毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

白鷺(シラサギ)に国境は無い…韓国ソウル~羽田空港~函館空港~北斗市

2008年09月13日 18時05分39秒 | Weblog
ゆっくりとした風に乗って白鷺(シラサギ)が優雅に北から南に飛んで来ます。
白鷺の眼下では、数キロの間隔をあけて有刺鉄線が幾重にも敷いてあります。
その真中に白い杭の境界線が打ってあり、この境界を越えるものなら有無を言わずに銃撃されると言う緊張した国境線があります。

国家正義と言う名のもので地べたに線を引き、その線を越えたら銃撃すると言うのです。
国家正義であれば理論的に論破する事を正論と言う事になるのでしょうか。つまり、正義と正論で戦争するのでしょう。一部の宗教正義では、他宗教の民族を一緒に巻き込み自害すると神になれる「聖戦」と称した自爆テロが行なわれます。
まさに正義はエゴとも解釈できます。

私達人間は、正義とは何かを今一度、問い詰める時が必要だと思います。
白鷺には正義も正論もなく、38度線の非武装国境とその周辺の武装地帯を悠々と飛び回ります。
この白鷺を撃殺したものなら動物保護団体のバッシングに合う…

国家正義のもとで戦争が始まり、自己正義のもとで喧嘩や離婚などのトラブルに発展する場合が多いようです。
正義とは自国や自己の都合なのでしょう。相手の都合、立場を考えて、その相手に配慮する事こそが正義だと思うのです。誰もが楽しく穏やかで平和に過したいのです。
それには、正義を振りかざすのでなく、そこに存在する「人」を見れば善いのでは…

三泊四日の韓国訪問でしたが、多くの人々との出会いがありました。途中で韓国が大好きで、何回も訪韓していると言う大阪市在住の女性の方と話をする機会がありました。
ハングル文字と韓国語を覚えたのは、韓国人の行動がトリッキーで面白く、韓国人をもっと知りたかったと言います。
日本人を好きだとと言う外国人がどれほどいるか興味深いものです。

人を好きなり、その人の住む国が好きなり、そして紛争をなくする事を望みたい…
韓国ツアーをアテンドしてくれた、ハローツアーの金美貞さん(写真は金浦空港で送ってくれた金さんと撮りました)や、昨日の李明淑さんは、日本人が大好きで日本人ガイドになったと言います。
金さんも、李さんも日韓における様々な歴史的な全容を知っています。

彼女達は、きっと白鷺のような寛容で純真な気持ちで日本人を見ているのでしょう。
朝食をソウルで、昼食を東京で、夕食は北海道の自宅でとる事になります。
こんな近いのに何回もパスポートを見せるはめに…シラサギはパスポートなど要りません。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

韓国に日本文化のルーツが見え隠れ…韓国水原地区~ソウル

2008年09月12日 22時40分45秒 | Weblog
茅葺屋根のルーツがインドに在った事は以前、このコラムで紹介した事があります。
現在の日本文化のルーツを辿れば、仏教の伝導に乗りつつ、インド、チベット、中国大陸、そして朝鮮半島を経て日本にやって来たように思われますが、その過程の中で国々の文化を吸収してきたのでしょう。

特に日本家屋においては、日本特有の多湿気候にフィットするような進化の仕方を伺う事が出来ます。茅葺屋根が、夏場の暑さ対応で自然冷房の役割を果たしていますが、この思想はインドだったと思われます。北上してチベット、チャイナそして朝鮮半島に来た頃は、寒さ対策としてオンドル形式の床暖房へと進化して参ります。日本に渡ってからは、真冬の乾燥を抑制して、家屋内を保熱する構造に進化します。

日本での床暖房は、近代家屋になってからボイラーでお湯を沸かして床を温める方法が一般的です。
韓国のオンドルは、家屋の床に土を盛って平らに仕上げ、その床下の盛った土の中に幾本もの空洞をつくり、外から燃やした火の炎が床下を通じて反対側の外側より煙突で排気されるようにしています。
現在、日本で使用されている給湯式や電気式の床暖房より、はるかに遠赤外線効果(熱線が人の身体に優しい)が高いと言われます。

