今年、「沢村賞」は該当者なしとなった。先発完投の速球投手を称える特別な賞である。下に受賞者を載せておく。
なるほど剛腕揃いだ。しかし最近の投球数議論や分業の時代に、完投するのは至難の事となっている。
時代の変化に対応するべきという議論もあるのだろうが、権威を守る為決して譲れないものがある。
大相撲の大関や横綱の昇進条件もデジタルで言い表せない曖昧さがある。関脇三場所で合計30勝~33勝を目途に大関に推挙している。
横綱は、直近二場所で優勝か準優勝を強いている。しかし年齢や相撲内容も加味して判断しているようだ。以前は外国人力士への差別疑惑が噂されたりしたが、
最近はモンゴル勢の横綱が続き、むしろ心技体の内、心(行儀)の部分が問題視されている。
また、国民栄誉賞など特別な「賞」には、政治的な判断も噂されつつそのあいまいさが故に権威を保っている。
ノーベル賞もそうではないか? 長い時間を経て、いつの間にか時代に沿うように変化する。それで良いのだろう?
不易流行! 我々は、変化を求めつつ、決して変えてはいけない不変なものも大切にしなければならない。
今日は「即位の儀」。皇室こそ伝統の象徴でありながら、時代と共に変化をして、そして生き残って来たのだ。
テレビの前で、正座して拝見しようではないか。
年度 | 選 手 | チーム | 勝敗 | 防御率 |
2019 |
該当者なし |
2018 |
菅野 智之 |
巨 人 |
15-8 |
2.14 |
2017 |
菅野 智之 |
巨 人 |
17-5 |
1.59 |
2016 |
ジョンソン |
広 島 |
15-7 |
2.15 |
2015 |
前田 健太 |
広 島 |
15-8 |
2.09 |
2014 |
金子 千尋 |
オリックス |
16-5 |
1.98 |
2013 |
田中 将大 |
楽 天 |
24-0 |
1.27 |
2012 |
摂津 正 |
ソフトバンク |
17-5 |
1.91 |
2011 |
田中 将大 |
楽 天 |
19-5 |
1.27 |
2010 |
前田 健太 |
広 島 |
15-8 |
2.21 |
2009 |
涌井 秀章 |
西 武 |
16-6 |
2.30 |
2008 |
岩隈 久志 |
楽 天 |
21-4 |
1.87 |
2007 |
ダルビッシュ有 |
日本ハム |
15-5 |
1.82 |
2006 |
斉藤 和巳 |
ソフトバンク |
18-5 |
1.75 |
2005 |
杉内 俊哉 |
ソフトバンク |
18-4 |
2.11 |
2004 |
川上 憲伸 |
中 日 |
17-7 |
3.32 |
2003 |
斉藤 和巳 |
ダイエー |
20-3 |
2.83 |
井川 慶 |
阪 神 |
20-5 |
2.80 |
2002 |
上原 浩治 |
巨 人 |
17-5 |
2.60 |
2001 |
松坂 大輔 |
西 武 |
15-15 |
3.60 |
2000 |
該当者なし |
1999 |
上原 浩治 |
巨 人 |
20-4 |
2.09 |
1998 |
川崎憲次郎 |
ヤクルト |
17-10 |
3.04 |
1997 |
西口 文也 |
西 武 |
15-5 |
3.12 |
1996 |
斎藤 雅樹 |
巨 人 |
16-4 |
2.36 |
1995 |
斎藤 雅樹 |
巨 人 |
18-10 |
2.70 |
1994 |
山本 昌広 |
中 日 |
19-8 |
3.49 |
1993 |
今中 慎二 |
中 日 |
17-7 |
2.20 |
1992 |
石井 丈裕 |
西 武 |
15-3 |
1.94 |
1991 |
佐々岡真司 |
広 島 |
17-9 |
2.44 |
1990 |
野茂 英雄 |
近 鉄 |
18-8 |
2.91 |
1989 |
斎藤 雅樹 |
巨 人 |
20-7 |
1.62 |
1988 |
大野 豊 |
広 島 |
13-7 |
1.70 |
1987 |
桑田 真澄 |
巨 人 |
15-6 |
2.17 |
1986 |
北別府 学 |
広 島 |
18-4 |
2.43
|