福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

アブラギリ で 新商品開発 レポート 3

2020-10-24 12:55:50 | 製作記録

レポート2では、ホゾの穴加工まで進めました。

今回は、ホゾのオス加工についての記録です。

 

テーブルソーという丸ノコの機械で、ホゾ幅を加工(アブラギリ材) ↓

 

 

 

縦、繊維方向に、バリがでるので、ノミで削ぎ落とします ↓

こちらは上の写真と違って、屋久島の地杉です。色や木目が違いますね。

 

 

アブラギリでの新商品開発ですが、

屋久島森林管理署より頂いた材には、限りがありますので、

地杉と合わせて制作を進めています。

同じ加工をするので、両者の違いがよくわかります。

 

そういえば、新商品で何を作っているのか、お知らせしていませんでした。

それは、アブラギリと地杉を組み合わせた スツール です。

 

このスツールは、10月26日からはじまる、「屋久島木材フェスタ」に出品予定。

最終日の、31日(土)には、販売も予定しています。

 

ホゾ加工の続きですが、

縦にノコ刃を入れた後、テーブルソーの横切り機能で、ホゾの両サイド部分を切り落とします。

 

 

写真左側の部分を押してスライドします ↑

これは、このテーブルソーのオプションとして取り付けたものです。

設定に、少々の時間がかかりますが、一度に多くの加工をする場合に重宝しています。

 

 

 

ホゾづくりをした後、バンドソーでカーブに切り落とします ↓

 

 

機械で、音の出る作業は、夜遅くならないように済ませておきます。

夜は、手作業の時間として、作業工程を組むようにしています。

 

いつも遅くまで、残業しているわけではありませんが、

忙しい時は、このように、音の出る出ない工程を考えながら仕事をすると、朝から夜までフル活用できます。

 

 

ホゾの面取り ↓

 

 

ホゾ穴に入りやすいように、また、接着剤がホゾ穴内側全体に回るように面取りしておきます。

 

写真のように、ノミで角を削ぎ落とす他に、

玄能(トンカチ)で、トントン叩いて押し潰す(木工では 木殺し といいます)方法があります。

 

日にちが迫っているので、残業がつづきますε-(´∀`; )

 

 

 

レポート 4 へ つづく

 

 


 

 

アブラギリで 新商品開発 レポート まとめ

レポート 1234 ・ 56

 

 


 

 

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