演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

09/11/26 第7回 二木会寄席(お江戸両国亭)

2009-11-26 | 講談会・落語会
一龍斎貞鏡…『山内一豊の妻 -出世の馬揃い-』

古今亭ちよりん…『出来心(まぬけ泥)』

一龍斎貞山…『柳田格之進 -柳田の堪忍袋-』

古今亭菊千代…『小言念仏』


『二木会』・・・「にもくかい」と読むそうで、異業種交流会のイベントに行って来ました!
異業種交流会と言っても一般の人も参加できるので、会場は会員、一般を含めてほぼ満席。
両国亭は会場後方にチラシ置き場があるのですが、そのすぐ前まで椅子が置かれていたのでかなりの客数です。

貞鏡さん
やや緊張の面持ちで登場した貞鏡さん
今年6月の凌鶴さんの会以来、久々に聴く『出世の馬揃い』
今回も、「馬喰とのやり取り」や「信長ご自慢の家臣の面々」あたりは省略し、一豊と千代の会話に重きを置いた構成でしたが、貞鏡さんの“千代”が本当に「内助の功」を映し出しているようで、わずか10分少々の高座でしたが大満足です!

ちよりんさん
一度は拝見したいと思っていたちよりんさんの高座姿を拝見することができました!
親分の貫禄と言う面よりもマヌケな泥棒の描き方が楽しく、やや堅い雰囲気の客席を汗を拭きつつの熱演で温めました!

貞山先生
講談・落語を通じて初めて聴く『柳田格之進』。
冬場の話ということで、なかなか定席で聴く機会に恵まれませんでしたが、貞山先生は、
「これから年末年始にかけてやる機会が多いので、ちょっと練習を…」
と笑わせて本題へ。
武士の情、主従の情、親子の情を余すところなく聴かせて下さいました!

菊千代師匠
こちらもかねてから高座を拝見したかった師匠。
芸協主体に寄席に行っている当方にとって、落協の師匠方の高座は新鮮に映ります。
『小言念仏』は女流師匠らしく“姑と嫁”という設定。
“ゴルフ”“紙おむつ”“ゲートボール”という現代的なクスグリが入り、本当に菊千代師匠が「お姑さん」に見えて来る、斬新な高座を堪能させていただきました!

終演後は一般入場客も参加できる打ち上げに参加。
両国亭の後に『日本橋亭 両国店』という頭がこんがらがりそうなお店でしたが、世話人の方々のご配慮で楽しいお酒を頂戴させていただきました!!