母は2021年5月に最初の施設に入居しました。
コロナ禍の中でしたので、訪問に行っても、中に入らせていただいたのは一度だけでした。
いつも玄関か食堂の窓越ししか会えず、施設の中で母がどのように生活しているか、どのようなケアをしていただいているか、全く分りませんでした。
職員の方と接することがほとんどなく、施設に任せっきりで何もできずにいました。
そんな中、どんどん気になることが出て来ました。
もし、身内の方が施設等に入っておられたら、何かの参考になればと気になったことを書かせていただきます。
①母の日に前もって伝えて施設に行ったのですが、エレベーターから出て来た母を見て驚きました。
母の着ていた服です。パンツは薄手の黒で上のゴムの部分は白糸を使って、2、3cmの大きな縫い目で縫っていました。部分的に縫っているので中の白い太いゴムが4ヶ所見えていました。
上着は地味なTシャツのような普段着でした。
それにしても、母の日にどうしてそんな酷い格好をさせるのか不思議でなりませんでした。
普段から短時間で着やすく、脱ぎやすいものを選んで着せているのか、家族が来るという伝達はされていなかったのかと考えてしまいました。
職員が余程、忙しくて余裕がないのではないかとも思いました。
母はいいものは持っていませんがお洒落な人でした。あまりにみすぼらしい身なりで悲しくなりました。
母の日だけでなく、普段からもう少し華やかなものを着せてほしいと思いました。
②同じ日のことです。その日は玄関先で母に持って行ったお寿司を食べてもらうことになっていました。その時、職員の方が母の横に目隠しのパーテーションを立ててくださいました。
「母が落ち着いて食べられるようにしていただいてありがとうございます。」というと「そうじゃなくて、利用者の中に何でも覗きに来る人がいるので、立てたのです。あの人たちは〇〇のようだとみんなで言っている。」と職員が言いました。
思わず、私は「〇〇と言わないでください。」と言いました。
あとで施設長にそのことを職員から聞いているか確認したところ、「職員からは何も聞いていない。」とのことでした。
「そのパンツは多分、ウエストのゴムにこだわりのある人がいるのでその人のものではないか。」と言われました。そんな特徴のあるものを他人に履かせるものでしょうか?
自分の親や大切な人に接するように配慮ある言動をお願いし たいと思いました。
これから、何回かに分けて書かせていただこうと思います。