電線に並んだ見慣れている雀も、お正月になると、初雀になる・・動くことのない山々も初富士になり・・
歳時記の世界では、森羅万象ことごとくに心があって・・あたかも新しい年に
なったことを知って張り切っているかのようです・・・・
数え年から満年齢時代へ、年が明けると一つ年を重ねるという感慨はなくなりました・・
大家族から核家族へ屠蘇や雑煮を祝うことも少なくなりました・・
事情や環境が変わり、お正月の行事などひと昔とは様変わりしたり、あるいは・・
すたれてしまったものもありますが、新年を迎えた気持ちには、
昔も今も変わりはありません・・キリット襟を正すというのでしょうかこの一年を、
充実したいものにと願う日本人ならではのお正月観でしょう・・
迷走の 初夢なりし 忘れけり・・・二日の夜に見る夢を初夢と言うらしく、
皆様もお正月にふさわしい一年の運勢を判断する良き夢を見られることでしょう。
福寿草・・
めめ