鰹木づくり「前編」
鰹木(かつおぎ)とは、神社屋根の棟木と直角の方向に横たえ並べた丸太のこと。
現代では、装飾となっていますが、本来は茅葺き屋根を押さえたりする役目があったと思われます。
まずは、鰹木の丸太を削り出す角材づくりから。
角材の形を揃えたのち、テーブルソーで八角形に。
センター出し。
木工旋盤で円柱状に加工。
専用の治具をつくり、トリマーを水平方向に動かして削り出していきます。
真っ直ぐの円柱をエンタシス(中央に膨らみをもたす)に加工するため、先ほどのトリマー治具を斜めにセット。
先細りになるように加工。
加工動画はこちら(*機械音に注意)
トリマーで荒削りしたところ。
逆目になっている部分は欠けてしまいました(写真右側手前)。
あらかじめ予備を含めて加工しています。
再度、木工旋盤にセットして、ペーパーがけ。
多少筋が残るものの、比較的きれいに仕上がりました。
関連記事
福島木工家具店
オーダー・造作家具 木製品設計製作
〒891-4404 鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間752
mail : fukumoku1@gmail.com
T/F : 0997-47-2695
木育ブログはこちら → 家具職人の木育ブログ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます