せーいち隊長からの召集で、昨年結成された「我らが山岳登山会」。
第一目標はいきなり難易度MAXの剣岳、体力と若さとノリで登ってきたのが昨年の事。
今振り返れば、よくもまぁ無事で帰ってこられて何よりやちゃ・・・。
12、3時間で帰ってくる予定が、17時間かかってあわや遭難一歩手前大ピンチだったんだもんね。
⇒我らが山岳登山隊、剣岳尻滑り日記! - 【富山市】あなたの近所 ...
番外編⇒『長野へ転がって行った肉山くん』
だもんで今回やわやわ無理せずゆっくり登れる所っていうので、せーいち隊長が選んだのが薬師岳。
『薬師岳でテント泊して、ご来光を拝もうぜぇ、エイエイオー!』
有峰湖の林道を「ブロロロ」っと上って折立の登山口(標高1350m)、太郎平小屋(標高2329m)を経由して、テントを張る場所はそこから少し降った薬師峠キャンプ場。
テント泊一泊にて翌朝のご来光を2926mの薬師岳山頂で拝む計画なのだ。
「ドサッ」と並べた如何にも重そうなリュックの重さは20キロ前後、その中身の大半は?
『(テント場では)何かにつけて祝杯を上げましょうんね、うんうんそうしましょう。』
ってことで、「ゴソっ」と詰め込まれたビールに、ワインに、ウィスキー、つまみ各種にその他諸々なのだ。
ベテランさんなら15キロ弱でパッキングするって聞くけど・・・、やっぱりお酒は抜けないでしょう、いやはやむしろ替えのおパンツよりも大事なのでは?
『山岳信仰で神聖な登山を、なんたる罰あたりな!』っと、薬師如来像さんが怒り狂っても大丈夫。
「パタパタ」白旗振って素直に平謝り。
『あっ!これ白旗でなく、パンパンおろしたての替えのおパンツだったりしてぇ。』
な具合なもんで、お馬鹿な御一行にすっかり山の神様は愛想尽かしたのかしら?
テント泊での今回の薬師岳ズンドコ登山は、ほんとに天気がよく、翌朝山頂でのご来光の時なんか遥か遠くの富士山まで見えちゃう天気振り、『あーありがたや、ありがたや、南無阿弥陀仏でチンカラホイ』。
折立登山口出発は8時
ゲートの開門が6時なので、それに比べると決して早いスタートではないけど、重い荷物を背負って一歩一歩確実に。
下山ですれ違う人から、『(連休の為か?)ずーっとこの先人で渋滞ですよぉ~。』っと聞かされ
『早く行かないと、テント場のいい場所は抑えられ、ガレ場しか残っていないかもしれないね。』
けれども、『うーむ・・・』リュックが重くてヨチヨチ登るのが精一杯、トホホホホ。
登りのスタートは、いきなりの急こう配。
折立の1350mから約2時間かけて、1871m地点の三角点まで標高差500m
弱をひたすら登るわけね。
リュックの重みが一歩一歩肩にのしかかります。
途中、偽物?のアラレちゃん5号を発見。
急こう配の続く森林を抜けると・・・・三角点。
パッと景色が開け、振り返れば登り口の有峰湖が遠くに見える。
目指す薬師岳はまだまだ遠い遠い先の先。
昨年登った剣岳も途中発見。
よく整備され登山道
木道を登って行くと、中継地点の太郎平小屋に昼ごろ到着。
今回の若社長のベストショットがこれこれ!!
リュックを「ばさ~」っと放り投げ。
『すみませーん!』と覗き込むご両人。
太郎平小屋では、プレミアムモルツの生ビールを飲むことが出来るのだ。
1杯1000円だけどね、いいの、いいの。
この可愛いお姉さんにお近づき、何なら2杯でも3杯でも注文しちゃうよぉぉぉ。
『えっ?私でいいんですかぁ?』っと遠慮されても!
『いいの、いいの。』
『なんならお近づきにお電話番号でも??』
なーんて冗談、お姉さんの手、指にはしっかり指輪がキラリン!
