美しい暮らしの空間プロデューサーである、安東英子さんという方がいらっしゃいます。
福岡ローカル番組では、かなり有名な方で、もともとは建築方面のお仕事(新築、増築、リフォームなど)をされていた方ですが、それだけにとどまらず、DIYのアドバイスや、模様替え、片付け、整理整頓など、いわゆる片付け収納アドバイザーのお仕事も合わせて、空間プロデューサーとして、ご活躍されています。
さて、つい最近になって、安東先生がYouTuberとしてデビュー(?)されたことを知り、早速チャンネル登録をしました。
もともと、チャンネルは開設されていたのですが、最初の方はお仕事に関連したPR動画が数本アップされたまま、しばらく更新されていませんでした。
しかし今回、満を持して、安東先生が本格的にYouTuberとして、お片付けや家のことで悩みを抱えている方々に向けての、具体的なアドバイス動画を発信してくださることになりました(喜)
私は、安東先生が好きで、彼女が出る番組は、なるべく見るようにしますし、視聴できない場合はYouTubeのアーカイブ(民放ローカル局)などを利用していましたが、やっと安東先生が自ら構成された内容で、動画を見ることができるようになったので、大変ありがたいと思っています。
今後の更新が、とても楽しみです。
こちらのチャンネル、本格的なアドバイス動画はまだ少ないのですが、アップされている内容で、私が特に気になった動画が、吊るす収納と見せる収納についてでした。
キッチンの吊り下げ収納? 本当に便利?
キッチンの見せる収納は、本当に便利でしょうか。
※チャンネルのURLは、こちらです。
安東英子【EIKO ANDOU】
※情報発信は主に公式ブログでされています
*安東英子の素敵な暮らしの扉*片付け~収納~家づくりのブログ!
是非動画をご覧になってから、私の投稿を読んでいただきたいのですが(いや、何でしたら私の拙い文章は読まなくてもいいいです(笑))、今回は、私の経験談を交えながら、この気になった動画の吊るす収納と見せる収納について綴っていきます。
私の吊るす収納
安東先生の動画では、キッチンのコンロ周辺の「吊るす収納」の危険性についてお話しされていますが、我が家も一時期だけ、レンジフードへ片手鍋とフライパンを吊るしていました。
理由は、置く場所がなかったから(自爆案件)
我が家のキッチンは、収納力は並だと思うのですが、なにせモノが多すぎて、どこに何をしまっているのかわからない状態が数十年続いていましたから、すぐに使う調理道具は、すぐ手に取れる場所へ置く必要がありました。
シンク上に、キッチンラックはあったのですが、母はそこにいくつもの鍋やフライパンを重ねて収納し、使いたい鍋を出すのに、上に重なった鍋をいちいち持ち上げて取り出していて、いざ私が調理をするときに、非常に面倒くさいと思い、妥協案で、レンジフードの下に、使用頻度の高いフライパンと鍋を吊るしました。
安東先生は、調理中にコンロ奥の壁に吊るしているモノを取るときに、取りそこなったモノが鍋の中に入って、熱せられた油や沸騰した汁が飛び散ったら、大変なことになるとおっしゃっていますが、私の場合、調理中に他の鍋を取り出すということは、性格上していなかったので(笑)、そのような危険な場面に遭遇したことはなかったのですが、まあ、幸いでしたとしか、言いようがないです。
実際、私もあまり好きではない収納方法でしたが、その当時のキッチン収納事情から考えると、いちばん時短で効率的な動線だったのです。
その後、キッチンの不要品を次々と処分したおかげで、やっとキッチン上ラックを利用できるようになったので、鍋とフライパンの吊るす収納は、やめました。
ちなみに、吊るしていたのは、鍋とフライパンだけで、その他の調理器具や調味料などは、引き出しの中や食器棚の中に収納していました。
毎日使う鍋とフライパンは、外に出していても比較的大丈夫なのですが、基本的に調理器具は埃や汚れが付かないように、清潔にしておきたい家系(?)なので、昔からシンク周辺の引き出しや食器棚に収納していました。
ですから、安東先生が動画でおっしゃっていること全てに「うんうん」と頷いています(笑)
キッチン以外でも、吊るす収納はしますよね。
