私の住むマンションは今年で築23年になる。
このマンションが建つ少し前から近くに大きなマンションが2棟ほど
あったようだが20年ほど前から続々とマンションが林立し、いずれも
昔からの住宅街に隣接しているが近くには少しだがまだ畑なども
残っており、静かな環境はそのまま維持されているように見える。
マンションの庭側の道路の向こう側は昔から(所有者の先祖代々)
ずっと250X100メートルぐらいの幅も奥行きもある大きな梅林
だったのだが5~6年(6~7年?)前から高齢者用の住宅が建てられ
この時季に梅の花と香りを楽しむことができなくなったが、暖かい日には
入り口近くで入居者のひなたぼっこをする姿を時々みかけるようになり、
何故か「ほっこり」するのである。
今日は生憎の天気で微笑ましいひなたぼっこの姿は見られそうにないが
明日の日曜日は天気が回復して暖かくなるようだ。
また優しい笑顔が見られると思う。
マンションのすぐ向かい側は広い駐車場を併設した近代的な2階建ての
『サービス付き高齢者向け住宅(自立型)』が2棟・・・いずれも
かなり大きい。
少し離れて、これまた大きい3階建の『特別養護老人ホーム』・・・
これは一段と綺麗でおしゃれな感じのする外観であり、入居者の心も
落ち着きゆったりするのではないかと想像できる。
サービス付き高齢者向け住宅のほうには日中、介護士らしき姿の人達の
出入りやデイサービスなどの送迎車も頻繁にみられ、すこし大きい声で
楽しそうに話したり笑ったりする声も響き活気ある様相を呈しているが、
夕刻を過ぎると寂しいくらいひっそりとしている。
コロナウィルスの問題が出る以前は入居者の家族や親戚、友人らしき
人達の訪問する姿も多く見られたが最近はお互いに気をつけているのか
面会などに制限があるのかその姿も見かけなくなった。
お元気な高齢者が多いようでも時々救急車の姿も見かけるので
そんな時は私も何となく緊張気味に・・・
その救急車の出動は夜間に多く冬の寒い時期には特に多いような気がする
遠くからだんだん近づいてくるピーポーピーポの音が大きくなったと
思ったらサイレンが止み、窓の向こう側の道路上に赤色灯の光が
見えるので『また具合の悪い人が?』と思うと同時に
『たいしたことなくどうか無事であって欲しい』と願う気持になる。