我が家の周辺の家々の梅も咲き始めた。
すぐ近くの家の梅の木はあまり大きくはないが毎年きちんと手入れされており、
そのこんもりとした木の形どおりに咲く白梅の姿はこの寒空の下で凛として
いるようで実に美しい。
そしてほのかに漂ってくる優しい香りが気持ちを穏やかにしてくれるようだ。
また旧家の大きい庭に何本も並べて植えてある大きな梅の木には少し濃いピンクで
艶やかな花が競い合うように咲いており、その姿はこの寒さにひるむことなく
大手を広げて周りを圧倒しているように見える。
これから全国各地の梅の名所と言われるところには観光客が訪れ、いろんな思いを
もって見たり楽しんだりすることだろう。
関東圏にも多くの名所があり私も何ヵ所かへは行き、それぞれの梅の顔や
形、そして香りを楽しませたもらったことが鮮やかに蘇るのは梅の木が
周りの景色と一緒になって醸し出す風景が好きだからだと思う。
中でもまもなく(2月中旬から)恒例の梅まつりが開催され、100種類もあり
その数3000本を誇る梅が次々と咲く水戸偕楽園はやはり上位にランクされるのでは
ないだろうか。
26年前、私が50歳の頃に若いバイクの仲間達とツーリングの途中偕楽園へ寄った時、
園内の前方に振り袖姿の「水戸の梅娘」たちの姿が見えたのでこの機会に全員で一緒に
一刻も早く写真を撮らせてもらおうと仲間が競って通路を走り、私ともう一人が
「水戸の梅娘」たちの直前で同時に躓き、大きく転んだ時に手を差し伸べてくれた
梅娘たちの笑顔が大きな笑い顔となって私たち二人に向けられていたことが懐かしい。
現在は(2001年ごろから)『梅娘』ではなく『梅大使』という名前で茨城を
代表する観光大使として活躍しているがこの「梅娘」という歴史もかなり長いようである。
今、3月のカレンダーに「偕楽園行き」と書き込んだ。
もう一つ思い出に残るのは『吉野梅郷』の中にあった『青梅市梅の公園』。
ここも東西4キロにもわたる広い自然の中にやはり100種類以上の梅の木があり、
梅まつりも開催されファンには人気の梅林だったが平成21年にこの地区で
「ウメ輪紋ウィルス」という菌が発見され、青梅市内では多くの梅の木が伐採され、
その感染が拡大されないように・・・ということで平成26年5月にはすべての梅が
伐採されることになった。
その春、これが梅を愛でる最後の春・・・ということで観に行ったが、静かに、
綺麗に咲く数々の梅樹との別れを惜しむ人たちの姿がなんとなく寂しそうでもあった。
私も数多くの写真を撮り保存しているがあれだけ歩いても全く疲れを感じなかったことや
綺麗で最後まで崇高な姿を見せてくれた梅の木々の表情が今も脳裏に焼き付いている。
この梅は青梅市の再生計画によりいずれまた復活される期待が持てるそうだが
道のりはかなり長いようだ。
すぐ近くの家の梅の木はあまり大きくはないが毎年きちんと手入れされており、
そのこんもりとした木の形どおりに咲く白梅の姿はこの寒空の下で凛として
いるようで実に美しい。
そしてほのかに漂ってくる優しい香りが気持ちを穏やかにしてくれるようだ。
また旧家の大きい庭に何本も並べて植えてある大きな梅の木には少し濃いピンクで
艶やかな花が競い合うように咲いており、その姿はこの寒さにひるむことなく
大手を広げて周りを圧倒しているように見える。
これから全国各地の梅の名所と言われるところには観光客が訪れ、いろんな思いを
もって見たり楽しんだりすることだろう。
関東圏にも多くの名所があり私も何ヵ所かへは行き、それぞれの梅の顔や
形、そして香りを楽しませたもらったことが鮮やかに蘇るのは梅の木が
周りの景色と一緒になって醸し出す風景が好きだからだと思う。
中でもまもなく(2月中旬から)恒例の梅まつりが開催され、100種類もあり
その数3000本を誇る梅が次々と咲く水戸偕楽園はやはり上位にランクされるのでは
ないだろうか。
26年前、私が50歳の頃に若いバイクの仲間達とツーリングの途中偕楽園へ寄った時、
園内の前方に振り袖姿の「水戸の梅娘」たちの姿が見えたのでこの機会に全員で一緒に
一刻も早く写真を撮らせてもらおうと仲間が競って通路を走り、私ともう一人が
「水戸の梅娘」たちの直前で同時に躓き、大きく転んだ時に手を差し伸べてくれた
梅娘たちの笑顔が大きな笑い顔となって私たち二人に向けられていたことが懐かしい。
現在は(2001年ごろから)『梅娘』ではなく『梅大使』という名前で茨城を
代表する観光大使として活躍しているがこの「梅娘」という歴史もかなり長いようである。
今、3月のカレンダーに「偕楽園行き」と書き込んだ。
もう一つ思い出に残るのは『吉野梅郷』の中にあった『青梅市梅の公園』。
ここも東西4キロにもわたる広い自然の中にやはり100種類以上の梅の木があり、
梅まつりも開催されファンには人気の梅林だったが平成21年にこの地区で
「ウメ輪紋ウィルス」という菌が発見され、青梅市内では多くの梅の木が伐採され、
その感染が拡大されないように・・・ということで平成26年5月にはすべての梅が
伐採されることになった。
その春、これが梅を愛でる最後の春・・・ということで観に行ったが、静かに、
綺麗に咲く数々の梅樹との別れを惜しむ人たちの姿がなんとなく寂しそうでもあった。
私も数多くの写真を撮り保存しているがあれだけ歩いても全く疲れを感じなかったことや
綺麗で最後まで崇高な姿を見せてくれた梅の木々の表情が今も脳裏に焼き付いている。
この梅は青梅市の再生計画によりいずれまた復活される期待が持てるそうだが
道のりはかなり長いようだ。