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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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剛を制するは心なり…北斗市

2008年09月15日 14時00分17秒 | Weblog
NHK大河ドラマ「篤姫」の昨日の放送で、幕政改革を力ずくでネジ伏せようとした島津藩士、小松刀帯に勝燐太郎(勝海舟)が「剛を制するのは心である」と忠告します。
誰もが国を平和にしようと願っていますが、そこには様々な要因が加算され、疑念や誤解が憎悪となって武力化する場合があります。特に天下や権力を我がものにしようする野望、欲望が加わると、力を持って制しようと言う者が必ず出てきてしまいます。

自分や自分達だけの野望や欲望を、武力を持って奪ったら、そこには怨念と憎悪が生まれます。怨念に満ちた憎悪は、感染力の強いウイルス菌のように広がる怖れがあります。
平和主義を唱える人々は、問題解決のためには「力」で治めるのではなく「心」を持って治めると良い、ゆえに非武装こそが平和への近道なのだと説いています。
この理論には誰もが反対など出来ないのでしょう。国民の誰もが平和主義だからです。

日曜日のテレビ番組で<たかじんのそこまで言って・委員会>と言うのがあります。
昨日のパネラーには、歌手で平和運動活動家の加藤登紀子さんが出ておられました。
加藤登紀子さんやレギュラーパネラーの田嶋陽子も非暴力、非武装主義者の方々です。
「武器を持つから、武器で殺られる」つまり、丸腰で戦車の前、機関銃の前に立ち、心で訴える姿勢を示してこそ、真の平和を勝ち取れるのだと言います。

その加藤登紀子さんに他の男性パネラーが、加藤さん達が学生時代に行なった非暴力闘争において「何故こん棒を持ち歩いたのか」と問われ、絶句してしまいます。
誰も平和な生活を望んでいます。しかし、1万人にたった1人でも欲望を抑えきれない人がいないとは言い切れないのです。そのたった1人のために武装も止む無しなのでしょう。

ドラマ「篤姫」で、幕政改革のために江戸に来た島津藩主の一行が引き上げる際、生麦事件を起こします。生麦村に差し掛かった時、前からやって来たイギリス人一行に対して、藩主の行き先を塞ぐ無礼者として切り殺してしまう事件ですが島津藩主が命令した訳でもありません。イギリス人も日本の文化や仕来りを知らなかっただけなのでしょう。
島津藩主の護衛侍が、訳も解らず立ち往生する外人を敵と見定めて一太刀にしたとても不幸な事件です。被害者の外人に罪など全くなく、かと言って、早まって事件を起こした護衛侍だけを責められるでしょうか…

真の平和とは何か…
先週訪問した韓国、板門店での攻防が目に浮かびます。
誰もが戦争を回避したいと思っていて、非暴力、非武装を願って止みません。
それでも38度線の北には、いつどのようにして棍棒を振るって来るか解らない国が存在します。
この時代においても、必要最小限の武装まで放棄する事の出来ない現実があるようです。
写真は自分のカメラで韓国側から撮った板門店です。

天気に恵まれている北斗市でしたが明日は札幌へ移動を…
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