母がコロナになったと聞いてから、母の様子が分からなかったので
8月7日に病院に電話をしました。
看護師さんが出られ、
「母のコロナは無症状で熱が出たのは最初だけ37.1℃あったが、あとは36℃台です。」
「しんどい表情はしておらず、穏やかな表情をしています。」とのことで安心しました。
穏やかな表情をしていると聞いて、ホッとしてしまい、母の食道や胃の状態を聞くのを忘れてしまいました。

こちらからかけようと思っていると、8月9日にリハビリを担当している方から電話がありました。
今はコロナによりリハビリの担当者でも院内に入れないのだそうです。
計画書に母のサインが必要だが書けるかどうかの確認でした。
その時、「2日前に母のコロナの状態はお聞きしたのですが、食道や胃の状態について聞くのを忘れてしまったのでお聞きしたい。」と伝えると

すぐに主治医から電話がありました。
まず、「コロナの状態を伝えなかったのは罹患して10日間は要観察期間で、15日までは様子を見なければいけない状況にあった。」とのことでした。
母の食道や胃の状態は
「排液は200cc超えあったが今は30〜70ccに下がって来ている。
コロナの肺炎と排液などによる誤嚥性肺炎が一度に起こると大変なことになる。」
私は「手術で食道と胃の接合部の癌を切り取ったのにどうして食道から胃に流れていかないのだろうと不思議に思っていました。」と伝えると
先生から「食道から胃には流れている。胃から腸に流れない。」とのことでした。

母はがんと聞いてショックを受けていましたが、生きたいと強く願って手術を決断しました。
私はもしかしたら手術をすると言わないのではないかと頭の片隅で思ってました。
施設の刺激や楽しみのない生活の中で生きる希望が萎えてしまっているのではないかと思っていたからです。(母はもともと知的好奇心の旺盛な人でした。)
とくに耳がほとんど聞こえなく、周りの人とのコミュニケーションも取れないのでさらに孤独を感じているのではないかとも思っていました。
「母はがんを切り取ることを選択し、手術にのぞんだので、ぜひ、応援したいし、なんとか乗り越えてほしいと思っている。」と言いました。

「どれが正解ということはない。どれを選んでも間違いではない。」との
主治医からの言葉になんだか救われたような気がしました。
母は麻痺性イレウス(腸閉塞)を起こし、物理的に麻痺して腸が動かないのだそうです。お腹が動き出すのを待つしかないとのことでした。
また、胃液が溜まっているのでベッドの頭の方を30〜45度にして逆流しないようにしているとのことでした。

2016.8.1 PLの花火(狭山池より)
風下側からの撮影になってしまいました。
2020年から花火大会は開催されていません。