少数派シリーズ/政治情勢(赤旗だより)
安倍首相の「ヤジ」 議会制民主主義を冒涜・国会をどれだけ汚せば気が済むのか
■野党質問を「意味のない」とヤジ・国会審議をあからさまに否定する暴言
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/安倍晋三首相が閣僚席から質問を終えた野党議員に「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばしたことが大問題になりました。閣僚席からの不規則発言は、それ自体許されませんが、野党質問を「意味のない」などと論難することは、国会審議をあからさまに否定する暴言です。議会制民主主義を、根本から揺るがす発言です。首相は他にも野党の質問を「非生産的」などと決めつける答弁をしており、首相も与党も深刻な反省が必要です。
安倍首相のヤジは2月12日の衆院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美議員の質問直後に飛び出しました。「桜を見る会」疑惑や「森友学園」・「加計学園」疑惑など安倍政権の深刻な「国政私物化」について、国の上層部が腐敗すると行政が腐っていくことを「タイは頭から腐る」との言葉にたとえて指摘し、質問を終えた辻元氏に対し、首相は聞こえよがしに「意味のない質問」と言い放ったのです。辻元氏をはじめ野党はいっせいに抗議しましたが、棚橋泰文・予算委員長(自民党)は問題視せずに質疑は続行されました。
次に質問に立った立憲民主党の議員が発言撤回を迫っても、首相は、「(質問は)罵詈(ばり)雑言の連続だった」 「こんなやりとりじゃ無意味」とヤジを正当化し、居直りました。これまでも安倍首相は国会の委員会質疑の中で「早く質問しろよ」などのヤジを飛ばし、何度も問題にされています。しかし、今回のヤジは、国会の野党の質問を「意味がない」と否定したことに、従来と異なる深刻さがあります。この発想では、自分の気に食わない質問は、全て「意味のない」ものになってしまい、国会での議論の土台が成り立たなくなります。
■開き直りは許されない!ヤジは野党の追及に追い詰められた首相のいらだちの反映
そもそも国会には、立法機能とともに、政府の行為をチェックする「行政監視機能」としての重要な役割があります。行政が公平・公正に運営されているかどうかをチェックするのは国会の不可欠の使命です。憲法は、国会について「国政に関する調査を行ひ、これに関して、証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる」(62条)と定めています。
「桜」疑惑は、首相が自らの後援会員を税金で飲み食いさせた公職選挙法違反がとりざたされています。招待者名簿の廃棄などは、首相の疑惑を隠すために行政府が法律をねじまげた疑いが濃厚です。行政運営の根幹に関わる大問題です。野党が、行政を私物化しモラル崩壊を引き起こしている安倍政権を厳しく批判し、追及するのは、国会本来の役割に基づくものです。問題なのは、国会に必要な資料を出さず、「行政監視機能」を妨害している政府・与党の姿勢です。棚橋予算委員長による与党寄りの一方的な委員会運営も問われます。
「桜」疑惑で、首相は地元後援会員招待について「幅広く募ったが募集していない」などと支離滅裂の答弁を繰り返しています。名簿廃棄をめぐる北村誠吾・公文書管理担当相の迷走答弁も、首相の答弁に合わせて無理な説明を重ねた結果です。今回のヤジは、野党の追及に追い詰められた首相のいらだちの反映です。首相はもう開き直りはやめるべきです。
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
投稿者からのひと言/ヤジの低劣さ・安倍首相の度量のなさは参考ページ(既投稿・下記リンク)で述べたので、今回はそこには触れない。安倍首相の、政治戦略のなさを感じる。首相の究極の目標は、「九条改憲」だろう。改憲などして欲しくはないが、改憲をしたければヤジなど飛ばさずに粛々と進めることが得策。「モリカケ」 「桜疑惑」でも初期の段階で、真相を明らかにし詫びればこれほど大きく広がらなかった。自分のメンツにこだわったり、感情をコントロールできない未熟者ゆえに、野党を怒らせていたずらに時間が経過する。こういう人間に言う言葉は、「自業自得」 「身から出た錆」。改憲できずにご苦労様でした、時間切れです。あなたが唯一やれることは、「退陣」のみ。
安倍首相自らのヤジ・不規則発言は今年だけで26回、人間の器がちいせー
