少数派シリーズ/政治情勢
横田めぐみさん父滋氏死去・安倍首相は拉致家族を政治利用するも解決意欲なし
写真はあるサイトから無断借用、いけないことではあるものの掲載せずにいられませんでした。
■安倍首相が北朝鮮に制裁・会話拒否したことで解決の糸口を失った責任は重い
既に承知の通り、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・横田滋さんが、6月5日、最愛の娘との再会を果たせぬまま亡くなりました(87歳)。投稿者は20年以上前から拉致問題に関心を抱き、新聞や書籍など注目しておりました。TVの速報で拉致問題・拉致家族の象徴である滋さんの死亡を知った時、思わず涙を流してしまいました。一国民としてブログで拉致問題を書いたけれど、努力の足りなさから悲しくなった次第です。お悔やみ申し上げます。写真のめぐみさんは、拉致されて間もない頃の撮影で不安な気持ちが如実に表れています。1977(S52)年、11月15日、新潟において、当時たった13歳で北朝鮮に拉致されました。それから43年間の帯というか空白、皆様は当時、何をされていましたか? お生まれになっていない方も、大勢いると思われます。さらに残酷なのは、1996~97年頃になって脱北者の話から、ようやく北朝鮮の仕業と分かったことです。その間、世間から無視される形で、滋さんと妻・早紀江さん(現84歳)が、血眼になって探し続けていたことです。滋さんは重病を抱えながら、1400回以上の講演を続けた壮絶な人生でした。
北朝鮮は、2002年、めぐみさんが自殺した旨を伝えてきました。TVニュースで滋さんが泣き崩れるシーンはご存じだと思います。しかし早紀江さんは滋さんからマイクを奪い、「めぐみは死んでない」と叫ぶように話したのです。その時、私は、女性は気丈だなと思いました。滋さんは、めぐみさんが帰国したらディズニーランドに連れて行ってやりたいと言っていたそうです。拉致は開業より6年も前のことで、その時の長さに驚きます。北朝鮮は、さらに追い打ちを掛けるように、2004年、「遺骨」を送ってきました。しかしDNA鑑定で、別人のものと断定されました。その後も実務者レベルの交渉はあったものの、日本側に熱意がなくうやむやになってしまいました。問題は日本には拉致という特殊事情があるにも関わらず、安倍首相がトランプ大統領に軽率に同調し圧力・制裁を掛け、会話を拒否したことです。断交になるのは当たり前で、安倍首相の最大の誤りです。その後も解決に意欲がなく、ただただブッシュ・オバマ、そしてトランプ大統領に拉致問題を“お願い”するだけで、安倍首相自らが当事国として解決しようとする気概がなかったことが、解決を遠ざけてしまいました。
■遂に拉致家族からも安倍首相の無為無策に批判の声が出始める
安倍首相は、「断腸の思いだ。本当に申し訳ない思いでいっぱいだ」 「拉致被害者の帰国を実現するため、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していかなければならない」と記者に語りました。また「滋さんとは本当に長い間、ともに闘ってきた」 「滋さんがめぐみさんを抱きしめることができる日が来るよう全力を尽くしたが、首相として実現できなかった」と述懐したとも言われています。当然、北朝鮮の悪辣さが原因なことは言わずもがなです。しかし安倍首相の白々しさ、他人事に呆れます。安倍首相は、就任当時、拉致問題解決に「政治生命を懸ける」 「1丁目1番地だ」と言い放ちました。しかし北朝鮮からミサイルが連発された時、いたずらに国民を煽り、「国難」と称し選挙に大勝しました。北朝鮮と拉致家族を選挙に利用しながら、解決に全く無関心なことは、長年の言動を見れば分かります。交渉の詰めを迫るなり、小泉首相のように自ら北朝鮮へ電撃訪問、直談判することもなく、全く解決する意思などなかったのです。そして八方塞がりになった今頃になって、制約なしの会話だと言い出す始末、ふざけるのもいい加減にしろ!と強く、言いたいですね。
