青空に 凛と 十一月です・・・・
日本で花といえば、春は桜・秋は菊‥しだいに花の数が少なくなる季節・・・
大倫の花を咲かせるにせよ、野菊のように可憐であるにせよ、
人の気持ちを託す対象になるのでしょうか・・紅葉の自然美と、菊の人工美と、
日本人の花に託す思いは、なかなか複雑です。
この季節の花といえば、まずは菊・・霜が降りる頃咲く花・・別名(霜見草)・・
草や樹木が冬に向かって枯れ急ぐなか、大輪咲の大菊は、
澄んだ空の下で誇らしげに伸びています・・木枯らしの中でも輝き放つさまは、
まさに・・『凛』という一文字・・晩秋に見る美しい一コマです。
花も、温室育ちの花が四季を失くしてしまいました・・こんなふうに
『旬』がなくなったことを、嘆くのは、古い人間だけなのでしょうか。