安倍首相の「ヤジ」 議会制民主主義を冒涜・国会をどれだけ汚せば気が済むのか
■野党質問を「意味のない」とヤジ・国会審議をあからさまに否定する暴言
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/安倍晋三首相が閣僚席から質問を終えた野党議員に「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばしたことが大問題になりました。閣僚席からの不規則発言は、それ自体許されませんが、野党質問を「意味のない」などと論難することは、国会審議をあからさまに否定する暴言です。議会制民主主義を、根本から揺るがす発言です。首相は他にも野党の質問を「非生産的」などと決めつける答弁をしており、首相も与党も深刻な反省が必要です。
安倍首相のヤジは2月12日の衆院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美議員の質問直後に飛び出しました。「桜を見る会」疑惑や「森友学園」・「加計学園」疑惑など安倍政権の深刻な「国政私物化」について、国の上層部が腐敗すると行政が腐っていくことを「タイは頭から腐る」との言葉にたとえて指摘し、質問を終えた辻元氏に対し、首相は聞こえよがしに「意味のない質問」と言い放ったのです。辻元氏をはじめ野党はいっせいに抗議しましたが、棚橋泰文・予算委員長(自民党)は問題視せずに質疑は続行されました。
次に質問に立った立憲民主党の議員が発言撤回を迫っても、首相は、「(質問は)罵詈(ばり)雑言の連続だった」 「こんなやりとりじゃ無意味」とヤジを正当化し、居直りました。これまでも安倍首相は国会の委員会質疑の中で「早く質問しろよ」などのヤジを飛ばし、何度も問題にされています。しかし、今回のヤジは、国会の野党の質問を「意味がない」と否定したことに、従来と異なる深刻さがあります。この発想では、自分の気に食わない質問は、全て「意味のない」ものになってしまい、国会での議論の土台が成り立たなくなります。
■開き直りは許されない!ヤジは野党の追及に追い詰められた首相のいらだちの反映
そもそも国会には、立法機能とともに、政府の行為をチェックする「行政監視機能」としての重要な役割があります。行政が公平・公正に運営されているかどうかをチェックするのは国会の不可欠の使命です。憲法は、国会について「国政に関する調査を行ひ、これに関して、証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる」(62条)と定めています。
「桜」疑惑は、首相が自らの後援会員を税金で飲み食いさせた公職選挙法違反がとりざたされています。招待者名簿の廃棄などは、首相の疑惑を隠すために行政府が法律をねじまげた疑いが濃厚です。行政運営の根幹に関わる大問題です。野党が、行政を私物化しモラル崩壊を引き起こしている安倍政権を厳しく批判し、追及するのは、国会本来の役割に基づくものです。問題なのは、国会に必要な資料を出さず、「行政監視機能」を妨害している政府・与党の姿勢です。棚橋予算委員長による与党寄りの一方的な委員会運営も問われます。
「桜」疑惑で、首相は地元後援会員招待について「幅広く募ったが募集していない」などと支離滅裂の答弁を繰り返しています。名簿廃棄をめぐる北村誠吾・公文書管理担当相の迷走答弁も、首相の答弁に合わせて無理な説明を重ねた結果です。今回のヤジは、野党の追及に追い詰められた首相のいらだちの反映です。首相はもう開き直りはやめるべきです。
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
投稿者からのひと言/ヤジの低劣さ・安倍首相の度量のなさは参考ページ(既投稿・下記リンク)で述べたので、今回はそこには触れない。安倍首相の、政治戦略のなさを感じる。首相の究極の目標は、「九条改憲」だろう。改憲などして欲しくはないが、改憲をしたければヤジなど飛ばさずに粛々と進めることが得策。「モリカケ」 「桜疑惑」でも初期の段階で、真相を明らかにし詫びればこれほど大きく広がらなかった。自分のメンツにこだわったり、感情をコントロールできない未熟者ゆえに、野党を怒らせていたずらに時間が経過する。こういう人間に言う言葉は、「自業自得」 「身から出た錆」。改憲できずにご苦労様でした、時間切れです。あなたが唯一やれることは、「退陣」のみ。
安倍首相自らのヤジ・不規則発言は今年だけで26回、人間の器がちいせー