家電メーカーの松下電器産業の『ナショナル』という名前がついに消えてしまうらしい。
ナショナルや東芝といったら生まれて初めて洗濯機や冷蔵庫を僕に教えてくれた電器屋さんだった。
それぞれ「明るいナショナル、明るいナショナル・・・」「ひかーる、ひかる東芝・・・」とどんな子供でも毎日のように口ずさんでいた。
特にナショナルは松下電器が単独スポンサーとして「ナショナルキッド」というヒーローものをテレビで放送していた。
当時の幼稚園児だった僕らには月光仮面と並んで憧れのヒーロだったのがこのナショナルキッドであった。
昔はよく単独スポンサーでテレビ番組が作られていたようで、そういった場合にはそのドラマの中やテーマソングにまでスポンサーの名前が入れられていた。
「少年忍者風の藤丸」は藤沢薬品で、テーマソングのラストの部分には「フジサワー、フジサワー、フジサワヤクヒーン♪」となっていたから僕ら子供も何のためらいもなくその部分もちゃんと歌っていた。
その最たるのがナショナルキッドだ。
だって主人公の名前がもろナショナルである。
もちろん松下電器産業の本当のマスコットはナショナル坊やで、不二家ではペコちゃん、ナショナルはナショナル坊やと店頭に並んでは皆に愛されてきたわけだ。
最近はパナ坊の出番も増えてはいたが、元祖は何と言ってもナショナル坊やだったのだ。
しかし、これも時代の波なのか今年の8月でナショナル坊やも完全に遠い思い出になってしまう。
創業者であり、経営の神様でもある松下幸之助の松下という名前も社名から完全に消え去ることになる。
日清と明星が合併することで「チャルメラおじさん」の行く末を案じたのもついこの前のことであったが、そういう風に長年親しんできたものがいつかは祇園精舎の鐘の声である。
ナショナルという名前は消えてもその昔、子供たちの心を虜にしたヒーロー、ナショナルキッドは3丁目の夕日の中ではいつまでも輝き続けるのである。
ナショナルや東芝といったら生まれて初めて洗濯機や冷蔵庫を僕に教えてくれた電器屋さんだった。
それぞれ「明るいナショナル、明るいナショナル・・・」「ひかーる、ひかる東芝・・・」とどんな子供でも毎日のように口ずさんでいた。
特にナショナルは松下電器が単独スポンサーとして「ナショナルキッド」というヒーローものをテレビで放送していた。
当時の幼稚園児だった僕らには月光仮面と並んで憧れのヒーロだったのがこのナショナルキッドであった。
昔はよく単独スポンサーでテレビ番組が作られていたようで、そういった場合にはそのドラマの中やテーマソングにまでスポンサーの名前が入れられていた。
「少年忍者風の藤丸」は藤沢薬品で、テーマソングのラストの部分には「フジサワー、フジサワー、フジサワヤクヒーン♪」となっていたから僕ら子供も何のためらいもなくその部分もちゃんと歌っていた。
その最たるのがナショナルキッドだ。
だって主人公の名前がもろナショナルである。
もちろん松下電器産業の本当のマスコットはナショナル坊やで、不二家ではペコちゃん、ナショナルはナショナル坊やと店頭に並んでは皆に愛されてきたわけだ。
最近はパナ坊の出番も増えてはいたが、元祖は何と言ってもナショナル坊やだったのだ。
しかし、これも時代の波なのか今年の8月でナショナル坊やも完全に遠い思い出になってしまう。
創業者であり、経営の神様でもある松下幸之助の松下という名前も社名から完全に消え去ることになる。
日清と明星が合併することで「チャルメラおじさん」の行く末を案じたのもついこの前のことであったが、そういう風に長年親しんできたものがいつかは祇園精舎の鐘の声である。
ナショナルという名前は消えてもその昔、子供たちの心を虜にしたヒーロー、ナショナルキッドは3丁目の夕日の中ではいつまでも輝き続けるのである。