
安部晋三氏の【国葬】に疑問・法学者【閣議決定は明らかに違憲国葬の私物化】と指摘
憲法や法律といった観点から筋が通らないと指摘する慶応名誉教授憲法学者小林節さん
小林さんはこう説明する・・
【今の時代における国葬とは何か、政府は積極的に説明すべきだ
なし崩し的な形で準備がすすめられようとしている賛同しかねる】
【自民党葬ならご自由にだが、国葬を行うには、大きな費用が掛かる、財政の支出権限は国会に
あるんだから、国葬をしたいんならまず国会で議論をして決議するべしで国葬とするなら根拠法令が
ないから、本来できないと思う法律がないなら1回限りのことであっても国会の決議を取らないと
憲法上、筋が通らないと思う】・・・・・
松野博一官房長官曰く【内閣府設置法4条3項33号に、内閣府所掌事務として国の儀式に関する
事務に明記され、国葬義を含む儀式の執行は行政権に属することが法律上明確となっており閣議決定を
根拠としてできる】などと説明した・・・・しかし・・・
これに対して小林氏は・・・・・・
【内閣府設置法4条6項33号は、皇室典範法律25条できまっている国葬などの儀式を内閣が
執行する規定であって、内閣が元首相の国葬という新しい義式類型を創出して良いという規定ではない、
だから今回の閣議決定は明らかに違憲です】と反論内閣府だけで決めるのなら内閣葬がふさわしい・・・
【国葬なら国権の最高機関だある国会の議決が必要で、国会にはそのような大きな権力行使を根拠づける
立法権と国費の支出を根拠づける財政処分権がありますが、内閣にはそれだの権限はありません・・
安部政権時に、首相が内閣法制局長官人事に介入して以来、事前の違憲審査機関としての法制局は
死んでしまいました】との見解を述べた・
岸田首相が心から【安部元首相は国葬にふさわしいと考えるなら、憲法72条に明記された首相の
職務として国会に【元首相国葬法案】を提出して堂々と議場で論ずるべきでその上で、主権者である
国民の世論が納得して国会の決議が得られれば、民主的手続きを獲たものとして安部元首相の国葬に
価値が出ます。今のままでは、国論が定まらずらず強引な国葬強行によつて、また・・・・
国民の【分断】が生じます、単なる【愚作です】と小林氏は指摘する・・・
安部氏の通夜や葬儀の献花台には、1キロの行列ができるなど哀悼の意を示す国民が多いことは
確かだが【国民的総意を確認しないままなら国葬の私物化です国葬の価値がなくなります】
岸田氏が、国内外から、幅広い哀悼の意が寄せられこはとも踏まえたとした点についても。。
【首相在任が期間が長く国際的に顔を知られており、各国首脳外交儀礼上哀悼のまだ意を唱えた
それを持って日本の評価を高めたというのはおかしな話である】と疑問を呈し指摘する。
安部元首相は、まだ歴史的評価が定まっていない政治家で、【森友・加計学園や桜を見る会】の
問題は、【権力の私物化とも考えられます。官僚の人事権を鑑定が握ることで、官僚を支配してきた
安部氏の手法により、官僚も堕落した権力による隠ぺいなどが明らかにされていないから
歴史的な評価がなされるべきです】…過去30年間で、賃金は上がらず、物価は上昇した
アベノミクスで生活が良くなったと実感できている国民は多くはなさそうである・・
【そのうち10年以上、安倍氏は幹事長・官房長官・首相として担ってきたわけだから
日本の経済を悪化とさせた政治家としても大きな責任があるはずです、そういう意味においても
国葬に値する人物なのか、もっと時間をかけて冷静に判断されるべきであると思います】
今一度、しっかりとした議論が必要ではないだろうか・・岸田君それでも決行なされますか❔❔