安東先生の動画では、コンロ周りの吊るす収納は危険だからやめた方がよい、とおっしゃっていますが、他の部屋に関しては、吊るす収納をアドバイスされることもあります。
私も、是非参考にしたいところなのですが、どうも、私は雑貨類の吊るす収納が、あまり好きではないことに、最近になって気がつきました。
吊るす収納は最終手段で
自室のクローゼットは、洋服をかけるポールはありましたが、壁などにはモノを吊るすことができませんでした。
ですから、すべてを服かけ用のポールに吊るすか、平置きするか、クローゼット内に置くタイプの収納引き出しを置くかしないと、モノが納まらない状態でした。
私自身は、モノが部屋のあちこちに放置されている状態が嫌いだったので、部屋に入った瞬間は、片付いたきれいな部屋だったようです(友人談)
しかし、それは裏を返せば、すべての収納家具や収納場所に、モノがぎゅうぎゅうに詰まっていた状態だとも言えましたね(苦笑)
ですから、モノを取り出すのに時間がかかっていたことは、否定しません。
そんな感じで、クローゼットの中もかなりモノがぎゅうぎゅうに入っていたので、頻繁に使う小さなモノは、吊り下げて収納しようというアイデアが浮かび、扉の裏側にDIYで細いポールを取り付け、S字フックを使うことにしました。
そんな状態で、つい先月まで過ごしていました(笑)
今月に入って、まだまだ不要品があると思い、クローゼットの中の、こまごましたモノを処分しているとき、ふと吊り下げ収納していた小物雑貨や服飾雑貨を見て、
「これ、もう吊るさなくてもいいのでは?」
と思い付き、試しに吊り下げていたモノを一度全部外してみたら、やはり全てどこかしらに無事に収納することができ、吊るしていたフックが不要になりました。
今クローゼットに吊るしているのは、服とバッグと帽子、それから長さのあるマフラーやストールです。
服については、下着と靴下以外は全て吊るしているのですが、今はバッグと帽子を吊るしても、まだ余裕があるくらい、服、バッグ、帽子の量を減らしました。
吊るす収納をしていた時は、格段にモノが取り出しやすくなった、という実感は正直なところありませんでした。
むしろ、他のモノに引っかかる確率が高いので、すぐに取り出すことが目的なのに、すぐに使えないという事態になったりもして、イライラすることがありました(苦笑)
しかし、今は吊るすアイテムを限定しているので、非常にモノが取り出しやすくなりました。
わかっていたら、もっと早くに吊るす収納はやめたのになあ(苦笑)
クローゼットにしても、レンジフードの下にしても、私の場合は、モノを収納しきれなくなった結果、最終手段で吊るす収納を使っていたのだと思います。
実際、吊るす収納で便利なのは、服(下着と靴下以外)とバッグと帽子だけでした。
ストールやマフラーは、もともと数が少なく、逆に引き出しに入れると埋もれてしまいかねないので、洋服と一緒に吊るしていますが、吊るさなくてもいい雑貨は、わざわざ吊るす収納にする意味がないのかもしれません。
私の見せる収納
今からお話しするのは、ディスプレイして楽しむ雑貨やインテリア以外のモノについてです。
現在の自室には、引き出しに入れずにむき出し状態で使っているモノが、いくつかあります。
・筆記具(メモ帳、ボールペン、筆ペン、シャープペン、消しゴム)
・文具(カッター、ハサミ、ペーパーカッター、ものさし、糊)
・箱ティッシュ
・綿棒
・ニベア
・ヴァセリン
・爪切り、体温計、眉ばさみ、甘皮やささくれをケアする道具、目薬、ヘアゴム、ヘアピン(全て同じケース内)
・鍵
・眼鏡類
・懐中時計
・ピアスケース
・イヤホン
・UBS充電コード(電源アタッチメント)
アクセサリー以外は、日ごろよく使うモノばかりです。
この中で、あえて「見せる」ために出しているのは、懐中時計だけですね。
あとは、以前小引き出しを処分した関係で、収納場所がなくなったため、むき出し状態(と言っても、それぞれ小さい入れ物へ入れていますが)になってしまったモノが、ほとんどです。
現在、試行錯誤中ですが、いずれはむき出し状態で使うモノは、眼鏡類と筆記具とニベアくらいにしておきたいです。
ちなみに、スマホもむき出し状態ですが、家の中でも持ち歩いたりするので、含めていません。