THE 生ビール
パチパチパチっと拍手喝采
リュックの中には大量のお酒が有るけど、やっぱり!ちべたい、ちべたい、生ビールは格別ね。
1杯では終わらず、500の缶も、ついでにご注文
そして、当然の記念撮影
『うーん、うーむ、うむうむ、お山で見かけるおねーさんは何故にこんなにかわゆいのでしょうかね?』
太郎平小屋を分岐点に、あっちに行けば薬師岳、五色ヶ原方面
こっちに行けば黒部五郎岳に、強行3泊4日で行く憧れの日本最後の秘境、雲の平に高天原温泉方面
高所で飲む昼間からのビールが、ジワジワいい感じで酔いを誘う
遅寝早起きで睡眠不足やから、なおさらね
テント場についてまずやる事!
それはテント張りね。
テント貼って、水を汲んだら、まずは一杯コーヒーを飲まんまいけ
テント場散策の後、自分のテントに戻ろうとしていると、寄り添う二人を発見
ちょっとズームにアップ
さあさあ、『プシュー』っとビールで乾杯して
つまみにを作ってくれるせーいち隊長にたけ子ち
持ち寄ったガスボンベで、ビール片手に外でやわやわバーベキュー気分
このウィンナーの焦げ目もまたおいしいのなんの。
私、若社長!まったく料理は出来ないけれど
『なんか折角なら料理らしい物作りたいわ~。』
っと、奥さんに駆け寄りスリスリサスサス教えてもらったのが、このキムチスープ。
『まーちゃんでも簡単に出来っちゃ~』っと、愛する奥さんから手取り足取りレクチャ手解き。
「トントンザクザク」切った長ネギとキャベツとベーコンに、キムチを入れてジップロック。
『お!こりゃいーわ、ありがとぉ~』っと確実に一歩間合いを詰める若社長に!
ジリジリ後退する、愛する奥さん・・・・。
パチパチパチっと出来上がったキムチスープ
最後におにぎりを投入しておじやも出来ちゃう、うまし、うましの愛妻手解きキムチスープ
『うーん、こりゃ~間違いない!』
後日奥さんに、もう一歩踏み込んで、「ブチュー」っと感謝しとこう、うんうん隙を見てね。
ダウンを着たり、股引はいたり、雨具着たりと重ね着で防寒対策。
内から「ポッポ」するために、時たまウィスキーを流し込みます。
それにしても、ジワジワ寒い寒い
残念ながら写真に収めることは出来ませんでしたが、星空がとっても綺麗でした。
流れ星もたくさん見れたそうです。
せーいち隊長、たけ子ちゃんは何をお祈りしたのやら。
若社長は見ることができませんでしたが・・・、というのも疲れと睡魔とほろ酔いで、8時にはテントに入ってシュラフに包まっていたら、そのまま寝入ってしまったのです、残念。
翌日は、2時半に「がばっ」と跳ね起き、3時スタートで薬師岳山頂を目指します。
日の出は大体5時半頃っという事で、片道3時間の道のりを、2時間半のペースでスタスタスタと登っていきます。
必要な最小限の荷物だけをアタックバックに詰め込んで、あとは全部テントの中。
途中『山道に熊を発見したら叩いて知らせて下さい!』っと熊払いのカンカンが2か所。
こんな真っ暗闇に突然現れないでくださいよ熊さん、おーこわばら、こわばら。
っとヘッドライトでキョロキョロ威嚇。
テント場を出発して約2時間、途中の薬師岳山荘(標高2701m)で一服の休憩。
目指す薬師岳の山頂(標高2926m)は、あと一息。
薬師岳山頂で無事にご来光を拝むことが出来たので、きっといい事があるでしょうね。
今回楽しいテント泊が出来たのは、せーいち隊長とたけ子ちゃんのいい仲間に恵まれたお蔭です。
海につかり禊の儀式、我らの帰りを今か今かと待つ肉山君。
山岳登山会、永遠の補欠メンバー!肉山くんの正にその時!滑落の瞬間、番外編。
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