普通の暖房は、空気を暖めます。オンドルは床自体を暖めて熱波長で人の身体を温めますが、そのクオリティーの高さは体感すれば直ぐに解り、住めば身体に善い事を実感します。
韓国には現在でも本式のオンドル床暖房にこだわっている人もいると言います。
炭火焼の焼肉は、電気式の遠赤外線ヒーターより美味しく焼き上がります。放射する熱線の種類が異なり、オンドルは、焼肉が美味しくなる熱波長と酷似していると言います。

今日は韓国のソウル郊外、水原地区に在る民族村をハローツアーのガイド、李明淑さんのエスコートで見学してきましたが、写真はその李さんと藁葺屋根家屋を撮りました。
日本の茅葺家屋とは、材料が萱から藁に変わっただけなのです。この見学した藁葺家屋にオンドル式床暖房が装備されております。

私が30年前に韓国を訪問した時は、まさに日本の最新ハイテクの力量を自慢できました。現在のソウル市内の道路に少しのゴミも無く、本当に綺麗な街づくりが為されております。そこに培った伝統的技術が根付いており、相互の国民が互いに学び合う事が必要です。
丸2日間、韓国文化を堪能出来ましたが明日は、早朝便で帰国します。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

平和の尊さを知るには…韓国板門店~ソウル

2008年09月11日 21時43分15秒 | Weblog
韓国の首都ソウルから車で一時間のところに北朝鮮との休戦ラインがあります。
休戦ラインと言う事は、韓国と北朝鮮はいまだに戦争状態で現在、その戦争を休んでいると言う事のようです。停戦、休戦、そして終戦となるのでしょうか。第二次世界大戦では、日本が連合軍に対して無条件降伏を行い完全終戦になりました。

韓国と北朝鮮は、終戦を行なうための交渉期間とも言うべきなのでしょう。
昨日、今日と韓国のテレビでは盛んに北朝鮮の金正日総統の健康状態に関するニュースが流れております。独裁政権を保持する金正日総統が重大な健康問題を抱えているとなれば、韓国の対北政策が全く異なる展開になるのでしょう。

韓国の徴兵制度は成人男子が2年間の兵役を勤め、北朝鮮は徴兵した若者に10年間の兵役が課させると言う事です。韓国の軍事費が国家予算の25%、北朝鮮は60%だそうです。
発展の目覚しい韓国でも国家予算の4分の1も軍事費に充てています。日本のように一ケタ台で済むのであれば、もっともっと素晴らしい国づくりがなされていたと思われます。

休戦ラインから北の国の山々に木々が殆どない丸坊主となっています。暖房のため伐採し、植栽などと言う数十年先、国の将来を見込んだ国づくりを伺う事が出来ません。
休戦ライン両脇にある非武装地帯に平和村と双方が協議してつくった町があります。
この町の韓国側には、韓国国旗を掲揚する60mの鉄塔を建てたら、北朝鮮側は直ぐに100mの鉄塔建てたと言います。オリンピックの国威発揚と質の異なる国威発揚なのでしょう。

この休戦ライン上に設けた南北和平の交渉施設が板門店と言う場所にあります。
今日はその板門店を見学して来ました。写真は撮影の出来る場所から撮ったものです。
建物は北朝鮮側の監視ビルで手前の白い三本の杭が国境となり、この白いライン上を双方から監視し合っているのです。同じ民族どうしが大国の都合よい押し付けによって分断されたと言える朝鮮半島の現状です。

同じ民族が戦う不幸、憎しみ合う不幸…
ゆえに両国の誰もが、民族統一言う悲願を抱きながら、果たせない現実があるようです。
平和国家の日本に住んでいれば、平和と空気は同じものと勘違いをしてしまいそうです。
今日は、緊張した国境管理の状況を目の当りにし、平和の尊さを今一度、実感できた気がます。
明日はソウル市内をレポートするつもりです。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

韓国人は日本人に畏敬の念を…北斗市~函館空港~羽田空港~金浦空港~ソウル

2008年09月10日 23時24分49秒 | Weblog
今日、韓国のホテルで日本人向けの新聞を読みました。その新聞では、福田総理の辞任を伝え、今年4月21日、東京で、李明博大統領と福田首相の日韓首脳会談の様子を書いています。李大統領は日本に留学して経済を学んだ知日派大統領だと伝えています。

