少数派シリーズ 特設|桜を見る会(桜疑惑) VOL3
桜を見る会の本質は「安倍首相が“安倍首相のサクラ”(協力者)を見る会」だった
写真中央・桜を見る会安倍晋三後援会プレート、左・車列番号13、左下・通行証(下記説明)
■桜を見る会がなぜ悪いのかは税金を使って国民を区分け・選別していること
安倍首相主催の「桜を見る会」が、公職選挙法・政治資金規正法・その他の違反など、様々な疑惑が深まっています。その発端が、日本共産党の田村智子議員による参院予算委員会の痛烈な質問です。功労・功績者を各府省が推薦する決まりが、実際は安倍首相・閣僚・自民党議員(特に次回改選組優遇)らの後援会・支持者が多数招待されていることが判明しました。『安倍首相後援会・桜を見る会前夜祭』が「桜を見る会」とセット、後援者が安倍事務所に申し込めば誰でも招待される事実を追及しました。安倍首相は質問当初、政治性を問われると思わず、高をくくり閣僚席でニヤニヤと質問者を小馬鹿にした態度を取っていました。しかし田村議員の調査力が効いた鋭い質問の連発に、段々と事の重大さが分かり安倍首相はしどろもどろになり、質問に答えられず審議は度々ストップしました。安倍首相が、公的行事・税金を私物化している事実が明らかになったのです。桜を見る会は税金を使って与党支持者を優遇、国民を区分け・選別していることです。職権乱用・税金を乱用して自民党政治を有利に動かす、森友学園・加計学園問題と全く同じ構図です。
共産党の調査力・情報収集力・他組織との連携力が凄いことが、冒頭の写真で分かります。2016年4月9日、前夜祭が行われたホテルニューオータニから、東京・新宿御苑に入る「桜を見る会」に参加した「安倍晋三後援会」の貸し切りバスが、別組織の関係者によって撮影されていました。写真はバスの正面ガラスが反射して見にくいのですが、大型観光バスのガラス越しに「桜を見る会安倍晋三後援会」と書かれたプレート、貸し切りバスの連なりを示す「車列番号13」、会場に乗り入れを許可されたことを示す「通行証」も写っています。同組織は、この年も貸し切りバス17台で乗り入れたと説明しています。桜を見る会の当日開門前に、安倍首相夫妻が後援会員と記念撮影していたことなども明らかになりました。前後しますが、前日、同ホテルの桜を見る会前夜祭で安倍首相夫妻の挨拶・会食など一連の流れは、どう考えても功績・功労があった人を招待する趣旨とは掛け離れます。もっと明確なのは安倍事務所にツアーを申し込むと、誰でも「桜を見る会」に出られる仕組みになっていることです。後日、内閣府から招待状が郵送されるカラクリが存在します。
■安倍政権の横暴・税金私的流用・公私混同を許せば強権堕落政治になる
二階自民党幹事長は、記者からの公私混同の質問に「何か問題になることがありますか」とドスを効かせた声で居直る姿に呆れました。従来から、専ら与党議員推薦枠があり後援者の招待に利用してきたことが分かります。後援者・身近な者にあてがわれ、政治的に使われた例がブログでも垣間見えます。三原じゅん子議員「母や親戚が参加、親孝行した」(注/招待者は本人の他、付き添い1名だけが認められている)。松本純議員「選挙のうぐいす嬢と後援者が参加」。萩生田文科大臣「(後援会の)常任幹部ら夫妻を招待」。藤井律子山口県周南市長「(片山さつき議員の会話を披露)御苑内では10m歩いたら山口県の人と会うわよ」。その一方で逆の例~柔道金メダル3個を獲得・彼こそ最大の功績・功労者である野村忠宏氏は、一度も招待されておらず国民栄誉賞も与えられないのが不可解です。なお正規の招待で、キャバクラ嬢が出席しています。「職業に貴賎なし」キャバクラ嬢も国家・男性人民に貢献していますが、野村氏との対比では極めて矛盾だらけです。一例ではあるが、このように政府・自民党に都合のいい人が選ばれることを物語っています。
I KKOさんは安倍首相と腕を組み「どんだけ~」と上機嫌でしたが、今では批判にさらされ「背負い投げ」を喰らった感じでしょうか。権力者は、必ず時の人気者・勢いがある者にすり寄り、政治利用するのです。桜を見る会問題の追及に対し、くだらないと言うタレント・芸能人が何と多いことか。それに共鳴・同調する若者が多いことも残念です。彼等は政治を表面の薄っぺらなところしか見ておらず、政治動向全てが自分達の生活に直結、また子供の将来に繫がる重要性を全く分かっていません。現安倍政権の横暴、税金私的流用、公私混同を許せば、大袈裟ではなく本当に民主主義が壊れ・壊し、そして強権・堕落政治になっていきます。それこそ日本も、彼等やネトウヨ・右翼層が忌み嫌う中国化、北朝鮮化に行き着くのです。「桜を見る会」の本質は、「安倍首相が“サクラ”(回し者・協力者)を見る会」~自分の選挙功労者・後援者を見る会であることがお分かり頂けたでしょう。国民(与野党支持を問わず)は公平な政治が行われているか、いつでも政権をチェックしていく必要があるのです。それが成熟した国民の義務であり、権利です。
桜を見る会特集
次号/4・「桜を見る会」安倍首相夫妻・政権与党こぞって税金をはじめ国政をも私物化
前号/2・松尾貴史コラム◇「桜を見る会」招待者リスト廃棄・隠したがるには「何か」がある