見せる収納センスがない(苦笑)
かなり昔の話ですが、服をたくさん持っていた頃は、セーターやTシャツ、トレーナーなどは、きちんとたたんで収納していました。
あるとき、だんだん引き出しに入らなくなってきて、見せる収納にトライすることにしました。
思い描いたのは、洋服屋さんのディスプレイ。
まるで、売っているかのように、服をたたんで並べることを目指してみました。
結果「洗濯物を取りこんだ後に、たたんだ状態で放置している感」が、半端なかったです(爆笑)
思いましたよね、私には見せる収納のセンスがないって。
ですから、見せる収納はわずか一日で終了しましたよ(苦笑)
見せる収納に失敗して以来、本来のスタンスである、しまえるモノはしまう、ということを実践するようになったのですが、外に出しておかないと使い辛いモノというのは、案外多いですね。
筆記具は、なるべくすぐに取りたいので、目につく場所に置いています。
ニベアとヴァセリンもそうです。
手が荒れてたら、すぐにでも使いたいので、外に出しておく方が都合がいいです。
そういうモノを、お洒落に置いておいたら、ステキな部屋に一歩近づくと思うのに、センスがないため、どうしても「出しっぱなし」という印象から脱却できずにいます(笑)
今は、とにかく不要なモノを処分して、物量的なスッキリ感を追及しているので、センスは二の次なのですが、全部が片付いたら、センスある部屋にしたいですねえ(できるかなあ?)
見せる収納のデメリットとほんの少しのメリット
安東先生の動画では、吊るす収納と同じように、キッチン周りの見せる収納について、アドバイスされています。
たしかに、キッチンでの見せる収納は、私も好きではありません。
基本、口の中(身体の中)に入れる料理を作る道具は、常に清潔である必要があると思っています。
私は、毎日使う鍋とフライパンはキッチン上のラックに置いているのですが、実を言うと取り出しやすい場所への収納に悩んでいるため、仕方なくすぐに手を伸ばせる場所に置いてしまっています。
「見せる収納」というより「見えてしまう収納」です(苦笑)
あともう少し、キッチン下収納を改善したら、他のモノを移動させつつ、出しっぱなしの鍋とフライパンも収納できそうなのですが、なかなかしっくりくるマッチングができないでいます。
「見えてしまう収納」もとい「見せる収納」は、メリットとしては、すぐに手に取ることができる、すぐに定位置に戻せる、という面があります。
一見、効率的で時短で、私にはもってこいの収納に思えます。
しかし、安東先生もおっしゃっていますが、外に出しているということは、それだけ埃や汚れが付きやすい環境下に置いている、ということにもなります。
特に、コンロに近い場所だと、油跳ねなどでベタベタになる可能性も高いです。
我が家の場合、レンジフードに吊るす収納さえしなければ、構造上キッチン上のラックに置いておいても、埃だけケアしておけばいい状態ですが、それでも、毎回棚を拭いておく必要があります。
これが、デメリットです。
モノを収納する際、私は葛藤が生まれます。
ここに収納したら、ワンアクションで素早く使いたいモノが取り出せて、なおかつしまうときもワンアクションで済むけれど、それを継続するためには、その収納場所を常に清潔できれいな状態にしておく必要がある。
さて、収納場所のメンテナンスに手間をかけて出し入れを楽にするか、出し入れの手数が少し増えるけど、収納場所のメンテナンス回数が少なくて済むようにするのか。
しかし、もう少しイマジネーションを働かせると、キッチンでの見せる収納だと、場所のメンテナンス以外に、使う道具自体も使う前に軽くふいたり洗ったりしないと、気持ち悪くありませんか?
そんなことしないよ、という方もいるのかもしれませんが、申し訳ないです、そういうお家へお邪魔して、何か手作りのお料理をごちそうになりたくありません(まあ、招待されることもないのですけど)
でも、大体の方は、使う前に軽く洗ったりすると思うのです。
ということは、例えばフライパンとフライ返しを見せる収納にしていた場合、使う前と使った後に洗って、なおかつ収納場所も清潔に保つとなると、すごく手間ではありませんか?
