト消費へのシフトが影響しているのかもしれない。
百貨店協会には申し訳ないが訪日客の「爆買い」などはあまりアテにしない方がいい。
リストラの妨げになるだけだろう。
察するところこれはリピータ比率の向上がその背景にあるのではないか。
最初の訪日時には東京など3大都市圏のみに留まったが2度目以降になれば今度は別の地域に行きたいと思うのはごく当たり前の心情である。
「前回は浅草寺や東京スカイツリーに行ったが今度は金沢の兼六園や日光の東照宮に行ってみたい」と言った具合である。
リピータ比率が高まれば高まるほど地方のウェートが高まるのは自然の理に適っているといっていいだろう。
インバウンド需要の変容にはもう一つ、モノ消費からコト消費という側面がある。
初めてインバウンド需要が押し寄せた数年前には「爆買い」という言葉が流行語になった。
しかしネット通販が普及した今、いくら日本製が優秀だからといって電気釜など大きな荷物を抱えて帰路につくこともない。
折角多額の旅行費用を使うのだったら日本でしか体験できないことをやった方が自然である。
ところで昨日だったか、百貨店協会が2か月連続で昨年度の販売実績割れを報じていたがこれも訪日客のモノ消費からコト消費へのシフトが影響しているのかもしれない。
百貨店協会には申し訳ないが訪日客の「爆買い」などはあまりアテにしない方がいい。
リストラの妨げになるだけだろう。