『いつも、いつでも元気炸裂!』

どんな環境やどんな状況でも、どんな人とでも明るく元気な笑顔で交流するよう心がければ自他ともに更に元気な心が増幅します。

ハエとりリボンの思いで・・・

2021-12-11 10:39:38 | 喜怒哀楽をポジティブに
ガラス戸越しに陽射しの温もりを感じる穏やかな時間が流れる10時・・・
庭に出て枯れ始めた芝生を見ると、ところどころに直径2㎝にも満たない
小さな土の塊があちこちに・・・

モグラが土を盛り上げたあとのようなその様子はきっと小さな
虫の仕業なのだろう。
その塊を崩しても虫がいる様子はなかったがその下(地表に近い土の中)には
きっといるのではないだろうか。
或いは地中から土を盛り上げて出てきた虫が羽化して飛びったのかも
しれない・・・と暖かい陽射しを受けた私は勝手な予想を・・・・

一つ、二つとその盛り上がった小さな土の塊を壊していると、
明るい陽光の中で残り少なくなった木蓮の葉がはらりと落ちてきた。

と同時にどこからか1匹のハエが・・・ハエにしてはゆっくり過ぎる
飛び方で物干し台の根元の台にやはりゆっくりと停まった。
力なく飛ぶようなそのハエは近寄ってもすぐには飛び立とうとしない。
昔、よく見かけたずんぐりむっくりとした目玉が赤茶色のものより
少しスリムで目の色も少し黒みがかったようなハエだった。

冬は街中でハエを見かけることはほとんどないと思うし、近年は
どこの街も衛生的であり特に寒いこの時季では珍しいのではないだろうか。
しかも住宅街の中のマンションの庭に現れるとは・・・

この辺りでは家畜を飼っている家もなく、いったいどこから飛んで
きたのだろう?・・と思うと同時にふと子供の頃の懐かしい光景を
思い出した。

私たちやその前後の年代の人たちにはきっと記憶があると思うが・・・
あの懐かしい(?)「ハエとりリボン」の思い出である。
ハエが活発に活動する時期に多くの家で見かけたあの天井から吊り下げた
「ハエとりリボン」はハエだけではなく、いろんな虫がくっつき、
時にはかなり大きな蛾なども・・・

ある程度くっつくと処分(廃棄)するのだが、その時にうっかりすると
あの粘着液が手につくのが嫌だった。
匂いは特に嫌ではなかったが・・・

新しいものをニュルニュルと引き出し、天井から下げる時は最初に
1本の棒状になったものが少しずつ広がり、テープの形になって行く
様子に楽しさも感じたが、ハエがついたそのリボンテープを弟と交代で
捨てる時には不思議な緊張感もあったことなどを次々と思い出したのだ。

また、家の中に海からの風を入れようと窓を開けたときなどは
風にあおられたそのリボンの複雑な動きに翻弄されたり、ふざけたような
声を挙げたり・・・

ちなみにネットで検索すると今も同じようなものが販売され、
使われているようだった。
ガラス製の「ハエとり器」も懐かしい・・・
あの頃はそのメカニズムなどもわからなかったが今回の検索の結果
ハエは上下(垂直)に飛ぶことやホバーリングができないという
ことがわかり、あの簡単な構造で大量(?)のハエを一網打尽に
することができるということも・・・

今はあまり見かけないが昔(少し前まで)は商店街などに設置してあった
「誘蛾灯」などに虫が集まる光景も懐かしく思い出される。
これらの電撃殺虫器もジリジリと音を立てるものや虫をおびき寄せ、
捕獲するために怪しいまでもの光を放つものなど色々・・・

場所によっては今も夜間に虫が飛び交うところも当然あることだろう。
技術が進歩した最近はLEDなども使われているのだろうか・・・
コロナの問題で昼はもちろん夜の外出などは全くしなくなり、夜間の
商店街へ行くこともなくなったが、コロナの終息後の夏は夜の街も
歩いて殺虫灯なども見てみたいものだと一匹のハエによって思いが
拡がった。

今、ここまで書いたところで、時々できる前述の土の盛り上がりについて
ちょっと気になったのでネットで調べてみた。
結果は「コガネムシの糞塚」か「ミミズの糞塚」のようだが、
最近、野鳥が数羽で芝生に降り立ち忙しそうに何かを突いているので
そのどちらかの説が合っているのかもしれない・・・

こんな他愛もないことを思い出したことが私にとっては嬉しいひと時と
なっている。










コメント (2)
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