マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

収納グッズを買わずにあるモノで整理整頓している話

2020-08-02 | 日々の暮らし
モノをたくさん減らしたとはいえ、まだまだ我が家にはたくさんのモノがあります。
整理収納のノウハウ動画やブログでは、便利な収納グッズが紹介されていたり、グッズをメーカーやシリーズで揃えて見た目もスッキリさせる方法が紹介されていたりしますが、私は完全無視して整理整頓をしています(笑)
今回は、そんな私がしている整理整頓について綴ります。

収納グッズはとにかく買わない
基本的に、モノを増やしたくないので、整理整頓に役立つとわかっていても、収納グッズは買わないようにしています。
たまに、整理しきれずに収納グッズを買った方がいいかな、と思うこともありますが、そういう場合も一度思いとどまって様子を見ていると、不思議と別の収納方法を思いつきます。

買わないと言いつつ、今使っているモノが破損した場合、それがなくなると非常に困る場合は、買い替えます。
例えば、米を入れている大きいタッパー。
米を袋のまま保管すると、米に虫が付く心配があるので、密閉できるタッパーを好んで使っています。
もし、これが破損した場合は、また同じくらいの容量のタッパーを買いに行くつもりです。
しかし、米びつを買うつもりは全くないです。
少し保存能力の高い商品を選ぶことは考えていますが、それ以外の選択肢は考えていません。

逆に、壊れても買いなおさなくていいかな、と思っている収納グッズもあります。
それは、押し入れ用の引き出し衣装ケースや瓶や缶などの保存容器です。
衣装ケースについては、今も空の段があるくらいなので、完全に壊れてしまえば、1つくらい無くなっても全く問題ないですし、むしろ壊れてくれた方がありがたい気がします(笑)
保存容器は、あれば便利なときもあるのですが、必ず使っているとも限らないので、破損して処分したとしても、補充することは考えていません。

洗面台の下収納
一時期、洗面台下の収納方法について悩んでいた時期があります。
悩みの中心は、一目で何がどこにあるのかが把握できるようにすることでした。

洗面台下に現在入れているモノは、

 ・シャンプーとコンディショナーのストック
 ・フェイスタオル
 ・掃除用のシート各種(ドライ、ウェット、粘着式)
 ・使い捨てゴム手袋(箱)
 ・柔軟剤
 ・デリケート衣類専用洗剤
 ・体重計
 ・掃除用霧吹き
 ・ドライヤー
 ・女性用シェーバー

以前、収納に悩んでいた頃は、通常の洗濯洗剤もあり、洗濯洗剤と柔軟剤のストックもあったので、結構渋滞した洗面台下でした(笑)

悩んでいた当時、たくさんの整理収納のブログや動画をみましたが、上手に収納できない場合は、これ(収納グッズのシリーズなど)を買って収納する方法もありますよ、というような感じが多いです。
無印良品のグッズやニトリのグッズ、チープにそろえる場合は100円ショップの収納グッズを使って整理する方法が、よく出てきますね。

しかし、どうも納得できる答えが見つからなくて、結局収納グッズをシリーズや大きさや色で揃えて収納をすっきりさせる方法は、最後まで使いませんでしたし、いまだに使っていません。

では、現在どのように整理収納しているのか?

マシュマロの基本的な収納の考え方は2つ
これは、過去にモノが溢れていた我が家だからこそのモットーと言えるのですが、整理収納する場合は、家の中にあるモノをまず活かす、ということを基本中の基本にしています。
また、見せる収納や外に出しておくことも、基本的にはなしです。

見せる収納や外に出しておくことをしないのは、私の母も基本的には同じでした。
必ずモノはどこかしらに入れておくことが、基本中の基本。
一日に何度も使うようなモノだけは、机やテーブルや棚の上に置いていますが、それ以外はなるべく備え付けや今使っている収納家具に入れてしまいます。

少し話が逸れますが、最近昔の団地をリノベーションしている物件が増えてきましたが、キッチンのシンク下コンロ下の収納がなく、押し入れや納戸の扉も全て取り外され、襖や障子もない、オープンな造りが目立ちます。
一見、インテリアの配置にオリジナリティを発揮できる、自由度の高い空間に見えるのですが、私や母のように、余計なモノは目につかない場所へ収めたい性格の人には、不向きな物件だと感じました。
収納家具を買えば解決するのですが、団地の場合は将来的に引き払うこと(引っ越しや契約終了)が前提なので、家具を買わずに収納できる物件の方が、長い目で見るといいような気がします。
また、見せる収納が得意でセンスがある人じゃないと、空間を活かせないでしょうから、真逆の人物が住人になると、きっと整理整頓していても、雑然とした部屋に見えてしまうでしょう。
もし、私がこの先、賃貸物件に住まなければならない状況になったとしても、押し入れやクローゼットの扉やふすまは、絶対に欲しいと思います。

話を戻します(笑)
私の整理収納の基本的考え方の、もうひとつは、グッズを買い揃えないことなのですが、どうしても整理できない場合が出てきます。
それでも、意地で今持っている収納グッズ、あるいは収納グッズに転用できるモノを家中から探し出して、使うことを基本にしています。

