福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

アブラギリ で新商品開発 レポート 2

2020-10-21 21:51:28 | 製作記録

アブラギリを使った新商品づくりがスタートしました。

イメージはだいたい頭の中でまとまったので、進めるところはどんどん進めていきます。

 

まずは、製材された板材から、木取をし、直角面を出したり、厚みや幅を揃えたりと、

いくつかの工程を踏まえながら、加工する寸法まで、形づくっていきます。

 

 

 

 

木取りで幅40mmで揃えていた、アブラギリ材を、

加工寸法の36mmに揃えるためテーブルソーを通しているところ ↓

 

 

 

 

↑ 手間ですが、上下2回に分けて機械に通しています。

 

このアブラギリ材は、回転する丸ノコ刃の摩擦熱により、反ったり曲がったりする恐れがあるため。

角材は、機械の摩擦熱により、結構な確率で材が曲がるんです。

限られた材料のため、念には念を。

 

つづいて、墨つけ ↓

 

 

できるだけ、毛引きでマークします。

 

シャーペンも使いますが、芯が太いので、その芯幅分、誤差が出てしまいます。

太いと言っても、0.5mmなのですが、シャーペンの線2本分で、1mm。

このサイズのホゾ穴(9mm × 20mm)で、1mmの誤差は大きく、仕上がり強度に影響します。

 

アブラギリは、材が白色なので、墨がよく見えてgood!

イスノキのように、黒っぽい材だと、墨が見えにくいので、加工途中に苦労します。

 

ホゾ穴を掘る、角ノミ機 ↓

 

 

たくさん穴をあけました。 屈んでの作業だったので腰が痛くなった。

 

開けた穴の底には、削り残しがあるので、ノミで底を平にします。

これもたくさんあるので、作業は延々とつづきます。

 

こういう地味でコツコツする作業は、夜にしたりすることが多いですね。

黙々とする手作業、嫌いではありません。

 

 

 

レポート 3 へ つづく

 

 


 

 

アブラギリで 新商品開発 レポート まとめ

レポート 1234 ・ 56

 

 


 

 

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