少し前ですが、ヤフオクでSound社のSAQ-202というかなり古いアンプを落札しました。
まずは落札したアンプの写真を。
なぜ、こんな汚いアンプを落札したかというと、背面にTO-66のトランジスタが顔を出しているのが見えたから。
TO-66型は、古いタイプのトランジスタで、TO-3型のように大きい形状ではなく、小さいメサ型のトランジスタです。下記写真がメサ型のトランジスタですが、小さい方がTO-66です。これが結構かわいくて、出力段に使われているアンプを見かけると、手ごろな値段ならつい、入札してしまいます。
また古いアンプは、回路が簡単で真空管アンプ愛好者にはとっつきやすく、案外音がいいのがお気に入り。小型にもかかわらず、ICを使用せずディスクリートで作っているところもいい。
ネットで調べてみるとSAQ-202は60年代後半の製品で、50年以上前のもののようです。
外観は結構錆があり汚れていますが、中も気になるところ。ふたを開けてみたところ、やはり結構錆が・・・恐らく結露か水滴の侵入で錆がかなり出たようです。
基板廻りが特にひどいようです。また触ると手が錆ですぐに汚れる。
裏側も確認。やはりシャーシの錆がひどいようです。
さて、これをどうレストア、改造していくか。レストアといってもあくまで改造なので、もちろんオリジナルに忠実には致しません。大概、壊れている箇所はトランジスタや、電解コンデンサ類で、当時のものを入手するのは結構大変。そんなに金かけてなおすようなアンプでもありませんので・・・。現在では電解コンデンサはもっと性能がよくなって、小型化しており、当時の容量で同じサイズ物のは入手不可能でしょう。ということで、実際には修理・改造ということになります。
どうなっていくのやら・・・
ではまた~。
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