朝刊の折り込みチラシを整理し、片付けようとしていた時、
右手の人差し指に見覚えのある(?)痛みが走った。
多くの人たちの既知の認識であり、私自身も既に何度も体験して
いる「紙で指を切る」が今年もまた起きたのだ。
カミソリ、カッターナイフ、包丁などの鋭利な刃物で切った時
とは違い、血が流れるようなことはなく、傷口を抑えると少し
血がにじむ程度なのだがいつまでもヒリヒリ感が続く。
幸い、神経が集中している指先(先端部分)ではなく、指の
付け根に近い部分なので痛さはそれほどでもないが鬱陶しい。
こんな小さな傷がなぜこんなにもヒリヒリするのだろうと
以前に調べたことを思い出した。
紙の切断面は目には見えなくても実はノコギリのようにギザギザに
なっていて一瞬に何度も傷つけられるから・・ということだったと思う。
説明としては皮膚の表面が切れても血が出るほど深くは切れないが
痛点には届く。
もしも刃物のように血が出る深さまで切れたら出てきた血が傷口を
治すので回復も早く痛みもなくなる・・・紙の場合はそこまでは深く
ないので傷口が治らずいつまでたっても痛いと感じる・・ということ。
いつものことだが、切ってみて初めて「またやっちまったぁ~」と思う。
乾燥した冬に多いということも解っていながらそれに対する
対策などは考えたこともない。(ネットではいろいろあるが・・・)
そのうちに少し軽いかゆみを伴いながら見えないような傷口の
色が少しずつ変化し、知らぬ間に治っていくのだ。
野生の動物は傷を負ったり、怪我をしてもいつも自然治癒・・・
人間にも自然治癒力があるはずだから・・・と思うがこれも
時と場合・・・大きな怪我や病気はやはり医学による治療を
必要とするが、今回のようなものは菌が入らないよう、絆創膏
などを使う程度で半分面白がりながら自然に治るのを待つのが
気分的にもいいのではないだろうか。