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厚生労働省は、公的年金財政の長期見通しを試算する5年に1度の「財政検証」の
結果を27日に公表すると明らかにした・・
検証結果を踏まえ、年金制度改正に向けた議論を本格化させ、来期の通常国会に
関連法の改正案を提出する方針だ・・・今回の財政検証は六つの経済成長の
パターンに応じ、公的年金の将来の給付の水準を示す・・現役世代の減少と
平均余命の延びに伴って給付を抑える「マクロ経済スライド」が適用されるため
政府は「制度は持続可能」とする一方、給付水準の低下が見込まれる。
政府はすでに、このままでは年金制度が立ち行かなくなることはわかっていたため、
「一億活躍社会」という謳い文句のもと「みんな70歳まで働け!!」という
方針を推し進めている・・・「財政検証」の公表を伸ばしたこと自体、国民にとっては、
相当厳しい内容であることは想像に難くない・・・・
65〜69歳男性の労働力率は70.1%・・・65〜69歳女性の労働力率も53%台に設定され、
それなら所得代替率50%以上維持できる・・すなわち「みんな死ぬまで働け!!」と、
いう結論になるのは間違いないだろう・・政府は今、年金制度維持の為に給付期間を
短縮することで帳尻を合わせようと躍起になっている・・・しかし、
このまま政府の目論見通りになったら国民の老後はどうなるのか、・・・・・
男性の健康寿命は72歳である・・70歳まで働いてようやく年金を貰えるようになり、
これから悠々自適の老後が送れると思っても、わずか2年後には介護施設などに
入所しなければならなくなる人が大半となるそんな老後で本当に幸せだろうか!!
厚労省の27日の「財政検証」発表が楽しみだ・・・・