南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

ブルークリスマス

2008-12-25 00:54:21 | Weblog
クリスマスだというのに世間では失業の嵐が吹き荒れている。
小泉、竹中がやらかした規制緩和だの構造改革だのいうとんでもない仕事のせいで、今多くの派遣社員が首を切られている。
企業も安いお金で労働者をこき使うだけ使い、税制的優遇までも受けながら史上最高の利益を上げておきながら、奴隷でも処分するかのように血も涙もなく切り捨てている。
これが世界のトヨタとかキャノンとかいう大会社のすることかとあきれてしまう。
ついこの前まで過去最高の利益とか新聞でも偉そうに発表していた金はどうしたんだろう。
内部留保と呼ばれる蓄え金は日本企業には230兆円もあるといわれる。
今回ハケン切りをする企業にはその切り捨てられる労働者が働いて貢献した何兆円という金が実はある。
株主には何百億の配当を山分けし、役員は何億という年収を取りながら、わが身を救うために奴隷どもは処分しろとトップからの一言。
そんな230兆円も蓄え金があるんなら、今こそその金を使って労働者を救えよと誰もが思っている。
こんな冷血な企業に限って社長室には『企業は人なり』なんて額が飾ってあったりする。
いい時に引退して自分はもう関係ないなんてXジャパンでも聴きながら優雅にクリスマスを過ごしている小泉氏はどういう思いで一連の報道を見ているのだろう。
世の中はホワイトクリスマスならぬ、ブルークリスマス。