4月の会談では、実用主義的で、未来志向型の日韓関係を構築する事で合意したとし、両国は日韓関係の正常化に努めていく共通の立場を明らかにし、特に若い世代の民間交流拡大、ワーキングホリデー参加枠拡大をはかるとしています。その代表的な例で、経済協力強化、対朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題、国際社会での協力強化、環境・など世界的な問題への相互協力、日韓中協力ラインの強化なども再確認されたと書いてありました。

また韓国側は、在日韓国人への地方参政権付与について日本側に要請したし、今後は、首脳レベルで両国を行き来し、共通の議題について話し合う「シャトル外交」を約束したとしています。また同日、李大統領夫妻は天皇、皇后と面談、天皇訪韓への期待も膨らんでいます。このように福田総理と李大統領との会談を好意的に伝えていました。

日本は戦国時代の豊臣秀吉が、家臣の加藤清正に朝鮮半島への侵略戦争を仕掛けた事があります。昭和に入ってからも朝鮮半島、中国大陸などへの侵略行為を行なったとと言う歴史を辿っています。日本国民の多くは、既に半世紀以上も過去である事、自虐的になっても建設的にならないと言うが理由なのか、侵略戦争を語る人が少ないのです。

韓国には「日本侵略戦争記念館」を言う施設があり、同胞朝鮮人民が被害者となったこの戦争を語り継ぎ、学校教科書にも、かなりの量の記述がしてあります。資料館には日本兵による残酷虐殺の写真が展示されおり、同じ日本人として目を覆いたくなります。
韓国の子供達は、日本人は残虐な人民だったと教育されてきました。

今日、金浦空港で出合った韓国の関係者に話を聞いたら、声を揃えて「昔の軍国主義者の指導で日本人も被害者である」「勤勉で優秀な日本人を尊敬している」と言います。
これは決して社交辞令ではなく、本当の日本人を知ってる人の殆どがそのように思っていると言います。新しい総理も韓国と中国との友好、融和政策を優先して貰いたいものです。

写真は宿泊するソウルの老舗ホテルで撮りました。1000万人都市のソウルの夜は深け…
明日は、板門店を見学する予定です。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

世の中の潮流から先が見えてきます…北斗市

2008年09月09日 21時19分18秒 | Weblog
ブームは流行、トレンドを潮流とでも解釈すると良いのでしょうか。流行を追う事は、その時代の名残りとなり、それも人生に彩を与えて楽しい事なのでしょう。流行を追い求めるビジネスも存在しますが、その流行ビジネスの前提は、次の流行を予測し、創り上げる事なのです。当然、短期的なスパンで次々に商いのモデルを入れ替える必要がありそうです。

昨今は環境、環境と流行り言葉のように何処でも、誰でも、環境トークが用いられます。
「環境」とは流行り言葉のように思えてしまいますが、決して流行り言葉などではなく、潮流に乗ったこの先を暗示する言葉だと言い切れるでしょう。

私達人間は、つい数十年前まで鍬で田圃や畑を耕し、糞尿や藁、干し草なのでつくった肥料をもとに農作物を作った時代がありました。丸い石の上に土台を置いて、その上に木材の柱を建て、泥で壁を塗り、茅葺、藁葺屋根で家づくりを行なった時代がありました。
このような生活を続ける限り、環境問題など起こり得なかったのです。

先進国と言われる国々の人々は、作物をつくる能率を高めるために、機械や化学薬品を開発して、従来では想像の出来ないような作業効率で仕事を為すようになりました。
発展途上国も先進国に追いつけ追い抜けの勢いで効率、能率向上に励んでいます。
物は再生するより、捨てて新しく創り上げた方が出来た製品も安価で品質も高くなります。

そして大量生産、大量消費の時代に突入し、その結果、森林が伐採され、化石燃料が大量に燃やされ、粗大ゴミが海や山谷に埋められました。
地球が壊され、異常気象が頻繁に起きるようになりました。しかし、このような情況は30年も前から既に予想できた事なのです。

