男と女が分かれる事で発生する殺人事件は、太古の昔からあり珍しい事件ではありません。
埼玉県の桶川市で発生したストーカー殺人事件で(1999/10)、翌年に「ストーカー規制法」が出来て、今までに不備な点を何度か改正されています。
その効果が効いている場合も多いのですが、どうしても一部は漏れてしまいます。
今回の博多の事件と言い、桶川の事件と言い、他のストーカー事件も含め、恐怖を与えたのちに殺している残忍極まりない事件です。
しかし、結論から言うと、この種の事件は無くならないし、防げない。
犯人は一番に疑われる人間で、その事を分かった上で実行するのですから、それこそ自費で警護を雇うしかない。
お勧めは出来ませんが、昔は暴力団に頼む人も存在し、暴力にはそれを超える暴力で挑み、その効果は高いのです。
ストーカー被害を警察に言うと、警察は段階的に対処します。
男と女の事ですから、最初から一方の話だけを採用して、その望み通りの対処をするのは間違いも起りますから。
ですから現実的には犯罪が発生してから「こぉ~していれば」と言う内容には無理があり現実的ではありません。
警察からの圧力でストーカー行為が収まるのが殆どですが、一年に1万人以上の対象者があり、その中には警察が介入してきたことで、より一層憎しみを持つ人間も存在します。
相手の女性は大した被害を受けていないのに、自分だけが一方的に攻め立てられて全面降伏をさせられている様な気持ちになるのでしょう。
また、元々気が短く自制心のかけらもない人間も存在するし、それを親が躾ける環境にない人も多く存在します。
他人の目線が自分に向けられていると感じただけで、殴りかかる人間も存在します。
そういう連中からの被害を防ぐ方法はかなり難しく、運が悪かったとしか言いようがない。
最近の様にSNSなどで知っているだけで、一方的な思いからの犯行も、そういう連中と同じで防ぐ方法はない。
ただ、付き合った相手からの被害は、まず付き合いの始まる前にある程度判別は出来ます。
もし付き合ってしまってから別れたいと思ったら、まず自分で相手と話し合う時間を持つべきです。
嫌かも知れないが、そこは自分も付き合った相手として責任が有ります。
相手と話もせずに、いきなり警察に盾になってもらうのは、相手の怒りを余計に買う事になる可能性が高い。
これといった効果的な方法は無く、この程度しかないと言う話で、繰り返しになりますがストーカー殺人を防ぐ方法は有りません。
確率的に失うものが大きい男は、こう言う無茶はしない確率が高いです。あくまでも確率です。
これは地位や財産だけじゃなく、家族や自分自身など本人が大事に思っている事。
この博多の事件の様なことが発生する前には「予兆」が有ったりします。
それはストーカーから何等かな方法で接触していたのがビタッと止まった時です。
接触が無くなった理由は全てで同じで、ある種の「潜伏期間」なのです。
その期間にストーカーの不満が膨れ上がっているのです。
接触を止め、復讐に変換する時期です。
ですから相手からの接触が無くなってから1ヶ月~半年くらいは、最も危険な時期で用心しなくちゃならない時期です。
接触が無くなり安心する時期ではありません。