もう、この有名な映画の舞台化の話を聞いたとき、一番に頭に
浮かんだのは、鬼軍曹は誰がするんだろう・・・・?ということだった。
リチャード・ギアの役は、柚希 礼音に決まっているし、
二番手の凰稀 かなめは、友人の役で絡むのかな~と思っていた。
で、配役発表を見てちょっとびっくり。
鬼軍曹が、凰稀になっている・・・・。
どうみても、柚希のほうが、いい体格なんだが・・・・。(笑)
それともう一つの心配は、演出家が私には品が無いように思えて
どの作品も今まで相性が良くなかった・・・・のも心配で、
どれくらいお下品な台詞を盛り込む・・んだろうと思っていたけれど、
こちらはまあ、そんな心配したほどでもなかった。
この舞台で期待されたのは、華奢で王子様な 凰稀 がどれほど鬼軍曹に
なれるか・・・ということだった。
ひげをつけて、台詞回しも工夫していた。ちょっと、Sっぽい。(笑)
まあ、彼女には何となく悪気の無いSぽさを普段も感じるが・・・。(笑)
それを、より強調した感じ。
で、肝心の柚希は、地味な軍服にも関わらずオーラを放ちまくり、
本当にトップの貫禄が出てきたなぁ~と、言うのが実感。
障害物の壁のぼりや、腕立て伏せ・・・なんかが入っているお芝居なので、
宝塚的ではないけれど、そこはそれ、やっぱり宝塚風味に味付けされています。
お芝居終りのショーで、軍服の黒燕尾で男役が踊るのですが、
ここがメチャメチャ格好いい!!
今回は、大きな羽も無く、パレードは敬礼で終わる・・・というものだったけれど、
軍服の衣装だったので、これもあり!!です。
※私の後ろのご婦人方は、初めての観劇だったらしく、
1本目の日本物の後は「よく寝れた」と、仰り、2本目は、凰稀 かなめが
出てくるたびに「顔が小さい、細い、足が長い」とお話になり、
挙句、柚希がトップだとしばらくしてから気がついたようで、
お芝居に集中できなかった私。(笑)
まあ、初めてだから仕方が無いとは思ったけれど、静かに寝てて・・・欲しかった。(笑)
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