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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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チームで成り立つ工務店経営…札幌~千歳~仙台~郡山

2008年09月18日 20時43分47秒 | Weblog
工務店が行なう家づくりと言う仕事は、とても多くの人々が関わり、其々が持っている専門分野の技能、技術、情報などを活かし合って業務が成立しています。
大工さんに屋根瓦は扱えません。屋根屋さんに大工さんの仕事も出来ません。
電気工事屋さんに配管設備の施工は出来ませんし、逆もまた然りです。

中学生になりたい仕事のベストテンに大工さんが入ると言われます。自分も子供の頃には、木材に墨を付けて切り込み、カンナから飛び出す薄い鳥の羽のような薄皮と、それを建て込んで家が出来上がる様を見て憧れを感じた事を覚えています。基礎屋さん、大工さん、左官屋さん、電気屋さん、設備屋さんなど、その職種を選択する際には、様々な動機があった事なのでしょう。

自分が建築業者になる動機などは極めて単純でした。少しでも多くの報酬を得るために鉄骨トビ職となり、鉄骨建て込み業から木造の建物を作るようになり、気付いたら工務店経営を行ないながら、住宅システムの研究者となっていました。

私が開発した工法は、日本で初のオール電化専用工法としてデビューしました。自分では電気を発電する事も、断熱材を生産する事も、サッシ、換気扇を作る事など出来ません。当然、その専門的な知恵と技が不可欠で、その技能、技術を組み合わせてこそ成就します。

ところが、ものを創り上げる事は出来ても、それを人様に理解して戴き、納得してもらうには、ものづくりと異なる創造性が必要となります。多くの技術を具現化して全国展開を行なっていますが、それには電力会社、断熱材メーカー、サッシメーカー、電材メーカーなど多くの方々の専門分野での「人」と言う強力な支援があるからです。

家の気密や断熱の性能が一定以上になれば、オール電化の方が住む人に有利になります。
オール電化は決して電力会社の都合だけではありません。家づくりは、工務店と建主さん、それに建材や備品を販売する人など、関わる人々が相互に、しかも公平に利益を分け合う事が何よりも重要な要素となるのでしょう。

今日は札幌から福島県郡山に移動して、三協立山テック東北さん主催の工務店経営者セミナーで講演しました。「工務店経営こそチームワークが必須」と言う内容でした。
写真は講演後に訪問した郡山市内の総合建材店、株式会社ツボイさんの本社で撮りました。
坪井道子さんと言う美人社長です。坪井社長さんとは現状の工務店経営の背景について意見交換を行ないました。社長には「家は出来てからが始まり」の持論が理解されたよう…

明日は東京事務所に立ち寄ってから北海道の本社に帰社します。
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