回転寿司の真相シリーズ79皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND5 レーンから下げた売れ残り握りのシャリまで使い回す
回転寿司店の軍艦巻きや巻き物は古いシャリとネタが集中するので食べないこと
回転寿司店の古いシャリの使い回しテクニック第3段階(危険度フェーズ3)、軍艦巻き・巻き物・稲荷のシャリは危険度フェーズが上がることを説明します。旧型の寿司ロボットは、シャリを握りにする工程で米粒をスパッと切断してしまうと申し上げました。旧型ロボットで作った握りが売れずに、レーンから下げたそのシャリを新しいシャリに混ぜて使い回すと、問題が発生します。
なぜなら混ぜたシャリをそのまま新たな握りにした際に、シャリの中に切断された米粒が入っている不自然さをお客様に知られてしまうことです。旧型ロボットによる米粒の切断面がある古いシャリを使い回す限り、皮肉なことに新たな握りのシャリには使えないのです。そのため集中して、軍艦巻きや巻き物・稲荷に使い回されます。軍艦巻きや稲荷ならシャリは全く見えず、巻き物も包丁を入れるので簡単には分かりません。多少色が変った古いシャリでも、濃い味やネタにマヨネーズを塗すので気付かれないでしょう。
新型・旧型機に関わらず、軍艦巻きや巻き物・稲荷はシャリが見えないことをいいことに、古いシャリばかりが使われるのです。ネタとシャリの両方が何度も使い回されているのが、軍艦巻きなどです。ダブルで食中毒などの恐れが高まるので、食べないようにしましょう。
図表/回転寿司の真相 (前出)
参考/回転寿司店の廃棄率は優良な店で数%、10%を超えると経営が難しくなると言われています。店舗の規模にもよりますが、どんな回転寿司店でも、毎日・毎日、日常的に、数十皿から数百皿(×2貫)も売れ残ります。ネタの使い回しの際にも申上げたように、回転寿司店のシャリの使い回しも基本ルーティーンだとご理解頂けると思います。
図表/回転寿司の真相 (前出)
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。