桜を見る会の本質は「安倍首相が“安倍首相のサクラ”(協力者)を見る会」だった
写真中央・桜を見る会安倍晋三後援会プレート、左・車列番号13、左下・通行証(下記説明)
■桜を見る会がなぜ悪いのかは税金を使って国民を区分け・選別していること
安倍首相主催の「桜を見る会」が、公職選挙法・政治資金規正法・その他の違反など、様々な疑惑が深まっています。その発端が、日本共産党の田村智子議員による参院予算委員会の痛烈な質問です。功労・功績者を各府省が推薦する決まりが、実際は安倍首相・閣僚・自民党議員(特に次回改選組優遇)らの後援会・支持者が多数招待されていることが判明しました。『安倍首相後援会・桜を見る会前夜祭』が「桜を見る会」とセット、後援者が安倍事務所に申し込めば誰でも招待される事実を追及しました。安倍首相は質問当初、政治性を問われると思わず、高をくくり閣僚席でニヤニヤと質問者を小馬鹿にした態度を取っていました。しかし田村議員の調査力が効いた鋭い質問の連発に、段々と事の重大さが分かり安倍首相はしどろもどろになり、質問に答えられず審議は度々ストップしました。安倍首相が、公的行事・税金を私物化している事実が明らかになったのです。桜を見る会は税金を使って与党支持者を優遇、国民を区分け・選別していることです。職権乱用・税金を乱用して自民党政治を有利に動かす、森友学園・加計学園問題と全く同じ構図です。
共産党の調査力・情報収集力・他組織との連携力が凄いことが、冒頭の写真で分かります。2016年4月9日、前夜祭が行われたホテルニューオータニから、東京・新宿御苑に入る「桜を見る会」に参加した「安倍晋三後援会」の貸し切りバスが、別組織の関係者によって撮影されていました。写真はバスの正面ガラスが反射して見にくいのですが、大型観光バスのガラス越しに「桜を見る会安倍晋三後援会」と書かれたプレート、貸し切りバスの連なりを示す「車列番号13」、会場に乗り入れを許可されたことを示す「通行証」も写っています。同組織は、この年も貸し切りバス17台で乗り入れたと説明しています。桜を見る会の当日開門前に、安倍首相夫妻が後援会員と記念撮影していたことなども明らかになりました。前後しますが、前日、同ホテルの桜を見る会前夜祭で安倍首相夫妻の挨拶・会食など一連の流れは、どう考えても功績・功労があった人を招待する趣旨とは掛け離れます。もっと明確なのは安倍事務所にツアーを申し込むと、誰でも「桜を見る会」に出られる仕組みになっていることです。後日、内閣府から招待状が郵送されるカラクリが存在します。
■安倍政権の横暴・税金私的流用・公私混同を許せば強権堕落政治になる
二階自民党幹事長は、記者からの公私混同の質問に「何か問題になることがありますか」とドスを効かせた声で居直る姿に呆れました。従来から、専ら与党議員推薦枠があり後援者の招待に利用してきたことが分かります。後援者・身近な者にあてがわれ、政治的に使われた例がブログでも垣間見えます。三原じゅん子議員「母や親戚が参加、親孝行した」(注/招待者は本人の他、付き添い1名だけが認められている)。松本純議員「選挙のうぐいす嬢と後援者が参加」。萩生田文科大臣「(後援会の)常任幹部ら夫妻を招待」。藤井律子山口県周南市長「(片山さつき議員の会話を披露)御苑内では10m歩いたら山口県の人と会うわよ」。その一方で逆の例~柔道金メダル3個を獲得・彼こそ最大の功績・功労者である野村忠宏氏は、一度も招待されておらず国民栄誉賞も与えられないのが不可解です。なお正規の招待で、キャバクラ嬢が出席しています。「職業に貴賎なし」キャバクラ嬢も国家・男性人民に貢献していますが、野村氏との対比では極めて矛盾だらけです。一例ではあるが、このように政府・自民党に都合のいい人が選ばれることを物語っています。
I KKOさんは安倍首相と腕を組み「どんだけ~」と上機嫌でしたが、今では批判にさらされ「背負い投げ」を喰らった感じでしょうか。権力者は、必ず時の人気者・勢いがある者にすり寄り、政治利用するのです。桜を見る会問題の追及に対し、くだらないと言うタレント・芸能人が何と多いことか。それに共鳴・同調する若者が多いことも残念です。彼等は政治を表面の薄っぺらなところしか見ておらず、政治動向全てが自分達の生活に直結、また子供の将来に繫がる重要性を全く分かっていません。現安倍政権の横暴、税金私的流用、公私混同を許せば、大袈裟ではなく本当に民主主義が壊れ・壊し、そして強権・堕落政治になっていきます。それこそ日本も、彼等やネトウヨ・右翼層が忌み嫌う中国化、北朝鮮化に行き着くのです。「桜を見る会」の本質は、「安倍首相が“サクラ”(回し者・協力者)を見る会」~自分の選挙功労者・後援者を見る会であることがお分かり頂けたでしょう。国民(与野党支持を問わず)は公平な政治が行われているか、いつでも政権をチェックしていく必要があるのです。それが成熟した国民の義務であり、権利です。
桜を見る会特集
次号/4・「桜を見る会」安倍首相夫妻・政権与党こぞって税金をはじめ国政をも私物化
前号/2・松尾貴史コラム◇「桜を見る会」招待者リスト廃棄・隠したがるには「何か」がある