以前のブログで、ヤフオクで1619を10本ほど落札し、その10本のうち5本だけ1619で、さらに3本が外見は正常、残り2本はガイドピン折れ、残りの5本は全く別の球が入っていた旨の記載をしたことがあります。
折角なので、その時の写真を載せます。落札した10本中、左3本だけ外見は正常な1619でした。
で、最近1619がオフ会の間ではやっていましたので、どんな音か自分のアンプでも確認したいなと、ふと思いこの1619を使ってシングルアンプを作ってみることにしました。使用する球は、上記写真のガイドピンが折れた2本を使用するつもりです。上記真ん中2本になります。
早速、1619を使った場合のアンプの設計をします。特性表はRCAから公開されているので、これを使用します。
トランスがXE-20Sなので、5kΩのロードライン(赤線)を引いてみます。プレート電圧300Vぐらいかけてみようかと思いましたが、少し控えて280Vの動作点にしてみることにしました。動作点は、Ip=50mA、Vp=280Vとして、出力Poやバイアス抵抗値Rkを計算してみると、
Po = (230 x 0.095) / 4 = 5.4 [W]
Rk = 14 / 0.05 = 280 [Ω]
となりました。プレート供給電圧Vppは、Vgが14V程度なので、ほぼ300Vとなります。早速、いつも使っているアンプの配線を変更します。
変更後の配線ですが、もともとは300Bを使用していましたが、その後いろいろな球を経ていますので、そろそろ内部配線がかなり汚くなってきました。
写真の一番下は、カソード抵抗ですが、430Ωと1kを並列にして、計300Ωとしています。
さて、これで配線を確認し電源を入れてみて一応、各部の電圧は問題なさそうでした。
そこで、入力に1kHzの正弦波を入力して見たところ、なんと出力トランスからスピーカ出力並みの発振音が・・・
まずいと思い、すぐに電源を落としましたが、何が原因なのか、夜も遅いのでまた次の機会に確認しようと思います。
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