妥協してでも、「実を取る」実質的解決ができたはずです。日本は北朝鮮に対し戦争処理・戦後補償として、1~2兆円の資金提供の義務が残されています。これら経済援助と引き換えに北朝鮮を揺さぶり、好条件で交渉ができたはずです。しかし安倍首相のプライド高い性格から拒否、支援母体が右翼層とその際たる国民会議、ネトウヨ層を気にしてできなかったのです。それが、拉致家族を不幸にしてしまったのです。「九条改憲」の熱意の少しでも、拉致問題に注げば進展していたはずです。国民は、森友から始まり昨今のコロナ対策など一連の扱いを見て、安倍首相を「決断できない人間」と見極めたようです。政治家は『政治決断』できなければ、「ただの人」以下の始末が悪い存在です。今度ばかりは拉致家族から批判が続出、家族会代表の飯塚繁雄氏も「何もしないで放っておけば、こういう状態になるのは当たり前。政府なり担当者がこうなる前にどうしたらいいか、解決に向けて欲しい」と憤っていました。拉致被害者の蓮池薫氏の兄・透氏も、「安倍首相は責任を取れ」と強く訴えています。拉致問題でも、安倍首相の「無能ぶり」が国民に露呈してしまいました。
*既出
■私達が今すぐ支援できる方法
救う会HPより(抜すい)
(1)基本 拉致問題を理解することからです。
「救う会HP」 「あなたにもできること」 「拉致被害者リスト」
(2)集会などの参加 (3)署名のお願い (4)支援金・カンパ
(5)「ブルーリボンバッジの購入・着用」
※別団体のHP「あさがおの会」横田めぐみさん家族の写真展
横田めぐみさんたちは生きている!(家族会・救う会の拉致被害者救出運動)
拉致被害者有本恵子さんの母亡くなる・安倍首相は拉致問題もほったらかし
横田めぐみさん父滋氏死去・安倍首相は拉致家族を政治利用するも解決意欲なし
写真はあるサイトから無断借用、いけないことではあるものの掲載せずにいられませんでした。
■安倍首相が北朝鮮に制裁・会話拒否したことで解決の糸口を失った責任は重い
既に承知の通り、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・横田滋さんが、6月5日、最愛の娘との再会を果たせぬまま亡くなりました(87歳)。投稿者は20年以上前から拉致問題に関心を抱き、新聞や書籍など注目しておりました。TVの速報で拉致問題・拉致家族の象徴である滋さんの死亡を知った時、思わず涙を流してしまいました。一国民としてブログで拉致問題を書いたけれど、努力の足りなさから悲しくなった次第です。お悔やみ申し上げます。写真のめぐみさんは、拉致されて間もない頃の撮影で不安な気持ちが如実に表れています。1977(S52)年、11月15日、新潟において、当時たった13歳で北朝鮮に拉致されました。それから43年間の帯というか空白、皆様は当時、何をされていましたか? お生まれになっていない方も、大勢いると思われます。さらに残酷なのは、1996~97年頃になって脱北者の話から、ようやく北朝鮮の仕業と分かったことです。その間、世間から無視される形で、滋さんと妻・早紀江さん(現84歳)が、血眼になって探し続けていたことです。滋さんは重病を抱えながら、1400回以上の講演を続けた壮絶な人生でした。
