人事コンサルタント養成講座 第27期の開催日程はまだ未定です。今しばらくお待ちください。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「4月からの飲食店禁煙化 宴会今後は参加6割」
・改正健康増進法施行や東京都などの受動喫煙防止条例により、2020年4月から飲食店での喫煙が大幅に制限される。
・リクルートライフスタイルの「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査で、飲食店で喫煙できることを理由に会社などの宴会に参加することをためらったことがある人の3分の2が、4月以降は参加したい意向を示している。
・飲食店を選ぶ際の喫煙環境について、これまで全体の56.9%が禁煙にこだわっているという結果が出た。性年代別に見ると女性は各年代とも6割以上が禁煙環境を求めていた。
ポイント
①飲食店を選ぶ際に禁煙を求めている人は57%。非喫煙者の67.3%が禁煙であることにこだわっている。一方で喫煙者の46%が喫煙であることにこだわっている。
また喫煙者は喫煙環境が「どちらでもよい、気にしない」と」いう回答が47%と最も多い。
②16%の人が喫煙であることを理由に会社・仕事関係の宴会・飲み会への参加をためらったことがある。
③参加をためらったことがある人の3分の2は禁煙になれば宴会・飲み会に参加意向を持つ。
(出所:2020/03/09 日経MJ)
とのことです。
飲み屋やバーへくるお客はタバコを吸う人が多い、などといった意見も良く聞きますが、私自身もバーなどへ行きますが、ざっくり見た目でいくと、タバコを吸っている人は全体の半分もいないような気もします(その日にもよるでしょうが)。2~4割程度のスモーカーの人たちが吸っているタバコの煙が店に充満しているって感じなんですよね。
プロントのバータイムで一人飲みをする女性を多く見かけますが、一人で入って利用しやすいことに加えて、きちんと分煙されているという理由もあるかと思いますね。
男性だっていまどきタバコを吸わない人は多いですから、お酒は飲みに行きたい、友人や同僚、家族と飲食を楽しみたい、と思っても、タバコがムンムンしているところに行きたくないわけで。
喉が弱いと、タバコの煙でのどがいがらっぽくなりますし、健康面もそうですが、タバコがイヤな人はおそらく臭いが付くのがいやというのも大きいと思います。髪の毛や体も臭くなりますが、お風呂に入ればまだとれます。スーツや上着などは毎日クリーニングにだすわけにもいかず、消臭スプレーなどで何とかごまかしますが、なかなか染みついたタバコの臭いが消えず、結局クリーニングに出す羽目に。
このように喫煙可能な店において、喫煙者はデメリットはありませんが、非喫煙者にとってはデメリットだらけなわけです。
店のオーナーがどうしてもタバコが大好きで、自分の店の中でタバコが吸いたいから、喫煙者だけ客として来てくれればよい、というのであればそれでも良いのでしょうが、飲食店としてお客様のために商売をするなら、分煙もしくは禁煙の方向性にすべきだろうということは間違いないと思います。
100㎡以下の個人店、中小店は経過措置があるとのことですが、顔の見える一部のスモーカー常連さんを気にしている店が多いのではないかと思います。
私なんかは「禁煙バー」があったらそっちの店の常連になりたいですけどね(笑)
一方でこんな記事もありますね。
「店外喫煙でワイン提供」
・大阪京橋の肉バル「ギャルド」は、たばこを吸うために店外に出たお客にワインを1杯提供する。サービスの名称は「詫びワイン」。
・店外でたばこを吸うという習慣になれないお客に向けたサービスで、席を立つごとにワインかソフトドリンクを1杯提供する。
(出所:2020/03/09 日経MJ)
ピンチはチャンスですね。
非喫煙者をしっかりと取り込みながら、喫煙者にもお得なサービスで店内喫煙に協力してもらうような仕掛けは良いと思います。
4月以降のお店の動向が気になりますが、その前にコロナウイルスの鎮静化、外出やイベントの自粛といった動きが解けないとですね。。。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
藤田雅三