知っておきたい金利の基礎知識・・市場金利と政策金利の違いとは?‥・金利の変動が私たちの生活や為替・企業業績に影響する
日米共に金利の動向に注目が集まっている…では、ニュ-スで耳にする政策金利はどのようなものか、実際に生活に密接な関係のある
市場金利とはどのようなものか?‥・・最近、ニュ-スを始め、いろんなところで【金利】という言葉を耳にすることが増えました。
とくに、【市場金利】と【政策金利】は頻出しています・この二つはどんな金利で、私たちの生活にどのような影響があるのでしょう。
市場金利を左右する政策金利・・・
市場金利、金融市場において金融機関同士が取引する際に用いられる金利で、私たち預金の金利などとは違い、需給に基づいて決まり、
その市場金利の需給は、何の影響を受けるかというと、主な要因は、政策金利です・・・
政策金利は、日本銀行のような中央銀行が、一般の銀行に資金を貸し付ける際に用いる金利を指します。日本の政策金利は長い間、マイナスで
マイナス金利を解除し0.1%に、さらに7月には0.25%になっています…一方、アメリカでは、逆に9月に政策金利(FFレ-ト)が(0.5%)引き下げられ、
現在5.0%です。市場金利は、こういった政策金利の上げ下げの影響を受けて・・変動します・・・
市場金利は、二つに分けられます‥1・・短期金利・・機関が1年以内に適用される金利で、企業や銀行が短時間で資金を融通する際に使われます。
2.・・長期金利・・期間が1年以上の取引に適用される金利で、住宅ロ-ンや企業設備投資を刷る際重要になります・・・
日本では【10年物国債の利回り】が長期金利の指標としてよく使われます‥・政策金利の変更は、短期金利・長期金利のどちらもにも影響を与えますが、
特に短期金利は、政策金利の予想を強く反映を強く反映する傾向があります。
市場金利が生活に与える影響・・・市場金利の変動は、私たちの生活に直接影響を与えます・・住宅ロ-ン・自動車ロ-ン等の組む時の金利が上がれば、
返済額も増え、逆に、金利が低ければ安い金利で借りられるので負担が少ない‥また預金の利率にも影響し金利が高いと、預けたお金で多くの利息を受け
取れる一方、金利が低いと利息も少なくなります。
また、金利が上昇するとその国の通貨は買われやすくなり、日本では、これから金利が上昇すると考えられますので、円高要因となり、円高になれば
海外旅行や輸入品を購入する際には安くなるのでお得ですか、輸出企業にとっては、海外での商品価格が上がり、ものが売りづらく、利益圧迫要因になり、
このように金利の変動は、私たちの生活に密接にかかわりあっていますので、日頃からその動向に意識を向けておきましょう。