北朝鮮は、2002年、めぐみさんが自殺した旨を伝えてきました。TVニュースで滋さんが泣き崩れるシーンはご存じだと思います。しかし早紀江さんは滋さんからマイクを奪い、「めぐみは死んでない」と叫ぶように話したのです。その時、私は、女性は気丈だなと思いました。滋さんは、めぐみさんが帰国したらディズニーランドに連れて行ってやりたいと言っていたそうです。拉致は開業より6年も前のことで、その時の長さに驚きます。北朝鮮は、さらに追い打ちを掛けるように、2004年、「遺骨」を送ってきました。しかしDNA鑑定で、別人のものと断定されました。その後も実務者レベルの交渉はあったものの、日本側に熱意がなくうやむやになってしまいました。問題は日本には拉致という特殊事情があるにも関わらず、安倍首相がトランプ大統領に軽率に同調し圧力・制裁を掛け、会話を拒否したことです。断交になるのは当たり前で、安倍首相の最大の誤りです。その後も解決に意欲がなく、ただただブッシュ・オバマ、そしてトランプ大統領に拉致問題を“お願い”するだけで、安倍首相自らが当事国として解決しようとする気概がなかったことが、解決を遠ざけてしまいました。
■遂に拉致家族からも安倍首相の無為無策に批判の声が出始める
安倍首相は、「断腸の思いだ。本当に申し訳ない思いでいっぱいだ」 「拉致被害者の帰国を実現するため、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していかなければならない」と記者に語りました。また「滋さんとは本当に長い間、ともに闘ってきた」 「滋さんがめぐみさんを抱きしめることができる日が来るよう全力を尽くしたが、首相として実現できなかった」と述懐したとも言われています。当然、北朝鮮の悪辣さが原因なことは言わずもがなです。しかし安倍首相の白々しさ、他人事に呆れます。安倍首相は、就任当時、拉致問題解決に「政治生命を懸ける」 「1丁目1番地だ」と言い放ちました。しかし北朝鮮からミサイルが連発された時、いたずらに国民を煽り、「国難」と称し選挙に大勝しました。北朝鮮と拉致家族を選挙に利用しながら、解決に全く無関心なことは、長年の言動を見れば分かります。交渉の詰めを迫るなり、小泉首相のように自ら北朝鮮へ電撃訪問、直談判することもなく、全く解決する意思などなかったのです。そして八方塞がりになった今頃になって、制約なしの会話だと言い出す始末、ふざけるのもいい加減にしろ!と強く、言いたいですね。
妥協してでも、「実を取る」実質的解決ができたはずです。日本は北朝鮮に対し戦争処理・戦後補償として、1~2兆円の資金提供の義務が残されています。これら経済援助と引き換えに北朝鮮を揺さぶり、好条件で交渉ができたはずです。しかし安倍首相のプライド高い性格から拒否、支援母体が右翼層とその際たる国民会議、ネトウヨ層を気にしてできなかったのです。それが、拉致家族を不幸にしてしまったのです。「九条改憲」の熱意の少しでも、拉致問題に注げば進展していたはずです。国民は、森友から始まり昨今のコロナ対策など一連の扱いを見て、安倍首相を「決断できない人間」と見極めたようです。政治家は『政治決断』できなければ、「ただの人」以下の始末が悪い存在です。今度ばかりは拉致家族から批判が続出、家族会代表の飯塚繁雄氏も「何もしないで放っておけば、こういう状態になるのは当たり前。政府なり担当者がこうなる前にどうしたらいいか、解決に向けて欲しい」と憤っていました。拉致被害者の蓮池薫氏の兄・透氏も、「安倍首相は責任を取れ」と強く訴えています。拉致問題でも、安倍首相の「無能ぶり」が国民に露呈してしまいました。
*既出
■私達が今すぐ支援できる方法
救う会HPより(抜すい)
(1)基本 拉致問題を理解することからです。
「救う会HP」 「あなたにもできること」 「拉致被害者リスト」
(2)集会などの参加 (3)署名のお願い (4)支援金・カンパ
(5)「ブルーリボンバッジの購入・着用」
※別団体のHP「あさがおの会」横田めぐみさん家族の写真展
横田めぐみさんたちは生きている!(家族会・救う会の拉致被害者救出運動)
拉致被害者有本恵子さんの母亡くなる・安倍首相は拉致問題もほったらかし