サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

中日 宙組公演 「ロバート・キャパ 魂の記録」

2014年02月09日 | 宝塚・エンタメ
20世紀を代表する報道写真家のロバート・キャパの青春を中心に

描かれている作品。

2年前に、大劇場とは違う劇場で上演され、当時この作品は、凰稀 かなめの

代表作になるのでは・・・・と、評価されていたもの。

去年は、キャパの生誕100年と言うことで、写真展が開かれたり

テレビでキャパについて、流されているときにも、凰稀の舞台が

チラッと流れていたりして、この公演を見逃したのは、残念だったな~

と、思っていたところに、今年の名古屋 中日劇場で再演するという。

で、観劇してきました。

キャパの青春時代とその恋人ゼルダとの恋愛模様を描いている作品。

ただ、「こんな人です、こんなことをしました」みたいな紹介のような

作品ではありました。

それでも、どれとは、言わないけれど、一度見ただけでは判らないお芝居よりは

数段いいです。(笑)

私が、キャパの写真から感じる優しさを、凰稀に感じました。

彼女は、見ている者にこの上ない幸福感を与える優しい笑顔を持っていますが、

そういった外形的なものではない優しさを大切にしているようでした。

ゼルダは、宝塚の娘役には、珍しい自立した、自分の意見をはっきり

表面に出してくる女性。

演じた 実咲 凛音(みさき りおん)は、自立した女性を演じるのが

あう娘役だと思う。

実際、キャパを、見つけ世に出すという凄い人ですが、こちらも

表面的な強さだけではなく、内に秘めている確固たる信念を貫いている女性のようでした。

この二人の駅での別れの場面は、とても切なくなります。


それにしても、大劇場の公演では、がっつり組むお芝居が今までない、このコンビ。

いつ、このコンビが大劇場でがっつりとお芝居をするのか・・・・、

恋愛物でも、コメディーでもいけそうな二人なので、なにか観てみたいです。

あと印象的だったのは、スペイン内戦時のスペイン共和国の 兵士、ロベルトを

演じた蒼羽(そらはね) りく。

ダンサーとしての認識はあったけれど、この公演で、骨太な男っぽさを感じました。

さらっとした感じの男役が多くなったような気が最近している私にとっては、

楽しみな子だな~と、感じた瞬間でした。

ただし、歌は頑張って欲しいです!!


















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