私は、今とても手間を感じています(苦笑)
まあ、私の場合は、小さいフライパンと片手鍋だけなのですが、それでも、やはりどこか家事動線に都合のいい場所へ、早く移したいです。
このように考えると、私にとって「見せる収納」は、デメリットの方が大きいし、精神衛生面でもきつくなってくると思うのです。
まあ、キッチン上下の収納や引き出しが、常に清潔かと言われると、そうではないかもしれませんが、埃が付いてしまうリスクは、格段に減ると思いますから、やはりキッチンで使う道具は、扉が閉まる場所や引き出しのような場所へ収納することが、ベストだと思っています。
キッチンには、吊るす収納にも見せる収納にも向いてない?
吊るす収納も、見せる収納も、どちらもきっと便利でかつお洒落な見た目になるかもしれない、という期待感から、実施されている人が多いのだと思いますが、私はキッチンに関してだけは、向いていないと思います。
最近、シンク下やコンロ下の収納に扉がない、むき出しになっている物件が増えましたよね。
一見すると、どこかのカフェやレストランのキッチンを彷彿とさせるデザインです。
画像や動画での、キッチンツアーなどで見ると、とても雰囲気が良くてセンスがあってお洒落に見えるのですが、私の家には絶対に導入したくないキッチンです。
一見、カフェやレストランに見えるということは、そういった感じを意識したデザインであるはずなのですが、カフェやレストランの収納に扉が付いていないのは、単純に動線の関係と時短と効率化を図るためだからです。
決してお洒落だけで、そういうデザインになっているわけではありません。
レストランの厨房などは、下の収納には扉が付いてるけれど、腰から上の収納はむき出し、という場合もあります。
いずれにせよ、むき出しになっている場所へ収納している理由は、一日中常にそれらを使用しているからです。
飲食店では、次から次へと料理を作る必要がありますので、料理を1品作り終えたら、また次の1品を作らなければいけませんよね。
つまり、常に大量の鍋やフライパンを始めとして、キッチンツールが使われ続ける状態です。
ということは、洗った後にむき出しの場所へ収納しても、埃をかぶる暇もなく再度使い始めるので、普通の家庭のように、むき出しで収納していたモノを、使う前と後に洗うという手間は、発生しないのです。
しかし、一般家庭では1日3食以下、あるいはおやつを作ったりすれば4食ですが、常に料理をしている状態にはなりません。
なのに、カフェやレストランのキッチンのようにしても、結局自分の負担(収納場所を清潔に保つ)が増えてしまうような気がするのですよね。
同じように、キッチンの壁などに、吊るす収納ができるような工夫が、最初から施されている物件もあります。
しかし、私からしてみたら、キッチンの壁は思った以上に汚れる場所です。
水や油や作った料理の汁の飛び散り、何故付くのかわからない正体不明の汚れ、埃が付着してできたくすみなど、毎日夕飯の片付けが終わった後に、拭いておかないと、結構ヘビーな状態になる場所です。
そんな場所に、最初から吊るす収納用のフックやらポールやらが付いていたら、それだけで掃除が面倒になります。
安東先生も同じようなことをおっしゃっているので、私のように感じている人は、案外多いと思います。
このようなことを考えると、少なくとも一般家庭のキッチンは、吊るす収納も見せる収納も、しないことがベターなのかな、と思えてきます。
見た目のお洒落は、それだけメンテナンスも複雑になりがちですが、キッチンは見た目よりも、まず動線の確保、そして家事効率のよさが優先されるべきで、見た目のセンスの重要度は、後回しの方がいいのかもしれませんね。
本日は、午前中にいろいろと用事があったので、ブログの更新が夕方になってしまいました。
しかも、ちょっと長くてくどい内容(苦笑)
安東先生が、YouTubeデビューされたので、ちょっとテンション高めなのかもしれません(笑)
これから先、安東先生のアドバイス動画が増えていくと思うと、楽しみで仕方ありません。
安東先生の動画を励みに、頑張って不要品を処分して、家の中を整えていけたらいいな、と思います。
福岡ローカル番組では、かなり有名な方で、もともとは建築方面のお仕事(新築、増築、リフォームなど)をされていた方ですが、それだけにとどまらず、DIYのアドバイスや、模様替え、片付け、整理整頓など、いわゆる片付け収納アドバイザーのお仕事も合わせて、空間プロデューサーとして、ご活躍されています。
さて、つい最近になって、安東先生がYouTuberとしてデビュー(?)されたことを知り、早速チャンネル登録をしました。
もともと、チャンネルは開設されていたのですが、最初の方はお仕事に関連したPR動画が数本アップされたまま、しばらく更新されていませんでした。
しかし今回、満を持して、安東先生が本格的にYouTuberとして、お片付けや家のことで悩みを抱えている方々に向けての、具体的なアドバイス動画を発信してくださることになりました(喜)
私は、安東先生が好きで、彼女が出る番組は、なるべく見るようにしますし、視聴できない場合はYouTubeのアーカイブ(民放ローカル局)などを利用していましたが、やっと安東先生が自ら構成された内容で、動画を見ることができるようになったので、大変ありがたいと思っています。
今後の更新が、とても楽しみです。
こちらのチャンネル、本格的なアドバイス動画はまだ少ないのですが、アップされている内容で、私が特に気になった動画が、吊るす収納と見せる収納についてでした。
キッチンの吊り下げ収納? 本当に便利?
キッチンの見せる収納は、本当に便利でしょうか。
※チャンネルのURLは、こちらです。
安東英子【EIKO ANDOU】
※情報発信は主に公式ブログでされています
*安東英子の素敵な暮らしの扉*片付け~収納~家づくりのブログ!
是非動画をご覧になってから、私の投稿を読んでいただきたいのですが(いや、何でしたら私の拙い文章は読まなくてもいいいです(笑))、今回は、私の経験談を交えながら、この気になった動画の吊るす収納と見せる収納について綴っていきます。
私の吊るす収納
安東先生の動画では、キッチンのコンロ周辺の「吊るす収納」の危険性についてお話しされていますが、我が家も一時期だけ、レンジフードへ片手鍋とフライパンを吊るしていました。
理由は、置く場所がなかったから(自爆案件)
我が家のキッチンは、収納力は並だと思うのですが、なにせモノが多すぎて、どこに何をしまっているのかわからない状態が数十年続いていましたから、すぐに使う調理道具は、すぐ手に取れる場所へ置く必要がありました。
シンク上に、キッチンラックはあったのですが、母はそこにいくつもの鍋やフライパンを重ねて収納し、使いたい鍋を出すのに、上に重なった鍋をいちいち持ち上げて取り出していて、いざ私が調理をするときに、非常に面倒くさいと思い、妥協案で、レンジフードの下に、使用頻度の高いフライパンと鍋を吊るしました。
安東先生は、調理中にコンロ奥の壁に吊るしているモノを取るときに、取りそこなったモノが鍋の中に入って、熱せられた油や沸騰した汁が飛び散ったら、大変なことになるとおっしゃっていますが、私の場合、調理中に他の鍋を取り出すということは、性格上していなかったので(笑)、そのような危険な場面に遭遇したことはなかったのですが、まあ、幸いでしたとしか、言いようがないです。
実際、私もあまり好きではない収納方法でしたが、その当時のキッチン収納事情から考えると、いちばん時短で効率的な動線だったのです。
その後、キッチンの不要品を次々と処分したおかげで、やっとキッチン上ラックを利用できるようになったので、鍋とフライパンの吊るす収納は、やめました。
ちなみに、吊るしていたのは、鍋とフライパンだけで、その他の調理器具や調味料などは、引き出しの中や食器棚の中に収納していました。
毎日使う鍋とフライパンは、外に出していても比較的大丈夫なのですが、基本的に調理器具は埃や汚れが付かないように、清潔にしておきたい家系(?)なので、昔からシンク周辺の引き出しや食器棚に収納していました。
ですから、安東先生が動画でおっしゃっていること全てに「うんうん」と頷いています(笑)
キッチン以外でも、吊るす収納はしますよね。
安東先生の動画では、コンロ周りの吊るす収納は危険だからやめた方がよい、とおっしゃっていますが、他の部屋に関しては、吊るす収納をアドバイスされることもあります。
私も、是非参考にしたいところなのですが、どうも、私は雑貨類の吊るす収納が、あまり好きではないことに、最近になって気がつきました。
吊るす収納は最終手段で
自室のクローゼットは、洋服をかけるポールはありましたが、壁などにはモノを吊るすことができませんでした。
ですから、すべてを服かけ用のポールに吊るすか、平置きするか、クローゼット内に置くタイプの収納引き出しを置くかしないと、モノが納まらない状態でした。
私自身は、モノが部屋のあちこちに放置されている状態が嫌いだったので、部屋に入った瞬間は、片付いたきれいな部屋だったようです(友人談)
しかし、それは裏を返せば、すべての収納家具や収納場所に、モノがぎゅうぎゅうに詰まっていた状態だとも言えましたね(苦笑)
ですから、モノを取り出すのに時間がかかっていたことは、否定しません。
そんな感じで、クローゼットの中もかなりモノがぎゅうぎゅうに入っていたので、頻繁に使う小さなモノは、吊り下げて収納しようというアイデアが浮かび、扉の裏側にDIYで細いポールを取り付け、S字フックを使うことにしました。
そんな状態で、つい先月まで過ごしていました(笑)
今月に入って、まだまだ不要品があると思い、クローゼットの中の、こまごましたモノを処分しているとき、ふと吊り下げ収納していた小物雑貨や服飾雑貨を見て、
「これ、もう吊るさなくてもいいのでは?」
と思い付き、試しに吊り下げていたモノを一度全部外してみたら、やはり全てどこかしらに無事に収納することができ、吊るしていたフックが不要になりました。
今クローゼットに吊るしているのは、服とバッグと帽子、それから長さのあるマフラーやストールです。
服については、下着と靴下以外は全て吊るしているのですが、今はバッグと帽子を吊るしても、まだ余裕があるくらい、服、バッグ、帽子の量を減らしました。
吊るす収納をしていた時は、格段にモノが取り出しやすくなった、という実感は正直なところありませんでした。
むしろ、他のモノに引っかかる確率が高いので、すぐに取り出すことが目的なのに、すぐに使えないという事態になったりもして、イライラすることがありました(苦笑)
しかし、今は吊るすアイテムを限定しているので、非常にモノが取り出しやすくなりました。
わかっていたら、もっと早くに吊るす収納はやめたのになあ(苦笑)
クローゼットにしても、レンジフードの下にしても、私の場合は、モノを収納しきれなくなった結果、最終手段で吊るす収納を使っていたのだと思います。
実際、吊るす収納で便利なのは、服(下着と靴下以外)とバッグと帽子だけでした。
ストールやマフラーは、もともと数が少なく、逆に引き出しに入れると埋もれてしまいかねないので、洋服と一緒に吊るしていますが、吊るさなくてもいい雑貨は、わざわざ吊るす収納にする意味がないのかもしれません。
私の見せる収納
今からお話しするのは、ディスプレイして楽しむ雑貨やインテリア以外のモノについてです。
現在の自室には、引き出しに入れずにむき出し状態で使っているモノが、いくつかあります。
・筆記具(メモ帳、ボールペン、筆ペン、シャープペン、消しゴム)
・文具(カッター、ハサミ、ペーパーカッター、ものさし、糊)
・箱ティッシュ
・綿棒
・ニベア
・ヴァセリン
・爪切り、体温計、眉ばさみ、甘皮やささくれをケアする道具、目薬、ヘアゴム、ヘアピン(全て同じケース内)
・鍵
・眼鏡類
・懐中時計
・ピアスケース
・イヤホン
・UBS充電コード(電源アタッチメント)
アクセサリー以外は、日ごろよく使うモノばかりです。
この中で、あえて「見せる」ために出しているのは、懐中時計だけですね。
あとは、以前小引き出しを処分した関係で、収納場所がなくなったため、むき出し状態(と言っても、それぞれ小さい入れ物へ入れていますが)になってしまったモノが、ほとんどです。
現在、試行錯誤中ですが、いずれはむき出し状態で使うモノは、眼鏡類と筆記具とニベアくらいにしておきたいです。
ちなみに、スマホもむき出し状態ですが、家の中でも持ち歩いたりするので、含めていません。
見せる収納センスがない(苦笑)
かなり昔の話ですが、服をたくさん持っていた頃は、セーターやTシャツ、トレーナーなどは、きちんとたたんで収納していました。
あるとき、だんだん引き出しに入らなくなってきて、見せる収納にトライすることにしました。
思い描いたのは、洋服屋さんのディスプレイ。
まるで、売っているかのように、服をたたんで並べることを目指してみました。
結果「洗濯物を取りこんだ後に、たたんだ状態で放置している感」が、半端なかったです(爆笑)
思いましたよね、私には見せる収納のセンスがないって。
ですから、見せる収納はわずか一日で終了しましたよ(苦笑)
見せる収納に失敗して以来、本来のスタンスである、しまえるモノはしまう、ということを実践するようになったのですが、外に出しておかないと使い辛いモノというのは、案外多いですね。
筆記具は、なるべくすぐに取りたいので、目につく場所に置いています。
ニベアとヴァセリンもそうです。
手が荒れてたら、すぐにでも使いたいので、外に出しておく方が都合がいいです。
そういうモノを、お洒落に置いておいたら、ステキな部屋に一歩近づくと思うのに、センスがないため、どうしても「出しっぱなし」という印象から脱却できずにいます(笑)
今は、とにかく不要なモノを処分して、物量的なスッキリ感を追及しているので、センスは二の次なのですが、全部が片付いたら、センスある部屋にしたいですねえ(できるかなあ?)
見せる収納のデメリットとほんの少しのメリット
安東先生の動画では、吊るす収納と同じように、キッチン周りの見せる収納について、アドバイスされています。
たしかに、キッチンでの見せる収納は、私も好きではありません。
基本、口の中(身体の中)に入れる料理を作る道具は、常に清潔である必要があると思っています。
私は、毎日使う鍋とフライパンはキッチン上のラックに置いているのですが、実を言うと取り出しやすい場所への収納に悩んでいるため、仕方なくすぐに手を伸ばせる場所に置いてしまっています。
「見せる収納」というより「見えてしまう収納」です(苦笑)
あともう少し、キッチン下収納を改善したら、他のモノを移動させつつ、出しっぱなしの鍋とフライパンも収納できそうなのですが、なかなかしっくりくるマッチングができないでいます。
「見えてしまう収納」もとい「見せる収納」は、メリットとしては、すぐに手に取ることができる、すぐに定位置に戻せる、という面があります。
一見、効率的で時短で、私にはもってこいの収納に思えます。
しかし、安東先生もおっしゃっていますが、外に出しているということは、それだけ埃や汚れが付きやすい環境下に置いている、ということにもなります。
特に、コンロに近い場所だと、油跳ねなどでベタベタになる可能性も高いです。
我が家の場合、レンジフードに吊るす収納さえしなければ、構造上キッチン上のラックに置いておいても、埃だけケアしておけばいい状態ですが、それでも、毎回棚を拭いておく必要があります。
これが、デメリットです。
モノを収納する際、私は葛藤が生まれます。
ここに収納したら、ワンアクションで素早く使いたいモノが取り出せて、なおかつしまうときもワンアクションで済むけれど、それを継続するためには、その収納場所を常に清潔できれいな状態にしておく必要がある。
さて、収納場所のメンテナンスに手間をかけて出し入れを楽にするか、出し入れの手数が少し増えるけど、収納場所のメンテナンス回数が少なくて済むようにするのか。
しかし、もう少しイマジネーションを働かせると、キッチンでの見せる収納だと、場所のメンテナンス以外に、使う道具自体も使う前に軽くふいたり洗ったりしないと、気持ち悪くありませんか?
そんなことしないよ、という方もいるのかもしれませんが、申し訳ないです、そういうお家へお邪魔して、何か手作りのお料理をごちそうになりたくありません(まあ、招待されることもないのですけど)
でも、大体の方は、使う前に軽く洗ったりすると思うのです。
ということは、例えばフライパンとフライ返しを見せる収納にしていた場合、使う前と使った後に洗って、なおかつ収納場所も清潔に保つとなると、すごく手間ではありませんか?
