【風吹けば波立ち波激しければしぶきを受ける、波を受けしぶきをかぶっても,
舵取りさえ確かなら目的の港に入ることが出来る】…松下幸之助語録。
菅政権は追加の経済対策【国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策】を、
閣議決定したが、ハリボテ数字で虚飾された事実上国民切り捨て政策が並んでいる。
メデイアは【追加経済対策73.6兆円】と報じられているが、その内約7割にあたる・・
51.7兆円と大半費やすのは、デジタル化推進やマイナンバカ-ド普及促進、脱炭素、
ポスト5G開発強化と追加経済対策が【自助】丸出しで大半が新自由主義政策に充てられる。
最重要課題となっている病床の確保、医療提供体制の強化や検査体制の充実、時短営業に
応じた店舗支援金といったコロナ拡大防止策に充てられているのは【たったの6兆円】だ。
73.6兆円というのは民間投資含む事業規模でしかなく、財政支出の約40兆円で、
その内国費は30.6兆円だ。来年度の予算案の約10兆円も含まれ予備費10兆円まで含まれ、
加算され、つまり73.6兆円と威勢のいい数字はカサ上されたものであるばかりか
緊急に対策が必要な感染拡大防止にはほとんど充てられず、菅義偉が舵取り役となっている
経済政策に費やされるのだ・・・・・
今年の春先から再三再四、医療提供体制の脆弱さが指摘され、看護師不足、待遇改善等々、
抜本的な改善施策を打たなかったために、ついに自衛隊の看護派遣にまで至っている。
この危機的状況のなか【地方移住者して住宅を購入すれば100万円のポイント付与】など、
緊急性のない政策に予算を充てようというのである。
記者会見で【医療機関、高齢者施設などコロナ対策について最大限の支援を行う】と述べたが、
これのどこが【最大限】なのか・・・
東京大学が感染リスクが高まると指摘した【GOTOトラベル】は、中止どころか延長し・・
予備費3000億円を追加投入を示唆、ところがコロナ対策分科会からGOTOトラベルの延長を
中止するよう再三の指摘に検討せずだって❔・・危機感先見の脳なし野郎の集合体だ。
今後、さらに厳しさが増していく事だろう国民の雇用や生活を支える策は早々に打ち切り、
政策が完全に状況と逆行しており、とてもじゃないが正気の沙汰とは思えない・・・
冒頭の【松下幸之助の航海語録】をしっかり受け止め把握することを望む・・