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明治神宮内苑の人工林の観察

2012年01月24日 | 野山


明治神宮は東京都渋谷区に有り面積72万㎡有り内苑と外苑に分かれ、観察した内苑は鬱蒼と茂った常緑樹の森となっている

外苑は野球場や陸上競技場などが有ります

この地に明治神宮を設営するに当たり一流の造園学者達が集められ、研究的実験の「永遠の森」を目指した壮大な計画のもとに、まず100年後を考えて照葉樹を主に植えました

予算は無く全国から奉納したいと献木が集まり樺太、台湾、満州、朝鮮からも献木されました
当時植林した種数は365種でしたが、現在では246種17万本が残っていて豊かに茂っています

初詣には日本一多くの参拝者が訪れます

この地を明治天皇は「うつせみの代々木の里はしづかにて都のほかのここちこそすれ」と詠った

一流の学者達が構想した植生遷移による100年後の極相林を、90年ほど経過した今、その森林を観察
することは意義の有る事だと思いました




冒頭の大鳥居は台湾ヒノキで造築されたが、落雷に遭いその後に再建した樹種も台湾ヒノキだそうです

浜松では快晴だった様ですが、東京は冷たい雨が降り出しました

先ず本殿を参拝して記念写真も撮り西神門から参道の観察を始めました






献木の総数95559本とその内訳、針葉樹31698本、常緑広葉樹59381本、落葉広葉樹4474本、
単子葉樹6本、草本類10205株

年間枯損樹木本数は、100~500本

都市林としての明治神宮の存在意義は都民はじめ国民が気軽に訪れる事が出来る所だと思います

自然を残そうとしたのではなく、新しく自然に近い大森林を造成しようとした創造性と、造成させた実行力に驚嘆し敬意と感動を覚えました

トウネズミモチ・アオキ・モチノキなども鳥が種を運んで沢山増えていました(写真)

明治神宮には、カラスが多いので鳩が居ないそうですが歩いていてもカラスが沢山居ました

広い玉砂利を歩いていても落ち葉1枚落ちていないほど綺麗です職員が清掃、枝切などをしているそうです

箒はモウソウ竹で自作しているそうです、ブロワーも使用して本当に綺麗に管理されていました

参拝者は落ち葉1枚でも持ち帰ってはいけないそうです

「講座資料参考」


今回は参拝だけではなく植物観察が目的の明治神宮でしたが、歴史に触れ、自然に憩い初めて知る事ばかりで

感動の連続でした

東京の天気予報は午後雨か雪に成る事は事前に調べて行きましたが、着いた時から降り始め3時には本降り

今日のテレビを見ていると夜に成って雪に成り都内も積もり事故が多発しているようです

雪に成る前に東京を脱出して良かった!!

静岡県に入ると夕日が綺麗で晴れていた様子が分かりました
コメント (6)
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