私は、今とても手間を感じています(苦笑)
まあ、私の場合は、小さいフライパンと片手鍋だけなのですが、それでも、やはりどこか家事動線に都合のいい場所へ、早く移したいです。
このように考えると、私にとって「見せる収納」は、デメリットの方が大きいし、精神衛生面でもきつくなってくると思うのです。
まあ、キッチン上下の収納や引き出しが、常に清潔かと言われると、そうではないかもしれませんが、埃が付いてしまうリスクは、格段に減ると思いますから、やはりキッチンで使う道具は、扉が閉まる場所や引き出しのような場所へ収納することが、ベストだと思っています。
キッチンには、吊るす収納にも見せる収納にも向いてない?
吊るす収納も、見せる収納も、どちらもきっと便利でかつお洒落な見た目になるかもしれない、という期待感から、実施されている人が多いのだと思いますが、私はキッチンに関してだけは、向いていないと思います。
最近、シンク下やコンロ下の収納に扉がない、むき出しになっている物件が増えましたよね。
一見すると、どこかのカフェやレストランのキッチンを彷彿とさせるデザインです。
画像や動画での、キッチンツアーなどで見ると、とても雰囲気が良くてセンスがあってお洒落に見えるのですが、私の家には絶対に導入したくないキッチンです。
一見、カフェやレストランに見えるということは、そういった感じを意識したデザインであるはずなのですが、カフェやレストランの収納に扉が付いていないのは、単純に動線の関係と時短と効率化を図るためだからです。
決してお洒落だけで、そういうデザインになっているわけではありません。
レストランの厨房などは、下の収納には扉が付いてるけれど、腰から上の収納はむき出し、という場合もあります。
いずれにせよ、むき出しになっている場所へ収納している理由は、一日中常にそれらを使用しているからです。
飲食店では、次から次へと料理を作る必要がありますので、料理を1品作り終えたら、また次の1品を作らなければいけませんよね。
つまり、常に大量の鍋やフライパンを始めとして、キッチンツールが使われ続ける状態です。
ということは、洗った後にむき出しの場所へ収納しても、埃をかぶる暇もなく再度使い始めるので、普通の家庭のように、むき出しで収納していたモノを、使う前と後に洗うという手間は、発生しないのです。
しかし、一般家庭では1日3食以下、あるいはおやつを作ったりすれば4食ですが、常に料理をしている状態にはなりません。
なのに、カフェやレストランのキッチンのようにしても、結局自分の負担(収納場所を清潔に保つ)が増えてしまうような気がするのですよね。
同じように、キッチンの壁などに、吊るす収納ができるような工夫が、最初から施されている物件もあります。
しかし、私からしてみたら、キッチンの壁は思った以上に汚れる場所です。
水や油や作った料理の汁の飛び散り、何故付くのかわからない正体不明の汚れ、埃が付着してできたくすみなど、毎日夕飯の片付けが終わった後に、拭いておかないと、結構ヘビーな状態になる場所です。
そんな場所に、最初から吊るす収納用のフックやらポールやらが付いていたら、それだけで掃除が面倒になります。
安東先生も同じようなことをおっしゃっているので、私のように感じている人は、案外多いと思います。
このようなことを考えると、少なくとも一般家庭のキッチンは、吊るす収納も見せる収納も、しないことがベターなのかな、と思えてきます。
見た目のお洒落は、それだけメンテナンスも複雑になりがちですが、キッチンは見た目よりも、まず動線の確保、そして家事効率のよさが優先されるべきで、見た目のセンスの重要度は、後回しの方がいいのかもしれませんね。
本日は、午前中にいろいろと用事があったので、ブログの更新が夕方になってしまいました。
しかも、ちょっと長くてくどい内容(苦笑)
安東先生が、YouTubeデビューされたので、ちょっとテンション高めなのかもしれません(笑)
これから先、安東先生のアドバイス動画が増えていくと思うと、楽しみで仕方ありません。
安東先生の動画を励みに、頑張って不要品を処分して、家の中を整えていけたらいいな、と思います。