昨日の冬至もいい天気だったが、今日も気温は低いものの
陽射しにも恵まれ、近隣の家では庭の木々の葉が返すその光も
嬉しそうに空中を泳いでいるように見えた。
昨日は二十四節季のひとつ冬至・・・
太陽が一番南にある状態で北半球では1年中で昼がいちばん短く、
夜がいちばん長くなる日。
冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)の日」。
昔からの習わしで身体を温めるゆず湯に入り無病息災を願いながら
寒い冬を乗りきる知恵が今も続いているというのも微笑ましい限りである。
冬至にまつわる話は多いと思うが「冬の七草」というのもあるようだ。
かぼちゃもそのひとつ、夏野菜であるかぼちゃを冬至に食べるように
なったのも面白い。
この冬の七草は、「ん」が2つある食べ物なので運をたくさん取りこむ
「運盛りの野菜」といわれ、
- なんきん(かぼちゃ)
- れんこん
- にんじん
- ぎんなん
- きんかん
- かんてん
- うんどん(うどん)・・・いかにも日本らしい。
そして厳しい寒さと引き換えに(?)今日からは少しずつだが日の入りの
時刻が遅くなっていくと思うと何となく嬉しくなる。
日曜日(26日)には寒波の襲来もあり、さあむさも厳しくなるという。
今年も残すところあと僅か・・大勢の人たちがコロナ禍での生活をはじめ、
様々な苦労や困難などに遭い、大変な一年だったと思う。
今、まさに「冬来たりなば春遠からじ」の言葉どおり、生活の変化も
実際の季節も暖かい春を待つ心境で希望の光が差すことを信じて
一年の締めくくりを悔いのないよう・・そして一人一人の心の中に
自分自身で暖かい春を作っていきたいものである。