少数派シリーズ/気象・季節・暦
気象庁「線状降水帯予測情報」運用・的中率「2回に1回」見逃す確率「3回に2回程度」
■当面は当てにならない的中率でも実績を積んで新しい防災情報に期待を!
気象庁は6月1日から、新しい防災情報「線状降水帯予測情報」を発表していく。地球温暖化の進展で海からの水蒸気量が増えているため、発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」による大雨が梅雨を中心に増加傾向にあることが考えられる。線状降水帯とは、どういう現象なのか? ウィキペディアによると~「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50-300km程度、幅20-50km程度の強い降水をともなう雨域である。即ち、積乱雲が線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞する自然現象であり、結果として非常に強い雨が特定の地域に長時間連続して降り続けることとなる。予測は気象庁から半日ほど前に発表され、関東甲信や近畿・東海など全国を11ブロック(地方)に分けた広域での予測を伝える。とは言え現在のところ線状降水帯の予測は難しく、まだ精度に問題もある。
的中率は全国で「2回に1回」、地方では「4回に1回程度」。逆に見逃す確率は、「3回に2回程度」あるそうだ。笑ってしまうような「確率」だが、やはり気象の予測は難しい。スーパーコンピューター富岳を高性能なものに整備・更新したあと、再来年の2024年からは県単位で情報を出す。2029年からは市町村単位で出せるようにして、危険性を伝えていきたいとしている。気象庁の予報官は「正確な予測は難しいものの、情報が出た場合は予測を超えるような大雨になるという危機感を高めるために活用してほしい」と話す。気象観測は実績の積み重ね、まだまだ長い期間を掛けて正確にしていくもの。また気象庁は、1976(S51)年から2020年までの雨の降り方の変化を分析した。3時間に降った雨量が130mm以上に達した場合を「集中豪雨」と定義し45年間の頻度の推移を見ると、20年は67.7回と76年の31.5回と比べ、2.2倍に増えていた。特に梅雨の時期に増える傾向にあり、6月はおよそ3.9倍、7月はおよそ3.8倍になっていた。過去、線状降水帯、台風・大雨など、水害や土砂崩れは大災害をもたらす。皆様も、十分、ご注意願いたい。
■ビニール傘は年間8,000万本輸入・捨てられた傘はリユースされず埋め立て
梅雨、雨と言えば「傘」の出番だ。スマホやこれほど気象番組やソフトがあるのに若い方は活用せず、突然の雨が降れば、数百円のコンビニ傘を買う。大手コンビニ1社だけでも年間500万本も売れ、多い日は2~3万本も出る。ビニール傘は、推定・年間6,000万~8,000万本も輸入され、ほとんどが中国製。実態は、もっと多いと推測する関係者もいる。問題は2つある。雨がやめば、渋谷・新宿のJR駅や地下鉄の入口、路上に無造作に捨てられる。時代劇の”三度笠”どころか、一度傘。捨てた傘だが、強い風が吹けば凶器になり通りがかった他人を傷付ける。2つめは、捨てられた傘は、リユース・リサイクルされないことだ。分解に手間が掛かるため、毎年、数千万本がそのまま埋め立て処理される。“一雨”だけにしか使われずに、何と「資源の無駄遣い」。もっと言えば、区がゴミとして片付けることから、結局、税金が投入されるんです。若い方が、折畳み傘を持ち歩くことが面倒・カッコ悪いと思うのは哀しいことだ。
日本には、さらなる恐ろしい傘がある。とても巨大で、国民一人一人もれなく「共通の傘」を差している。同じ色、同じデザインだと言う訳ではないですよ(笑)。それは、米国の「核の傘」に守られていること。世界で唯一の被爆国にも関わらず核の傘の下にいることで、自民党政権は核兵器禁止条約や核廃止などの行動に反対している。プーチンの蛮行によって、「核抑止」は実効性がないことが分かった。世界中が核を持って戦争を起こしたら、地球上が「線状降『核』帯」になってしまう。傘は、雨だけに使って欲しい。
気象庁「線状降水帯予測情報」運用・的中率「2回に1回」見逃す確率「3回に2回程度」
■当面は当てにならない的中率でも実績を積んで新しい防災情報に期待を!