まさに潮流こそが、現在の高性能住宅、省エネ住宅、健康住宅、高耐久住宅の必要性を明示しております。また使い捨て時代は終焉しました。先進国が培った技術を今度は環境保全に生かす時代が来た様に思われます。私達は地球を壊す技術が在ったら、完全復旧させる技術も必ず持っているはずです。

今日はそのような先進技術を持ったメーカー、世界のセーレンと言われる一部上場企業、セーレン株式会社の取締役部門統括、松村重信さんとシリカゲルメーカーの部長、伊藤 譲さんが来社されました。写真の両端は弊社の専務と、研究開発室の村上次長と撮りました。
ご両人とは潮流を見据えた新しい環境資材の開発テーマを意見交換を行ないました。

快晴で爽やかな北斗市でしたが明日は、情報収集のため韓国ソウルに出向きます。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

ある母と息子の物語…北斗市

2008年09月08日 18時36分24秒 | Weblog
女手ひとつで育てた息子を一人前にするため、生木を裂くような別れを自ら選択した母親がおりました。誰よりも仲のよい、母ひとり子ひとりの母子家庭であるからこそ、二人だけの生活のルールや習慣が自然と守られていたと言う母子でした。
「誰にも旅立ちの時がある」
これは、一昨年12月27日の私のコラムです。羽田空港で旅立つ彼に渡した名刺のメールアドレスに何回かの近況報告が来ておりました。コラムではヨーロッパと書いていましたが、実際はオーストラリアだったと言う事です。

彼はこの夏に一時帰国し、昨夜、彼と彼の母親から連名のメールがありました。
遠い海外にいても、私のこのブログを、日本とオーストラリアで読み、メールで感想交換を行なっていたと言います。また、私のこのコラムにも、彼から時々来る海外の様子などをヒントにした内容が多くありました。オーストラリアにいて、自分が送ったメールの情報がもとになって出来たコラムだと、直ぐに解ったと言います。

そしてその内容が母親とのメール交換の材料になったと言います。
母親と息子は、母親と娘の関係とかなり異なるように思います。それは、やがて息子は嫁を娶り、母親のもとから巣立って行く事になりますが、世の中には母親のものから巣立ちの出来ない息子達が多く存在いたします。

家庭裁判所の調停業務において、調停室で遭遇する当事者には、マザコン息子が多くおります。
嫁に対して、いつも痒いところに手の届く所に居た母親の姿をラップさせてしまったら、家庭生活などうまく行きません。生まれも、生き方も異なった他人通しが人生の伴侶となるのです。つまり将来を見据えると、子も母も様々な人生価値観を見出す冒険が必要です。

「1年半前ぶりに逢った彼は、誰よりも頼り甲斐のある男性となった」と母親が、「とても綺麗になった母親に再会し、母親の嫁入り先を見つけるのが僕の任務」と息子が…
二人とも相互が大人として自立するための巣立ち準備を終えたようです。
彼は先週また旅立ちましたが、就職内定している日本企業に勤めるため来年4月帰国を…

今度は互いに涙を流す事も無く笑顔で来年の再会を誓い合ったそうです。人生価値観を見出すための冒険…どのような人生の冒険が良いのかは人それぞれでしょう。
写真は彼が載ったと思われる飛行機です。
母と息子からの連名メールで「私達は母子家庭で良かった」には、う~ん!…
確かに家族の形ではなく、どんな家族であっても価値観の共有が必要なのだと思います。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

国民がつくる国民のための国づくり…北斗市

2008年09月06日 17時47分09秒 | Weblog
総理大臣の突然な辞任に対しては、マスコミも、関係政党の確たる方々の殆どの人が、無責任辞任、投げ出し辞任などと、洪水のような批判の声をあげています。
振り返ってみますと、このようなマスコミも、各政党の確たる人々も、以前は声を揃えて福田総理に「辞めろ、辞めろ」の大合唱をしていたように思えるのですが…

日本の風習が責任者や権力者に対して、辞める事が最高の責任の取り方だと言う文化を創りつつあるような気がしてなりません。政治家や権力者が「そんなに辞めろ、辞めろと言うのなら辞めてやろう」と言う気持ちにさせられるのも無理からぬ事であり、その主体者は、マスコミや確たる人々の口車に乗せられた、我々有権者であったのかも知れません。

