地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

一円の銀貨と紙幣

2023-02-28 11:43:31 | 日記

親父が使っていたちっちゃな金庫の中に、古いお金が少しありました。

その事は親父が亡くなって間もなく知ったのですが、どれもこれも価値は低く、そのままにしていました。

 

一度はもしかして、、、と思い。 ネットで検索してみたけど、どうも価格に差があり分かりにくい。

結局はそのままに・・・

 

最近、古銭に詳しい人に会う事があり、一番価値のありそうな一円銀貨と一円紙幣を確認してもらった。

以前のネット調べでは

一円紙幣の方はネットでは千円から数千円

一円銀貨は6千円から10万円くらいまで幅が有った。

この10万円が気になりますよねぇ~

 

その詳しい人は一円銀貨を持って、小さな拡大レンズで覗いていた。

その間、こっちは期待でドキドキしていました。

一円銀貨を目から離し、彼の口が開いた。

「これニセモノ」

「ネットで『ニセモノの一円銀貨』で検索した?」と言われた。

そんな事する分けはない、ニセモノなんて全く頭に思い浮かばなかった。

彼の言うには、台湾や中国で作られて、日本にかなり持ち込まれているらしい。

本物はプレス加工なので、飾りや細かい所でも彫りがしっかりしている。

ニセモノは本物で型をとり、それに銀や合金を流し込む鋳造なので、全てがぼんやりしている。

本物と偽物を並べて比べれば簡単に分かるが、ニセモノだけだと素人には分りにくいらしい。

「重さが正しいので、素材は銀だろう」と、慰めなのか何なのか解らないコメント付だった。

ネット上でも本物と偽物の両方が売り買いされているので、値段に大きな差があるとも言っていた。

そして「これは通貨じゃないので、持っていても法律違反じゃない」と

ただ、ニセモノと知って売れば問題はあると。

そんな事はどうでもいいし、分かってるわって感じです

 

じゃあ、一円紙幣の方は?・・と尋ねると

「状態が悪いから価値はない。紙幣の方は通貨なので、銀行に行けば一円硬貨と交換してくれる。」と

心の奥底で少し期待していた自分に腹が立ってきた。

そして、、、何もしたくない一日になりました。