南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

メタボ検診義務化

2008-01-19 21:39:08 | Weblog
日本国民の三大義務は労働・納税・教育そして今年からはメタボ検診が加わることになる。
そう今年の4月からついに特定検診が始まるのだ。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)いわゆるメタボと診断され、改善が見られなかったらペナルティーとして健康保険料の負担増とか大変なことになってしまう。
市町村や企業の収益にも影響するし、メタボのレッテルを貼られた人間は医療費の負担も5割や10割負担にもなりかねない。 
しかし国の医療費がここまで膨らみこのままだと破綻しかねないものね。 
4月からは一斉に「メタボ狩り」が行われ、その予備軍まで入れると2000万人とも言われる人々は、恐れおののいている、というか意外とこの事が知られていないから恐ろしい。 
ある日いきなり「お前はメタボだ!」と認定されてしまうと、どこに行こうがそのレッテルからは逃れることができない。 
今からできることはダイエットに励み、適度な運動をして、食生活を改善するしかない。
今までは「オレはどうせメタボだし」くらいで済んでいたのが済まなくなってしまうのだ。 
そうなると嬉しいのは国家的メタボ狩り景気に沸くその業界である。 
ダイエット食品、健康器具、スポーツジム、今や3兆円市場とも言われる業界にとってはこんな追い風はない。
地デジに移行して今までのテレビが見られなくなるからチューナーや新しいテレビが黙っていても売れてしまう業界に通じるものがある。 
誰が言い出しっぺでこんなのが義務化されたのだろう。
柔道の試合みたいに手をグルグル回されてあげく、指まで指されてメタボの指導を受けるとそこには指導料まで発生することになる。
横暴といえば横暴かもしれないが、国の決めたことには何びとたりとも逆らうことは出来ないのである。 
オリンピックの年でもある2008年は、記念すべき「メタボ狩り」元年の年でもあることを胴回り85cm以上脂肪肝に銘じよう。