マスコミ論評は、評論家も野党も、政府与党が、官僚機構を改革できない事を盛んに批判しています。社会保険庁問題も、天下り問題も、無駄遣い行政も、つき詰めれば官僚主体の国家となっているからです。しかし総理や大臣が次々に代わっても、日本の政治が多く変わらないのは、まさに優秀な官僚が国を司っているからなのでしょう。

戦後政治においては、官僚が国づくりをし易い環境をつくってきました。
国民は、剛健政治家が権力を特化させ、不幸な戦争を招いてしまったと言う、自戒の念が根強く潜在し、戦争とは無縁の官僚政治を容認して来たように思われます。そのような国民コンセンサスの上に立って、官僚機構は国の隅々まで組織を張り巡らせたのでしょう。

その官僚機構が現在は、様々な弊害を併発するようになった事は誰もが承知しています。
その官僚国家を改革するには、野党も与党も、そして何よりもマスコミも一致協力しなければ為し遂げられません。マスコミや野党における権力者批判の多くは、その個人的なスキャンダルや政治資金の管理問題などが殆どあり、国家国民のために取り組む姿勢などを評価する視点が皆無に等しいのです。
見る方も難解な国家論よりも、スキャンダルの方が面白いからでしょうか。

国葬でその死を悼んだ昔の大政治家は、国費で自宅の近くまでバイパス道路を建設し、愛妾のところから国会に登庁したと言います。当時の新聞を読むとその政治家の政策批判はあっても、個人批判が殆ど見当たりません。国家国民のための政治を行なう政治家を、寛大に容認した当時のマスコミと国民の寛容性に学ぶべき事が多くありそうです。

政治とは政治家や役人が行なうのでしょうが、その主権者は、我々国民一人一人である事を再認識しなければなりません。政治を司どる政治家や役人を育てるのもの、その主権者である私達国民なのです。
地味な政治、劇場型政治など、形に翻弄される事なく冷静に政治を見て参りましょう。

写真は大混乱の国会議事堂の写真ですが、ライトアップされた噴水が何か物悲しそうに見えてしまいます。
政治状況と関係なく、ファース本部では、昨日も今日も明日も粛々と省エネ実験を…
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

団塊世代から団塊ジュニアへ…北斗市

2008年09月05日 22時25分54秒 | Weblog
私達は戦後のベビーブームの時代に大量生産でつくられた世代です。
チョンマゲ時代の江戸時代から、文明改革と言う名のものとで洋服を着る明治時代に移行し、海外の文明を目の当りにしながら、大砲や戦車を用いた戦争時代に入り、二度にわたり世界大戦を経験する事になります。徴兵制度で健康体の成人は兵隊として戦地に出向き、国家正義の名のもとに愚かな戦争を行なって来たのでしょう。

特に第二次世界大戦は、全国民が総玉砕の覚悟で世界を敵に回して戦ったと言います。
平和ボケと言われる現代人には、想像の出来ない修羅場の時代だったようです。その戦争で多くの若者が戦死しました。終戦後の生めよ、増やせよ、と言う風習によって我々が量産されたようで、まさに粗製乱造的な人間生産方法で我々が造られたような気がします。

質より量であって、この量産した子供達は、自分自身で生きるための知恵と工夫を余儀なくされたのでしょう。団塊世代の人々は、粗製乱造で生まれたものの、強かに生き抜くだけでなく、戦後の日本を世界有数の経済大国にまで成長させたのです。

このような団塊世代が還暦を迎え、その子供達である団塊ジュニアと言われる世代への継承時期を迎えています。この団塊ジュニアと言われる人々は、団塊世代の親達が、自分達と同じ苦労をさせまいと丁寧に精魂込めて産み、育てた経緯があります。
少なくともお腹をすかせる生活困窮の苦労をさせたなかったため、純真で真っ直ぐに育て上がったように思われます。結果として逞しさに欠けても、卑しさが備わっていません。