気象庁は6月1日から、新しい防災情報「線状降水帯予測情報」を発表していく。地球温暖化の進展で海からの水蒸気量が増えているため、発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」による大雨が梅雨を中心に増加傾向にあることが考えられる。線状降水帯とは、どういう現象なのか? ウィキペディアによると~「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50-300km程度、幅20-50km程度の強い降水をともなう雨域である。即ち、積乱雲が線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞する自然現象であり、結果として非常に強い雨が特定の地域に長時間連続して降り続けることとなる。予測は気象庁から半日ほど前に発表され、関東甲信や近畿・東海など全国を11ブロック(地方)に分けた広域での予測を伝える。とは言え現在のところ線状降水帯の予測は難しく、まだ精度に問題もある。
的中率は全国で「2回に1回」、地方では「4回に1回程度」。逆に見逃す確率は、「3回に2回程度」あるそうだ。笑ってしまうような「確率」だが、やはり気象の予測は難しい。スーパーコンピューター富岳を高性能なものに整備・更新したあと、再来年の2024年からは県単位で情報を出す。2029年からは市町村単位で出せるようにして、危険性を伝えていきたいとしている。気象庁の予報官は「正確な予測は難しいものの、情報が出た場合は予測を超えるような大雨になるという危機感を高めるために活用してほしい」と話す。気象観測は実績の積み重ね、まだまだ長い期間を掛けて正確にしていくもの。また気象庁は、1976(S51)年から2020年までの雨の降り方の変化を分析した。3時間に降った雨量が130mm以上に達した場合を「集中豪雨」と定義し45年間の頻度の推移を見ると、20年は67.7回と76年の31.5回と比べ、2.2倍に増えていた。特に梅雨の時期に増える傾向にあり、6月はおよそ3.9倍、7月はおよそ3.8倍になっていた。過去、線状降水帯、台風・大雨など、水害や土砂崩れは大災害をもたらす。皆様も、十分、ご注意願いたい。
■ビニール傘は年間8,000万本輸入・捨てられた傘はリユースされず埋め立て
梅雨、雨と言えば「傘」の出番だ。スマホやこれほど気象番組やソフトがあるのに若い方は活用せず、突然の雨が降れば、数百円のコンビニ傘を買う。大手コンビニ1社だけでも年間500万本も売れ、多い日は2~3万本も出る。ビニール傘は、推定・年間6,000万~8,000万本も輸入され、ほとんどが中国製。実態は、もっと多いと推測する関係者もいる。問題は2つある。雨がやめば、渋谷・新宿のJR駅や地下鉄の入口、路上に無造作に捨てられる。時代劇の”三度笠”どころか、一度傘。捨てた傘だが、強い風が吹けば凶器になり通りがかった他人を傷付ける。2つめは、捨てられた傘は、リユース・リサイクルされないことだ。分解に手間が掛かるため、毎年、数千万本がそのまま埋め立て処理される。“一雨”だけにしか使われずに、何と「資源の無駄遣い」。もっと言えば、区がゴミとして片付けることから、結局、税金が投入されるんです。若い方が、折畳み傘を持ち歩くことが面倒・カッコ悪いと思うのは哀しいことだ。
日本には、さらなる恐ろしい傘がある。とても巨大で、国民一人一人もれなく「共通の傘」を差している。同じ色、同じデザインだと言う訳ではないですよ(笑)。それは、米国の「核の傘」に守られていること。世界で唯一の被爆国にも関わらず核の傘の下にいることで、自民党政権は核兵器禁止条約や核廃止などの行動に反対している。プーチンの蛮行によって、「核抑止」は実効性がないことが分かった。世界中が核を持って戦争を起こしたら、地球上が「線状降『核』帯」になってしまう。傘は、雨だけに使って欲しい。