レポート2では、ホゾの穴加工まで進めました。
今回は、ホゾのオス加工についての記録です。
テーブルソーという丸ノコの機械で、ホゾ幅を加工(アブラギリ材) ↓
縦、繊維方向に、バリがでるので、ノミで削ぎ落とします ↓
こちらは上の写真と違って、屋久島の地杉です。色や木目が違いますね。
アブラギリでの新商品開発ですが、
屋久島森林管理署より頂いた材には、限りがありますので、
地杉と合わせて制作を進めています。
同じ加工をするので、両者の違いがよくわかります。
そういえば、新商品で何を作っているのか、お知らせしていませんでした。
それは、アブラギリと地杉を組み合わせた スツール です。
このスツールは、10月26日からはじまる、「屋久島木材フェスタ」に出品予定。
最終日の、31日(土)には、販売も予定しています。
ホゾ加工の続きですが、
縦にノコ刃を入れた後、テーブルソーの横切り機能で、ホゾの両サイド部分を切り落とします。
写真左側の部分を押してスライドします ↑
これは、このテーブルソーのオプションとして取り付けたものです。
設定に、少々の時間がかかりますが、一度に多くの加工をする場合に重宝しています。
ホゾづくりをした後、バンドソーでカーブに切り落とします ↓
機械で、音の出る作業は、夜遅くならないように済ませておきます。
夜は、手作業の時間として、作業工程を組むようにしています。
いつも遅くまで、残業しているわけではありませんが、
忙しい時は、このように、音の出る出ない工程を考えながら仕事をすると、朝から夜までフル活用できます。
ホゾの面取り ↓
ホゾ穴に入りやすいように、また、接着剤がホゾ穴内側全体に回るように面取りしておきます。
写真のように、ノミで角を削ぎ落とす他に、
玄能(トンカチ)で、トントン叩いて押し潰す(木工では 木殺し といいます)方法があります。
日にちが迫っているので、残業がつづきますε-(´∀`; )
レポート 4 へ つづく
アブラギリで 新商品開発 レポート まとめ
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