団塊世代が育った戦後復興の時代のように、飯を食うために奔走する人の陰部を知る事無く育ちました。次世代はこのような純真人間である団塊ジュニアの方々が担います。
ファース加盟工務店も、団塊ジュニアに引き継ぐ準備期間に入ったところが多くあります。先日、訪問した久慈市のハンナホームさん、大仙市の大坂組さん、そして田沢湖町(現、大仙市)の寺沢工務店さんも、世代交代の準備期間のようでした。

写真は、株式会社 寺沢工務店で撮ったものですが、社長の千葉 恆昭さんと、後継者で甥の常務取締役、寺澤 喬さんです。寺澤常務も団塊ジュニアですが、この世代の人々は、父親や叔父、先代などの生き様を冷静に客観的に見られる視点を持っています。私達、団塊世代と異なる感性で、まさに次世代を担う新しい発想の工務店経営を行う事でしょう。

ファース本部でも、次世代に引き継ぐための新しい素材研究やシステム開発に拍車をかけています。今日の北斗市は朝から涼しくて爽やかな一日でした。明日もシステム研究を…
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

動機付けで人々は行動を…盛岡~八戸~青森~木古内~北斗市

2008年09月04日 21時42分55秒 | Weblog
誰も行なった事のない事業や研究などには様々な抵抗や困難が伴うものです。
普通に考えると、先人達や先輩諸兄が実践した事をそのまま継承する方がはるかにラクだし、リスクを回避する事が出来るでしょう。また継承して上手く行かないのは、元々の事業モデルに問題があったとする責任回避も可能となるのです。

特に官僚政治と言うのは、事例、実績、慣例などが基本となっているため、新しい試みが出来にくい状況にあるのだと思います。
為さねばならないと言う、揺り起こされるような強い動機付けが、もっと強い信念となり、為さねばならない目標に向って邁進してこそ、その目標に近づく事が可能となります。

私が断熱に脱グラスウールを訴えているのは、グラスウールに恨みがある訳でありません。ふとんと同じ綿であるグラスウールは、乾燥した空気が静止して断熱性能を保持します。床下や押入れの壁の中に入れたグラスウールが、乾燥した空気を長期的に静止すると断言し、あなたはその責任をとれるでしょうか…グラスウール断熱の指針を出す公的機関も責任はとれません。

自分や志を同じくする仲間達が、出来た住宅の温熱環境に責任を取れる断熱方式を開発して展開をしています。当然、自分の思いだけでなく、公的な機関認証を交付されなければ人様に薦める訳に参りません。ファースの開発動機は、自らが責任の取れる温熱性能の確立でした。公的認証を交付されたと言っても、歴史と実績の少ないマイナー工法である事に変わりありません。

特に一生一代の大事業である家づくりは、メジャーで実績の多い工法を採用したくなるのは当然です。しかし、建主さんも住んで本当に満足できる住宅工法だと信頼を得た時、その揺るぎない行動力を多く目にしてきました。我々は、建主さんの期待を絶対に裏切らない温熱環境の伴った家づくりを遂行する責任を背負っているのです。

写真は今日、午前に訪問した東北電力岩手支店の応接室で撮りました。隣から営業開発統括部長の一関 直竹さん、同じく松長 博幸さんです。一関部長は、ファース工法を本州展開の起点となった秋田支店の部長を経て岩手支店に転勤されました。東北電力秋田支店は、システム電化を取り入れるために尽力した歴史に名を残すような逸材が多くおります。

一関部長もそのお一人で「家は出来上がってから真価を発揮するもの」との信念から、自らの家もそれで建築し、身を持って本物の電化住宅を推進しております。
人は、何かのきっかけで動機付けされ、それが信念となった時に歴史に名を為す逸材に…

今日は盛岡の工務店経営者セミナーで講演を行ないました。
明日、新しい素材実験を本社で行うため、講演終了後、新幹線に飛び乗り、先ほど帰社致しました。

出かける前の夜は、どんより天気でこの執務室から見える函館山の灯火が、揺ら揺らと頼りなったのですが、今夜はスッキリ、クッキリ、夜空に映えて輝いて見えます。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

