国会議員やテレビのキャスターなど有名な人の話しで「差別」の話になると、絶対的に差別されている側の立場からの意見が正しいと主張します。
それは人種差別から始まり、男女差別や貧富の差別と、その項目は多岐にわたります。
長年の歴史の中で生まれた慣習で、人が正当な理由もなく区別する事を差別として批判するのは正しいと思いますが。。
敗戦により、ある日突然、日本に持ち込まれた西洋文化。
確かに科学はヨーロッパやアメリカの方が進んでいたのは事実でしょう。
しかし、その国が持つ独特の文化を進んでいるとか遅れていると言う感覚は正しいのでしょうか?
新しい製品などから生まれた文化は、自然と受け入れますが。
日本は敗戦より強制的に日常の文化や昔から継続している文化を否定される部分が多かった。
それらは「時代遅れ」・「不平等」・「独裁主義」などの言葉に置き換えられて否定されてきました。
その文化の違いが顕著に表れた1つが「コロナ対策」でした。
今年は日本で先進七か国会議が行われますが、日本以外の六か国と比べてもマスクや行動規制は違っていました。
私はそれで良かったと思っているし、他国で実施したロックダウンなど強い規制は日本に必要なかった。
そして今は、、、LGBT(Q)問題が大きく取り上げられています。
正直なところな所、、、これって何?って感じです。
性的少数者を差別してはいけないと主張しているかと思えば、それが社会の雇用の世界にも影響していると言ったり、
同性婚を認めろと言ったり、両性愛者も社会的に認めろと言ったり、結婚後の姓を別々に名乗らせと言ったり、その範囲が広すぎて分かりりにくい。
何もかもが一緒になっていて、それを言われた方は、、、
心の中で「これは認めるけど、あれはどうもなぁ~」となったりするし、
政治家や著名人も項目によっては賛否が違うはず。
なのに、どれか一つでも否定すると、全てを否定している様に取られ、人間でないような批判を浴びてしまう。
政治家も「先進七か国の中で、日本だけが・・・」と、「遅れている」・「間違っている」と批判します。
その「先進七か国」ですが、、、(ロシアが参加していた時は八か国だった)
ヨーロッパとアメリカ、それと日本です。
つまり、キリスト教で白人の国々と日本なのです。(アメリカはイタリア人を白人と認めていない)
有色人種で、アジア人で、仏教で、、、丸ごとこの文化を取り入れているのは日本だけ。
その上にイギリスやアメリカには「白人至上主義」が一部の人達とは言え残っているのに・・・
人の数にしても全てを合わせても、インド人や中国人より少ない人数です。
石油の国の中東にしても、後進国と言われるアフリカや南米にしても、日本で言う西洋文化を受け入れているのは、その国に必要とされた一部だけです。
人数も生活している地域も圧倒的に小さいのが「先進国」と言ってる国々です。
つまり地球全体的に見ると、極一部の人達なのです。
西洋の文化が正しく、それと異なる国の文化は間違っている。
こんな定義が日本には存在しています。。。。これで本当に良いのでしようか?
人は人として個人を大切にする気持ちは大事で、それは個々が違うからこそ大事にすべきで、同じなら意味がない。
文化はゆっくりと浸透してこそ、その国の人々の文化となるのであって、戦後に強制的に押し付けられた文化を白人社会の顔色をうかがいながら浸透さそうとするのはいかがなものか?
国民が肌感覚で受け入れた文化は抵抗感がない。
しかし、政治家や軍や運動家に押し付けられた文化は、必ず拒絶反応が出てしまう。
その押しつけが強ければ強いほど、拒絶反応も強くなるのは人が持つ自然な感覚です。
性的少数者に対する文化の変更は、一度深呼吸する時間が欲しい。