アブラギリを使った新商品づくりがスタートしました。
イメージはだいたい頭の中でまとまったので、進めるところはどんどん進めていきます。
まずは、製材された板材から、木取をし、直角面を出したり、厚みや幅を揃えたりと、
いくつかの工程を踏まえながら、加工する寸法まで、形づくっていきます。
木取りで幅40mmで揃えていた、アブラギリ材を、
加工寸法の36mmに揃えるためテーブルソーを通しているところ ↓
↑ 手間ですが、上下2回に分けて機械に通しています。
このアブラギリ材は、回転する丸ノコ刃の摩擦熱により、反ったり曲がったりする恐れがあるため。
角材は、機械の摩擦熱により、結構な確率で材が曲がるんです。
限られた材料のため、念には念を。
つづいて、墨つけ ↓
できるだけ、毛引きでマークします。
シャーペンも使いますが、芯が太いので、その芯幅分、誤差が出てしまいます。
太いと言っても、0.5mmなのですが、シャーペンの線2本分で、1mm。
このサイズのホゾ穴(9mm × 20mm)で、1mmの誤差は大きく、仕上がり強度に影響します。
アブラギリは、材が白色なので、墨がよく見えてgood!
イスノキのように、黒っぽい材だと、墨が見えにくいので、加工途中に苦労します。
ホゾ穴を掘る、角ノミ機 ↓
たくさん穴をあけました。 屈んでの作業だったので腰が痛くなった。
開けた穴の底には、削り残しがあるので、ノミで底を平にします。
これもたくさんあるので、作業は延々とつづきます。
こういう地味でコツコツする作業は、夜にしたりすることが多いですね。
黙々とする手作業、嫌いではありません。
レポート 3 へ つづく
アブラギリで 新商品開発 レポート まとめ
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