持ち味を目ざとく誉めよう…青森県八戸~秋田県大曲~田沢湖町~岩手県盛岡

2008年09月03日 21時05分40秒 | Weblog
福田総理の辞任劇では、多くのコメントが報道されていますが、あれほどに扱下ろされたら、どんな超人と言えでもヤル気を逸してしまうのもの解るような気がします。福田総理が超人かどうかと言うと、一国の総理に就く人を超人と言わないで何と言いましょう。
善くも悪くもの、普通人、一般人でない事は、誰もが否定出来ないと思います。

一国の総理でも、政策の批判、批評は甘受できても、人格までを扱下ろされると辞めたくなるのでしょう。着任当初の福田総理は、安倍前総理が出来なかった、ネジレ現象の国会を、民主党との融和をはかる、話し合いで乗り切ろうとした意欲を伺う事が出来ます。
それが大連立構想であって、その構想が壊れた時点から為す術を逸してしまったようです。

少なくとも、そのような意欲の一端でも、持ち上げて誉めるような報道のひとつもあれば、少し異なった展開もあったかも知れません。
我々は自分の持ち味を肯定され、少しでも評価されると、もっと頑張ろうと言う意欲が沸いてくるものです。人の欠点ばかりを見つけ出そう言う人は、必然的に輝きを逸してしまい、他人から評価されなくなるものです。

弊社では、同じ社員仲間を少しでも誉められる長点を見出し、その人に評点投票して、月間MVP賞を贈ることにしています。仲間の長点を見出そう言う視点そのものが、自らの長点に輝きを放つものです。
今月は、誉められる仲間など一人もいないとするならば、それは、その視点を見失っていた自分も冴えない月間だったと言う事です。
自己の成長は、人さまの長点を見出し、そしてそれを誉める事から始まると言えるでしょう。

今夜の夕食は、豚シャブ定食でした。その豚肉を食べながら読んだ新聞に、洪水で溺れかかった豚を助けたと言う、美談ニュースが載っていました。その助けた豚が、豚シャブ定食になるかと思うと複雑な心境でしたが、生き物を助けた事は誉められるニュースです。
物事をポジティブに捉えれば、心癒されるニュースとなるものです。福田総理の政治行動を肯定的に報じたニュースを目にした記憶がありませんでした。

今日は大仙市(旧大曲市)のファース工務店、㈱大坂組さんと、田沢湖町の寺沢工務店さん(後日紹介)を訪問しました。
写真は大坂組の社長、大坂正易(まさえき)さんと、ご子息の大坂正陽(まさひと)さんと撮りました。大坂社長は、2代目棟梁経営者(先代は今は亡き後方の写真)ですが、自分達に無かった新技術を持った、息子、正陽君の才能を上手に引き出す工夫を行なっていました。

遣って見せ、誉めてあげなきゃ人は育たず…善いところを誉める視点を互いに磨き上げましょう。明日は盛岡で講演後、北斗市へ帰社します。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

人生にどのような彩りを…北斗市~木古内~青森~久慈市~八戸市

2008年09月02日 20時48分08秒 | Weblog
幼い子供達の瞳がキラキラと輝いて見えます。誰もが幼児の時は、天真爛漫で純真無垢だった時代がありました。私達も生まれた時は、真っ白いキャンバスのように澄んだ心だったのでしょうか。過去形なのですが、今のように大人になる過程で、その真っ白いキャンバスのような心には、様々な彩色がなされて行く事になります。

真っ白いままでは生存競争の厳しい社会では生き抜く事がとても難しいのです。
人生を生き抜くために必要な、種々の配色を重ねて行く事になるのでしょう。
その配色の仕方や色の重ね具合で、真っ白だったキャンバスに人として生き抜くための力を与えるのです。しかし、その配色そのものが必ずしも美しいものとは限りません。

幾重にも重なった配色は、見方によって見る人の心を打つものであったりもします。また、配色とその造形が織りなって、観る人に感動や勇気を与えるものであったりもします。
ところが、中には見る人を不愉快、不快にするようにしてしまう場合もあるのです。

この白いキャンバスに造形や色付けが為されているのが社会そのものなのかもしれません。
多くの人々で形成されている社会の中で、誰が見ても美しく彩色が為される人生って本当に創り上げる事が可能なのでしょうか。このコラムは、昨年春にある幼稚園を訪問した時に書いたものを、今一度、見直し構成したものです。

