南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

市立図書館一番乗りへの道のり

2008-01-08 10:27:53 | Weblog
長崎市に待望の図書館がやっと完成オープンした。
今までは近くに県立図書館があったもんだから「それで間に合わせちょけ」くらいの感覚で長崎市には作らなかったのか定かではないが、県庁所在地の市に図書館がなかったというのは恥ずかしいような事実である。
1月5日の午後1時にオープンというから30分早く図書館の専用駐車場に到着したら1時からしか入れてくれないというので入り口で待つことにした。
そしたらここで待たれては交通の妨げになるから移動して1時に来るように係員に指示されたので仕方なく図書館の周りを1周して入り口にやってきたら当然同じ事をまた言われた。 
そしてまた1周して戻りゲートのところで先ほどの係員が近づいてきたのでとっさに鳴ってもいない携帯を取り出して電話に出るふりをして田舎芝居を試みた。
電話中の僕にはさすがの係員も声をかけにくく、と言うか必死で口パクで喋りまくる僕が話しかけるスキを与えなかったのである。
そうこうしていたら僕の後ろには入館を待ちわびる車の長蛇が出来ていた。 
こうなれば数の原理による圧力で係員もゲートに戻って行った。 
そして午後1時と同時に駐車場に第一号として入ることができた
無事車を地下駐車場に停めて1階のロビーに階段を駆け上がって行ったら、そこには誰もいないではないか。
何故?1時オープンじゃないの?
すると玄関では、オープンセレモニーの市長の話が時間内に終わらずに開館が遅れてしまっていたのである。 
なんだか不思議な優越感に浸りながら図書館カウンターへ行き、貸し出しカードの登録を済ませた。
当然1番の登録になった。
たいしたことじゃないかもしれないが正月早々なんだかツイてたな。
それから数分後には図書館内は来場者の波が怒涛の様に流れ込んできたのである。

よくニュースなんかでいろんな施設のオープンする時に必ず1番乗りする人を見かけることがあるが、今日もそんな人はたぶんいたのかもしれない。 
でもまぎれもなく長崎市立図書館に一番乗りしたのは僕だったのだ。