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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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エアコンって不思議な機械です…北斗市

2008年09月22日 21時52分09秒 | Weblog
赤トンボが風に乗って飛びまわる北海道は、今が一番、快適な季節だと思います。
気温22℃、湿度50%と寒くなく、暑くなく、誰もが爽やかと思える気候です。
気候だけでなく、緑の樹木を抜けてくる微風に優しさを強く感ずるのも今の風のようです。
北海道のこの時期は、暖房も、冷房も、換気も要らない自然だけの爽快さを満喫出来ます。
ところが日本全国を展開しているファース工法は、エアコン稼動が必要な温暖地で、まだまだ残暑が続いています。温暖地ではこの時期でも冷房が欠かせないのです。
寒冷地と温暖地とでは、家そのものに対する意識が大きく異なるようです。

エアコンって、何故スイッチひとつで冷たい風が出たり、温かい風が出たり、不思議な機械ですね。一般の皆さん方は、エアコンの不思議を何故って思った事があるのでしょうか。
暑くなったらエアコンの冷房スイッチをポン!…寒くなったら暖房スイッチをポン!!…
講演会で質問すると、この機械的メカニズムなどを意識する人などは皆無に等しいのです。
このエアコンの稼動メカニズムを知って貰うには、仕組み図を使用して説明しても理解して戴くには難し過ぎるようです。ところがこの稼動メカニズムの概略を知っていれば、とてもエアコンを経済的に使用する事が出来ます。

エアコンは熱を出し、冷やす機械ではなく、エアコンは熱を移動させる機械なのです。熱を出すには、火を燃やし、ヒーターを加熱します。冷やすには冷たい氷などの冷気などが必要となります。エアコンの冷房は、家屋内の熱を家屋外に運び出し、暖房は外部の熱を家屋内に運んで来る機械なのです。

エネルギー不変の法則から言えば、電気ヒーターを1kw加熱しても、1kwの熱しか取り出せません。エアコンは、1kwのエネルギーで、その2倍3倍4倍5倍もの熱を運びます。家屋内の熱を外へ運ぶのが冷房、外から内へ運ぶのが暖房です。この運ぶ効率の事をエネルギー消費効率(COP)と言います。エアコンは価格で購入するのでなくCOPの良いエアコンを選ぶべきです。また同じエアコンでもCOPの良い使用方法で使用すべきなのです。爽快な温熱環境で家屋内を経済的に保持するには、家の性能が大きく関わって参ります。

今日は、15年前、当方にエアコンのメカニズムを教えてくれた松下電器エアコン事業部の田口 章さん(写真・私の隣)と同じく営業担当の魚津吉晴さん(私の後)が来社され、研究開発室の村上次長(右後)と一緒に寒冷地用エアコンのレクチャーを受けました。
難しいメカニズムを優しく言う事がまたまた難しい…下記のオフシャルサイトで勉強を…
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