「今時の子供はけしからん」との大人の嘆きは、それは自分達、大人を叱っているのだと気付けばいいと思うのです。「けしからん」子供にしたのは、我々大人達だと言う事を…
不幸な子供を指差して、親が悪い、学校が悪い、先生が悪い、社会が悪いと言う人がます。つまり、その社会を形成してきた我々大人達に一番の責任があるのでしょう。

昨日の電撃辞任会見で福田総理が記者の「人ごと会見のようだ」と言う質問に対し「私は自分自身を客観的に見る事が出来る「あなたと違って!」と言う、最後のセリフがネットやマスコミの話題になっています。このようなフレーズを最初から放っていれば、支持率を保持できたと思うのですが…
最後の会見での彩りは、あまりにも遅すぎる感じがします。

写真は今日、訪問した岩手県久慈市のファース工務店、㈲ハンナホームさんで撮りました。社長の繁名正人さん、ご子息の繁名 隆(ゆたか)さんと、お嫁さんの繁名絵美さんです。
ハンナホームさんは、地道にコツコツと辿って来た正人さんの工務店経営に、明るく元気なご子息夫妻の経営参加で、輝く彩を添えそうな感じで、今後をいっそうの発展を期待できます。
朴訥で匠の技を持った正人社長、施工管理技術者の隆さん、手書きパースを描ける建築士の絵美さん、絶好のコンビネーションです。

気温30℃、夏を盛り返した岩手県でしたが明日は秋田県内へ…
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は

終身雇用制度を見直すには…北斗市

2008年09月01日 21時38分07秒 | Weblog
日本独自の終身雇用制度を言い換えれば「生活費保障型賃金制度」と言えそうです。
この制度が日本の戦後復興での経済成長を担って来たと言われ、企業の社員達は、ノルマや成果に気持ちを奪われる事なく、安心して仕事に打ち込めたと言います。
この安心感が、社員の心を穏やかにし、愛社精神をも育んで行く事になったのでしょうか。

企業が行なう、能力アップ研修などは、そのような安心出来る社内環境でこそ成就出来ると言えるのでしょう。仕事を成果に繋げる仕組みづくりも、「生活費保障型賃金制度」が確立しているからこそだと言う識者も存在します。この識者の著書で、特別、能力アップだ、成果だ、業績だと言わなくとも企業の社員には、年功制の中においてでも、自然に、そして必然的に能力差が付いているのだと言う興味深い記述がありました。

つまり能力、成果主義と言っても結局は年功ベースで待遇が為されており「生活費保障型賃金制度」になっているとし、社歴が長くなって賃金が上がっても、その人件費に見合う自力を備えて行くものであると言い切っています。

転職を繰り返す事になり易いアメリカ仕込の能力、成果主義より、社内におけるパフォーマンスを確立するために踏ん張り、努力して、企業内において「次の仕事内容」に報いる方が、賃金報酬をアップさせるより、はるかにモチベーションのアップに繋がるとしています。

確かに能力、成果主義を徹底する企業の社員定着率は、年功序列の企業と対比すると極端に低くなっているようです。つまり、金銭効率主義より、安心効率主義の「日本型年功制」こそ、我国における企業システムであろうと結論付けているようです。

私が思うには、能率的、生産的とは、期待的理論であり、強いて言えば能力、成果主義と同語と言う事になると思うのです。しかし、現在、国や自治体における行政の仕組みで、その官僚機構を見た時「日本型年功制」の矛盾点が醜い形で淀んでいると思われます。

今日のコラムは、現在、弊社で業務改善の一環で取り組んでいる「清水式賃金研究所」の清水所長さんを招いての勉強会での遣り取りしたものを書いたものです。

成果主義も、年功制も、企業が健全に経営され、社員と、ユーザーとがともに幸せを勝ち取れれば理屈などいらないように思います。写真は、理屈なしに今日も頑張る弊社社員です。
今日は穏やかな北斗市でした。明日は津軽海峡を渡り岩手県へ移動を…
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は