また、洗面台下収納を例に挙げますと、どうしても上下の空間を利用したいモノもありますので、棚を使う代わりに、以前別の場所で使っていた収納ボックス(フタなし)を横向きに使って、棚のようにして利用しています。
この横向きに使っているボックスの上には、かごにタオルを入れて置いています。
ボックスの中(空間としては下)には、ゴム手袋(箱)と掃除用シート類を収納しています。

タオルを入れたかごは、以前購入したモノで靴下やショーツなどを収納していたのですが、タオル収納へ変更しました。
また、靴下とショーツは、以前CDの仕切りを兼ねていた組み立て式ボックス(ティッシュボックスより少し長さがあるイメージです)を転用して収納しています。
CDは、以前ご報告したように、ほとんど売却したので、使っていたボックスの二次利用ということになります。

シャンプーとコンディショナーのストックと柔軟剤とデリケート衣類専用洗剤は、新聞を入れるカゴを転用しています。
父がいたころは、新聞を取っていたので新聞を入れておくモノが必要でしたが、その後新聞を取らなくなってからは、不定期に届く、母お気に入りの通販雑誌や私が入会しているファンクラブ会報などを入れていました。
もともとは、新聞用と雑誌チラシ用との2つを使っていたのですが、最近は通販雑誌も届かなくなってきたので、古紙保管用のカゴは1つで十分になり、1つが空いたので、洗面台下でランダムに並んでいたボトル類を入れることにしました。

収納グッズを増やさない理由
こんな感じで、何処かを片付けて空になった収納グッズは、とりあえず他の整理ができていない場所で使えないか、をまず考えることにしています。
そして、何処にも使えそうにない(サイズ、容量の関係で使い勝手が悪いなど)場合は、処分決定です。

シリーズのグッズを購入して、スッキリと見せることもいいと思いますが、私は自分が旅立った後に処分するモノの数を少しでも減らしておきたいと思っています。
それは、収納グッズも同じこと。
収納グッズが多ければ多いほど、処分しなければならないモノが増えてしまいます。
スッキリした暮らしも大事なのですが、今あるモノでそれが実現できるのであれば、なるべくそうしたいのです。

自分でたくさんのモノを処分してきて感じたことは、収納グッズも空間を圧迫するモノのひとつだということ。
もちろん、必要があって使っているモノは例外ですが、なくても困らないモノを収納していた家具や収納グッズは、知らず知らずのうちに、視覚的にも空間的にも圧迫感をもたらしていたな、と思います。

あくまでも私の個人的な感覚ですが、形や大きさや色を合わせて見た目をスッキリさせていたとしても、なくなってみると「要らなかったな」という感想しか出てきません(苦笑)
見た目をきれいにすることを意識した整理収納は、必ずしも必要な収納とはいえないのかもしれません。
大切なことは、その中に入れようとしているモノが本当に必要なモノかどうか、をよく考えることですね。
もし、なくても困らないモノなのであれば、収納グッズを買うことを優先するより、使い切ってしまった後に補充せずに過ごすことを考えた方が、いずれモノがなくなってスッキリする未来が見えてきます。

若い人はどんどん買ってもいい
もともと、少ないモノで暮らすことが当たり前だった人は別ですが、若い人はお金があるのであれば、モノをどんどん買ってみる経験もいいのではないかと考えています。
モノをたくさん持つことで、わかってくることもあると思いますし、モノを増やすことはしなくても、収納をいろいろ工夫するために、収納グッズや家具を買い替えたり揃えたりすることは、将来のための訓練だと思って、積極的にしていいと思います。
それを繰り返すうちに、自分に合った収納方法が見えてきますし、そもそもモノなんて使ってみなければ自分に合うか、使いやすいかは、判断できません。
まあ、なくても困らないモノは買う前にわかりますが、収納グッズはひとまずモノを入れてみないことには、使えるかどうかがわかりませんしね。
ですから、私が今実践している、家の中にあるモノだけで整理収納を考えるのは、歳をとって、モノが増えてきたときに試してみてほしいです。


さて、今回は私が整理収納する際に、収納グッズは買わないというお話を綴ってみましたが、なぜこのような内容にしようと思ったのか、というと、モノが溢れている家や部屋を片付ける際に、揃えた収納グッズを使うことを推奨している動画やブログがやたらと多く、今持っているモノ(収納に使えるモノ)を活かす方法が、ほとんど語られていなかったからです。
私としては、今持っているモノで何とかしたい気持ちが強いので、そういった内容の動画やブログを探してみるのですが、ほとんどありません。
安東英子さん(美しい暮らしの空間プロデューサー)が手がけたお宅では、収納グッズを買い足さずに片付けた例がいくつかありましたが、他では見かけたことがないです。
収納グッズを揃えると、お金もかかるし(たとえ100円でも10個揃えたら1,000円です)そのお金を使わずに済むのなら、収納を工夫して、使うはずのお金は貯金していざというときの贅沢に使いたい、そういう人も結構いると思います。
ですから、あえて私は収納グッズをシリーズで揃えたりしないことを、主張したいと思いました(笑)
要するに、マシュマロは天邪鬼ってことですね(笑)


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